「Looopでんき」と太陽光発電を組み合わせるとどれくらい電気代が安くなるの?
我が家にある自作太陽光発電を使ってLooopでんきでどれくらい電気代を抑えられるのかを検証してみました。
結論から先にご紹介すると、
2024年5月分の請求金額はたったの2,894円
私(35歳)、妻(35歳)、娘(6歳)、息子(4歳)の4人家族でこの金額は安すぎる
実践したことは、
料金単価が高い時間帯に発電した電気を使って普通に生活する
だけです。
「テレビを見る時間を短くする」「照明を点けないために早く寝る」などの節電対策は一切行っていません。
この記事ではLooopでんきの上手な利用方法と自作太陽光発電の使い方をご紹介しています。
電気代が高くて困っている! 電気代を安く抑えたい!という方は是非参考にしてみてください。
目次
「Looopでんき」と「自作太陽光発電」の上手な使い方
「Looopでんき」と「太陽光発電」を組み合わせてお得に電気を使う方法が、
電気料金の単価が安い時間帯には「Looopでんき」を使い太陽光発電は充電に専念、電気料金の単価が安い時間帯には発電した電気を消費する
です。
「Looopでんき」と「自作太陽光発電」の切替は電源切替器で簡単に操作できます。
こんな感じ
電源切替器付分電盤を取付けると、
蓄電池ではなくポータブル電源で照明やコンセントを稼働させる
こともできるようになります。
ポータブル電源を年に1度のキャンプでしか使っていない!
こんな使い方は凄くもったいないのでポータブル電源を倉庫に眠らせている方は電源切替器付分電盤の導入を検討してみてください。
関連記事「ポータブル電源を家に給電する方法」では電源切替器付分電盤導入のメリットや注意事項が紹介されています。
ポータブル電源を家に給電する方法とは?【電源切替器付分電盤で実現可能】
Looopでんきの特徴
Looopでんきの特徴がこちら
- 基本料金・燃料費調整額がずっと0円
- 料金単価が30分毎に変動
- いつ解約しても解約金0円
これらの特徴が、
メリットとなるかデメリットなるかは生活スタイルによって異なる
ので注意が必要です。
Looopでんきに切替えれば誰もが100%安くなるわけではない!!
ですが、
太陽光発電と組み合わせることができれば確実に電気代を抑える
ことが可能です。
「太陽光発電をどのように活用すればいいのか」を含めて詳しくご紹介していきます。
基本料金・燃料費調整額が0円
基本料金が0円なので、
「旅行や出張で家の電気を全然使っていないのに電気代が高い!」
このようなストレスがなくなります。
消費した分だけの電気代が請求されるというイメージです。
電気を使っていないのに基本料金を請求されるのは面白くない
料金単価が30分毎に変動
Looopでんきは30分毎に料金単価が変動する料金プランです。
変動のイメージとしては
「全国的に電気の消費量が少ない時間帯」、「Looopでんきが運営している太陽光発電の発電量が大きい」
このようなタイミングで単価が安くなります。
グラフで確認するとこんな感じ
上図は「でんき予報」のグラフでLooopでんきと契約していない方でも閲覧できます。
8時から15時まで単価が安く、15時から翌日8時まで単価が高い
という内容。
曇りの日でも同じような形のグラフになる
日中に太陽光発電で蓄電し、朝方と夜間の単価が高い時間帯に蓄電した電気を消費する
このように発電した電気を利用すれば確実に電気代を抑えることができます。
単価変動の特徴を最大限利用した方法で節電効果はめちゃくちゃ高い。
既に太陽光発電を導入している方はLooopでんきへの切替が絶対におすすめなので検討してみてください。
⇒ ⇒ ⇒ 【Looopでんき】30分ごとに電源料金単価が変わる!
