太陽光発電を導入したいけど、ぼったくられることがあるって本当!?
こんな不安を少しでも解消できるよう「本当にあった太陽光発電のぼったくり事例」をご紹介します。
私は仕事の関係上いろんな太陽光発電設備と関わることがあるのですが、
「えっ!!?なんでこんな設備にしたの?絶対損してるよ」
という設備が数多く存在します。
この記事では、
「太陽光発電ぼったくり事例」と「ぼったくりに合わないための方法」
をご紹介しています。
太陽光発電の導入を検討している方は是非参考にしてみてください。
目次
太陽光発電導入のぼったくり事例
本当に存在する太陽光発電のぼったくり事例をご紹介します。
もしかすると、ぼったくられていることに気づかずに太陽光発電を使っている方がいらっしゃるかもしれません。
既に太陽光発電を導入されている方は自分の設備に当てはまっていないか比べながら参考にしてください。
完全自家消費型蓄電機能なしの太陽光発電
発電容量が15kW、売電機能なし、蓄電機能なしの太陽光発電
ぼったくり内容:
発電能力が高すぎて安全装置が常に動作し発電が強制的にストップしている
自家消費型太陽光発電は、
発電した電気を電力会社に売電せず全て自家消費するタイプの太陽光発電
です。
自家消費型で蓄電機能がない場合、
使用電力よりも大きい電力を発電すると発電をストップさせる安全装置が備わっている
ことがほとんど。
自家消費型は以下のように運用されます。
40Aの電気を使用中に20A分の発電をして、20A分(40Aー20A)の電気代しか発生しない。
「蓄電設備がないので導入費用が安い」「天気の良い日は確実に節電できる」というメリットがあります。
ぼったくりに合った太陽光発設備は、
普通に電気を使用すると約30Aしか使っていないのに発電量は約75A。
晴れの日は常に安全装置が働いていて、まともに発電できるのは曇りの日だけ。
といった状況です。
担当の方にお話をしてみると、
「たまに発電しているみたいだし数年様子を見てみないと判断できない」
とおっしゃてました。
完全にぼったくられてるのに大人の対応
設置業者からは「天候によって発電能力に違いが出る!」と説明を受けていたようですがひどすぎます。
4人家族なのに施設級大容量太陽光発電
発電容量が16kWh、売電機能なし、蓄電機能有りの太陽光発電
ぼったくり内容:
オール電化でもないのに設備容量が16kWh。常に蓄電池の充電が90%~100%を維持
一般住宅への普及が増えているタイプの太陽光発電システムで、
発電した電気を売電をせず蓄電池に貯めて夜間にも自家消費する
という使い方をします。
蓄電池付の太陽光発電システムは夜間でも発電した電気を自由に使えるので、これからどんどん普及していくと思われます。
今回見せてもらったご自宅の場合、
設備容量が大きいので導入費用がかなり高額だったに違いない!ぼったくられているなぁ
と個人的に感じます。
モニタリングをしたわけではないので断言することはできませんが、
オール電化でもない節電にも気を配っている家庭に設備容量16kWhは大きすぎ。晴れの日が続くと蓄電池容量が常に100%となり発電がストップしている
と推測できます。
家主は、「曇りの日が続いても発電した電気だけで生活できるので電気代がほとんどかからない!」と自慢げに話してくれましたが、
30年以上かかっても導入費用の回収はできないのでは?
