【太陽光発電を自作する方法】「ケーブル太さ」の決め方を図を使って解説

 

ケーブルの太さってどうやって決めればいいの?

 

こんな問題を解決します。

 

結論から先に紹介すると

負荷電流値が許容電流値を超えないようにケーブルの太さを選定する

です。

 

言葉の説明だけではイメージしにくい

このように感じる方が多いのではないでしょうか。

 

この記事では写真や図を使ってケーブルの太さ選定方法を解説しています。

  • ソーラーパネルとチャージコントローラーを接続するケーブルは何を選べばいいの?
  • 消費電力の大きい家電をインバーターに接続したいけどケーブルの太さはどうすればいいの?
  • 直流電流用のケーブルってあるの?

 

わからないことだらけでしたが自作太陽光発電の導入をきっかけにしっかり勉強しました。

 

電気DIYをよく行っている!ケーブルの太さ選定方法をちゃんと把握したい!

という方はこの記事の内容を参考にしてみてください。

 

ケーブルの太さ選定方法

 

先ほども紹介していますがケーブルの太さは、

負荷電流値が許容電流値を超えないようにケーブルの太さを選定

します。

 

許容電流とは

ケーブルの線種によって決められている値で「これ以上電流を流すと発熱して危ないですよー!」

という限界値のこと。

 

CVケーブル(2芯)の許容電流がこちら

太さ(mm)電流値(A)
228
3.539
5.552
865
1491
22120
38170

 

太くなればなるほど流せる電流値が大きくなることがわかります。

ネットで「ケーブル許容電流」と検索するとIV、KIV、VVFなどいろんなケーブルの許容電流を調べることが可能なので是非やってみてください。

 

サンプル事例1 コンセントでドライヤーを使用するときのケーブルの太さ

 

コンセントでドライヤーを使用するとき、

コンセントに配線するケーブルの太さの選定方法

をご紹介します。

 

一般的なドライヤーの消費電力は最大1400Wなので発生する負荷電流は

1400w÷100V=14A

 

上記CVケーブル(2芯)の許容電流で考えたとき、

太さ2mmの許容電流は28Aなので採用可能

となります。

 

太さ2mmのCVケーブル(2芯)だとドライヤーを2台同時に使ってやっと限界値に達する

というイメージですね。

 

ちなみに、

 

コンセントに配線するケーブルは「より線」ではなくVVFケーブルのような「単線」が一般的です。

 

VVFの許容電流を調べてみてください

 

サンプル事例2 12V用バッテリーとインバーターを接続するケーブルの太さ

 

インバーターでドライヤーを使用するとき、

インバーターと12Vバッテリーに配線するケーブルの太さの選定方法

をご紹介します。

 

ドライヤーを使用したときにバッテリーとインバーター間のケーブルに発生する電流は

1400w÷12V=117A

 

ここで、

バッテリーとインバーターを接続するケーブルには直流の電流が流れるけど先ほどの交流と同じ考え方でいいの?

と疑問に感じたのでいろいろ勉強してみました。

 

結果は

許容電流に関する考え方は直流も交流も同じただし、電気設備基準規則「平行線での直流の伝送は禁止」というルールがあるので直流で使用するケーブルは1芯のものにしなければならない。

となります。

 

車のバッテリーは必ず+線と-線一本ずつ配線されてますよね。

 

太陽光発電に使用する12V用バッテリーとインバーターの接続も1芯のケーブルで配線してください。

 

バッテリーの配線には一般的にKIVケーブルが使われます。

KIVケーブルの許容電流がこちら

太さ(sq)許容電流(A)
1.2519
227
3.537
5.549
861
1488
22115
38162

 

インバーターでドライヤーを使用する場合、117Aの電流が発生するので

太さ38sqのケーブルが採用可能

となります。

 

ケーブルを細くする方法

 

ケーブル選定を行っていて

電流が大きすぎて太くなりすぎる!もっと細くしたい!