Looopでんきに切替えるとき感じた注意点が、
「電源単価」と「請求単価」を間違って考えてしまう
ことです。
PCサイトの「でんき予報」の抜粋がこちら
0:00~0:29の料金単価は13.52円/kWhとなっています。
「夜中なのに単価が安い!!」と思うかもしれませんがそうではありません。
「13.52円/kWh」 × 「電力使用量」 ではなく
正しくは
「 (13.52円/kWh + 15.87円/kWh) 」 × 「電力使用量」
です。
15.87円/kWhは北海道電力管内の固定料金単価
0:00~0:29で電気を消費すれば料金単価は29.39円/kWhで計算されます。
「お住いの地域の固定料金単価」を含めるか含めないか
で考え方が大きく変わるので注意してください。
「地域の固定料金単価」はPCサイトで調べることができます。
「でんき予報」はPCサイトよりもアプリの方が見やすいので先にインストールしておきましょう。
アプリを開いた時点で1日の料金単価の推移を確認することができ、簡単に「電源単価」と「請求単価」の切替が可能。
こんな感じ
「0.59円」と「20.35円」では全然違いますよね!!
注目すべきは「請求単価」であることを覚えておいてください!!
Looopアプリは契約をしていない方でもいろんな情報を閲覧できるので興味のある方はインストールしてみてはいかがでしょうか。
自作太陽光発電の特徴
自作太陽光発電の特徴がこちら
- 導入費用が安い
- 発電量を調整できる
- 部分的な改修や修繕が可能
- 発電する電気はメーカーが導入する設備と全く同じ
業者の施工費用に比べて約1/6の費用で導入できた
ソーラーパネル
蓄電池・インバータ・チャージコントローラー
電源切替器付分電盤
分電盤の設置と壁内配線は電気工事屋さんに依頼し、他の設備は全て自分で設置。
1日に発電できる電気量のイメージがこちら
1日の発電量100Ah
100Ah × 12V = 1200Wh
1Kwhあたりの電気料金単価を30円と仮定すると、30円 × 1.2kWh = 36円
1日で36円分。1年で13,140円分の電気を発電できる
自作太陽光発電を導入した率直な感想がこちら
とにかく設置費用が安い!必要な設備を配線するだけで導入できるので作業自体は割と簡単。
難しいのは「どれくらい発電してどれくらい電気を消費したいのか考えて見合った設備を用意する」こと
関連記事「自作太陽光発電の作り方」では自作太陽光発電の導入方法が詳しく紹介されています。
【太陽光発電を自作してみた】機器同士の配線方法を図や写真を使って解説
DIYが好きで太陽光発電に興味がある!という方は是非参考にしてみてください。
「Looopでんき」と「自作太陽光発電」の組み合わせは最強
電気代をなんとしても安く抑えたいなら
「Looopでんき」と「太陽光発電」の組み合わせは最強
です。
なぜなら
電気代が高い時間帯の消費電力をカットできるので工夫と努力次第で大幅な節電ができるから
我が家の電気の使い方がこちら
Looopでんきの「でんき予報」を確認して
「発電した電気を使うタイミング」「消費電力の大きい家電を使うタイミング」などをザックリ計画
しながら電気を使っています。
快晴の昼頃に単価が安くなることが多いので「発電」「充電」を集中的に行う
ですが、
曇りの日が続けば発電が追い付かず計画通りの消費ができなくなります。
冬は日照時間が短くなるのでかなり厳しい
対策として太陽光発電設備の規模をもっと拡大し、
冬期間でも料金単価が最低価格の時だけ電気を消費して電気代を1,000円以下に抑えたい
と計画中です。
「Looopでんき」と「自作太陽光発電」の組み合わせは
工夫と生活スタイルの改善、設備投資
によって電気代を大幅に抑えることができます。
「コツコツ節電するのが好き」「単価変動に生活を合わせるのが好き」な私にピッタリ
電気代の値上げは自分で対策する時代
物価高騰、増税によって、これからどんどん電気代が上がっていくと予想されます。
電気代が上がっても仕方なく支払っている!という方が多いのではないでしょうか。
電気を使わずに生きていくなんてことは不可能ですよね。。。
ですが、
なんの対策もせず請求される電気代を支払い続けていたら生活が苦しくなるばかりで改善されません。
「なるべくテレビを見ない」「早く寝て照明を消す」みたいな対策はハッキリ言って無意味。
節電効果は1ヶ月あたり数円程度
請求される電気代を半分にしたい!月額数千円単位で電気代を下げたい!
このように本気で考えている方は「Looopでんき」と「自作太陽光発電」の導入を検討してみてください。
ガッツリ節電するならこの方法しかないと思います。