と思ってしまいます。
ぼったくられてるかもしれない!なんて家主には言えません。
生活スタイルに合わない太陽光発電
発電容量が2kW、売電機能なし、蓄電機能なしの太陽光発電
ぼったくり内容:
在宅ワークが増えたので「日中は太陽光発電の電気を使って夜は単価が安くなる電力会社の電気を使う」はずだった。なのに、在宅ワークが減り日中家に誰もいなくなることが増えて発電した電気が無駄になっている。
「ぼったくり事例」ではなく「計画性が甘い事例」では。。。
導入当時、業者さんから受けた説明の概要がこちら
導入当時業者さんからソーラパネルの導入だけなら〇〇万円でできるしすぐに契約してくれるなら更に割り引ける。蓄電池も合わせると金額が倍以上になってパネルの割引ができなくなる。家主さんの生活スタイルならソーラーパネルだけの導入が絶対におすすめだし予想よりも早めに元が取れると思う。
「契約を急がせる」「割引ができる」と説明してくる業者はぼったくりの可能性があるので注意が必要です。
この事例の場合、100%ぼったくりというわけではありません。
在宅ワークがずっと続けば間違いなくお得な設備投資になっていたし、休日や日中家にいるときは発電した電気を使って節電できています。
ですが、
太陽光発電の専門家である業者さんが在宅ワークがなくなった場合のリスクを考慮していないのはどうなのかなぁ
と個人的に感じてしまいます。
ぼったくられない太陽光発電を導入するには
- 太陽光発電について最低限の知識を身に付ける
- 太陽光発電を導入してどの程度節電したいのか明確にする
- 数年先を見越して太陽光発電システムを検討する
上記の項目をしっかり理解した上で業者さんと打ち合わせすれば、
ぼったくられる確率をグッと下げることができます。
太陽光発電について最低限の知識を身に付ける
最低限の知識として
「自家消費」「売電」「ソーラーパネルの発電容量」「蓄電池の容量」
の内容を理解しておくといいでしょう。
自宅に太陽光発電を導入しようと業者さんと打ち合わせを行った時
「自家消費型の太陽光発電で1日に使用する電力量を蓄電できるスペックの蓄電池を採用。費用をなるべく抑えたいから過剰な容量にしないでほしい。」
と伝えると、最初に提示された見積金額の3分の2の見積金額になりました。
変更内容がこちら
- ソーラーパネルの枚数が16枚 → 12枚
- 蓄電池容量12kWh → 9kWh
業者さんは屋根面積と毎月の使用電力量から余裕を持った設備の提案をしてくれますが、
こちらの構想を伝えるとしっかりと変更してくれます。
規模を一回り小さくすると大幅にコストを下げることが可能
最低限の知識を抑えておけば業者さんとの打ち合わせもスムーズに進むし、意見の食い違い防止にも繋がります。
太陽光発電を導入してどの程度節電したいのか明確にする
太陽光発電を導入してどの程度節電したいのか明確なビジョンを持つことはとても重要です。
- 電力会社を解約してオフグリット生活をするのか
- 2日から3日間の停電に耐えられる設備にするのか
- 売電して利益を得たいのか
目的によって設備内容が大きく変わります。
明確なビジョンを持たずに業者さんに丸投げしてしまうと、
想像と違った!ぼったくりだぁー
となりかねません。
数年先を見越して太陽光発電システムを検討する
数年先どのような生活スタイルなのかを想像してどんな太陽光発電システムにすればいいのか検討してみてください。
例えば、
現在夫婦2人、子ども2人の4人家族。
毎月2万円も請求される電気代を0円にするくらいの太陽光発電を導入したとして、
2年後子どもたちが独立!3年後旦那さんが単身赴任!となった場合、過剰スペックの太陽光発電になってしまいます。
導入費用を回収するのは難しい
個人的には、
毎月数千円の電気代を削減できるスペックで、25年後くらいには確実に導入費用の元をとれる
イメージの太陽光発電がおすすめです。
生活スタイルが変化しても無駄になる可能性が低い
太陽光発電を導入するなら絶対に相見積もり
太陽光発電を導入するなら複数業者から見積をもらう「相見積」が絶対におすすめです。
てか必須です!!
太陽光発電のような専門性の高い設備投資は金額がいくらになるか想像がつきませんよね。
1つの業者だけで打ち合わせを進めてしまうとぼったくられても気づくことができません。
私は電気設備を検査する仕事をしていますが、太陽光発電の導入費用がどれくらいかかるのか見当もつきません。
太陽光発電は電気工事の世界の中でも専門性が高い
知識が乏しい状態にも関わらず自宅に太陽光発電を導入したい思いが強すぎて、
「タイナビ」という太陽光発電無料見積比較サイト
を利用してみました。
複数の業者さんから見積や資料をゲットできる
私は3つの業者さんから見積を提出してもらったのですが、内容は似たような感じでした。
また、「タイナビ」では評判の悪い業者を排除する仕組みになっているのでぼったくり業者を紹介される可能性が0。
評判の悪い業者は登録から抹消されて評判の良い業者さんしか「タイナビ」に登録されていないので安心です。
実際に3つの業者さんとメールや電話で打ち合わせしましたが、
対応がよく親切に内容を説明してくれました。
関連記事「タイナビを利用してみたリアルな感想」ではもっと詳しいレビューを紹介しているので是非参考にしてみてください。
【タイナビで太陽光発電の見積もりを依頼してみた】リアルな見積金額と感想をご紹介
太陽光発電の導入では、
1つの業者だけで話を進めない!凄い金額の割引には注意する!
が鉄則です。
頂いた見積を分析した結果、
費用のほとんどが材料費なので割り引ける要素がない!
ことが判明。
割引できるとしたら「型落ちの材料が使われる」「スペックの低い材料が使われる」可能性が高いので注意。
相見積もりであれば、
「〇〇業者さんのこの材料の価格って適正ですか?」
と教えてもらえば一発でぼったくりを予防することができます。
太陽光発電を導入するなら「タイナビ」を使って無料見積をゲットしちゃいましょう。
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