という問題に直面した方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

こんな問題を解決する方法が

高い電圧を使って電気を消費する

です。

 

例えば以下のようなイメージ

  • LED照明やエアコンのように100V用と200V用がある場合、200V用を採用する
  • バッテリーやインバーターのように12V用と24V用がある場合、24V用を採用する

 

高い電圧で電気を使うと負荷電流は半分になり、ケーブルを細くすることが可能です。

 

24V用バッテリーとインバーターを配線するケーブルを考えた場合、

1400w÷24V=59A

 

インバーターでコンセントを使っても負荷電流が59Aしか流れないので

KIVケーブルの太さを8sqまで細くできます。

 

38sqと8sqとでは使いやすさに雲泥の差があります

 

ケーブルの太さ選定が苦手な方必見の「自作太陽光発電導入マニュアル」

  • 自分で太陽光発電を導入したい!
  • バッテリーとインバーターを組み合わせて簡易ポータブル電源を作りたい!
  • ガレージに照明やコンセントをDIYしたい!

 

このようなときケーブルの太さが適切かどうか不安に感じることはありませんか?

 

電気工事士の資格はあるけど不安。。。

 

こんな不安を解消するためにエクセルで「自作太陽光発電導入マニュアル」を作成しました。

 

設定されている機能がこちら

  • 機器とケーブルの整合性がとれていない場合、警告コメントを表示
  • 発電出力と機器の整合性がとれていない場合、警告コメントを表示
  • 自作太陽光発電に必要な機器の品名とリンク
  • 自作太陽光発電の配線図

 

「自作太陽光発電導入マニュアル」を使っている様子がこちら

 

必要事項を入力し「ケーブル診断」ボタンを押下すると、

ケーブルの太さに問題があれば警告コメントが表示、問題がなければ適正コメントが表示

されます。

 

自動判定してくれるのは心強い

 

下記のサイトでは「自作太陽光発電導入マニュアル」をダウンロードしてお使いいただくことが可能です。

自作太陽光発電の導入に必要な情報が詰まっているので気になる方は是非参考にしてみてください。

 

⇒ ⇒ ⇒ 「自作太陽光発電導入マニュアル」のダウンロードはこちら

 

太陽光発電システムを導入するには

 

太陽光発電システムを導入するには、

自作する方法」と「業者に依頼する方法

があります。

 

太陽光発電導入費用を抑えつつ自分でやってみたい!という方は「自作する方法」、

発電効率が高くて電気代がほとんどかからない太陽光発電を導入したい!という方は「業者に依頼する方法

がおすすめです。

 

関連記事「太陽光発電の自作する方法」では自作太陽光発電の導入手順が紹介されています。

 

【太陽光発電を自分で後付けしてみた】必要な機器や導入方法をご紹介

 

太陽光発電を自作することは十分可能です。

私は自作太陽光発電を導入することで月額1400円程度の節電に成功しています。

 

苦労して導入した設備で発電できたときの達成感はハンパない

 

関連記事「タイナビを利用してみた感想」では太陽光発電見積比較サイトを利用した感想とリアルな見積金額をご紹介しています。

 

【タイナビで太陽光発電の見積もりを依頼してみた】リアルな見積金額と感想をご紹介

 

自作太陽光発電を導入できたものの業者に依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのだろう?

と気になりすぎて利用してみました。

 

結果は、

見積費用が高額すぎて業者への依頼は断念。だけど、業者さんの対応が神対応すぎたので資金が貯まったらまた利用したい!

です。

 

100万くらいで導入したいのですが。。。

 

テンションを下げてしまうかもしれませんが最低240万円は必要です。キャンペーンやシミュレーションを提示致しますので内容だけでも確認してみてください。

 

「きっと契約できないだろうな。。」と感じていたと思いますが最後まで誠実な対応をして頂きました。

 

お断りをした時もしつこい営業をかけてくることは一切なし。

 

「資金が貯まったら再度検討してみてください」って感じでした。

太陽光発電を導入してみたい!と考えている方は「タイナビ」の無料見積依頼がおすすめです。

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