チャージコントローラーってどれがおすすめなの?
チャージコントローラーの購入を考えている方のために、RENOGYのMPPTチャージコントローラーを使ってみた感想を詳しくご紹介します。
チャージコントローラーは太陽光発電システムの頭脳的な役割を果たす重要な設備です。
チャージコントローラーによって発電効率が悪くなったり、発電した電気を効率的に使えなくなったりする可能性があります。
チャージコントローラーの選定はめちゃくちゃ重要です
これから太陽光発電システムを導入しようと考えている方は是非この記事を参考にしてみてください。
目次
RENOGYのチャージコントローラーを使ってみた感想
私が現在使っているRENOGYのチャージコントローラーはこちら
RENOGYのチャージコントローラーのおかげで、「今どれだけ発電しているのか?」「バッテリー容量はどれくらい残っているのか?」を一目で確認することができます。
発電した電気を数値で確認できるので楽しい
チャージコントローラーは太陽光発電システムに欠かせない頭脳的な設備なので失敗したくない。
でも、どのメーカーがいいのか!容量はどの程度のものがいいのか!選ぶのがめちゃくちゃ難しい。。
購入するときめちゃくちゃ悩みました。。
チャージコントローラー選びで迷っている方のために、RENOGYのチャージコントローラーを使ってみた感想を詳しくご紹介しています。
是非参考にしてみてください。
効率的にバッテリーを充電できる
RENOGYのMPPTチャージコントローラーは、
考えていたより効率的に電気を充電してくれる
です。
日光が出たり陰ったりするのと同時に表示されている電流値が変動するので、最も効率的な発電をしていると実感できます。
雨や曇りの日でも、ある程度の明るさがあれば発電してくれるのでバッテリー切れになることがほとんどありません。
過放電したバッテリーを充電できる
バッテリーの種類にもよりますが、RENOGYのチャージコントローラーは過放電したバッテリーを充電する機能が備わっています。
私が太陽光発電システム用のバッテリーとして使っているのがAmpereTimeのLiFePO4バッテリー です。
夜中バッテリーの電気を使いっぱなしにしてしまったとき、バッテリーが過放電になったことがあります。
アンペアタイムのバッテリーは完全な過放電を防ぐために、バッテリー電圧が基準を下回ると出力を停止する機能が付いてる。
この機能のおかげでバッテリーが故障する事象には至りませんでした。
ですが、
過放電となったバッテリーは太陽光発電システムでは充電できない!専用の充電器を使わなければ元に戻らない。という場合があるようです。
過放電させてしまったとき、天気が良い日でもパネルからバッテリーへの電流値が常に「0」と表示される状態になりました。
「これは専用の充電器がないとダメだ。。」と諦めかけたのですが、
チャージコントローラーの充電モードを「USE」から「Li」に変更すると過放電したバッテリーへの充電が再開
発電した電気を使わずにソーラーパネルからの充電を続けた結果、バッテリーを過放電から復帰させることができました。
アンペアタイムのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーとRENOGYのMPPTチャージコントローラーの組み合わせの場合、専用のバッテリー充電器は必要ないと判明しました。
実際に私は専用のバッテリー充電器を購入せずに、太陽光発電システムを稼働し続けています。
専用のバッテリー充電器って結構高額なんですよね。。
RENOGYのMPPTチャージコントローラーは、発電効率ヨシ!コスパヨシ!使いやすさヨシ!
毎月1,000円以上の節電だって夢ではありません。
発電量を数値で確認できる
表示画面を切り替えることで発電量を簡単に確認することができます。
発電量を数値で確認できるのはありがたい
下の写真はソーラーパネルからバッテリに充電している電流値の表示画面です。
天気の良い日でRENOGY 175W フレキシブルソーラーパネル 12V 1枚で約7A~8Aの電気を発電することができます。
太陽光発電システムを導入したての頃は、ちゃんと発電できているのか気になって仕方がありませんでした。
- 効率的に発電できているのか
- 発電した電気を効率的に使えているのか
- ソーラーパネルを増設すべきなのか
発電量を確認することでこのような疑問を解決することができます。
現在、フレキシブルソーラーパネル1枚のみで発電しているのですが、1日の発電量は約50Ahです。
太陽の向きによってパネルを移動させれば80Ahまで発電することが可能
延長コードを駆使していろんな家電を使っていて、1日の使用電力は約「40Ah」。
ソーラーパネル1枚でも発電量の方が使用電力量よりも上回っているという状況です。
現状ならソーラーパネルの増設はしなくていいかなぁ。。。
RENOGYのMPPTチャージコントローラーは発電状況を細かく数値化することができるので、
効率よく発電できているのか?バッテリやソーラーパネルを増設すべきなのか?
を正確に考えることができます。
チャージコントローラーでMPPTとPWMはどちらがおすすめ?
チャージコントローラーには大きく分けて、MPPT方式とPWM方式の2種類あります。
MPPT方式とPWM方式の違いを簡単に説明するとこんな感じ
・MPPT方式は、最大電力点追従制御方式と呼ばれソーラーパネルで発電した電力を効率よく取り出すことができる。
・PWM方式は、パルス幅変調制御方式と呼ばれソーラーパネルで発電した電力を取り出すことはできるけどMPPT方式に比べて発電効率は悪くなる。
性能で選ぶならMPPT方式、価格で選ぶならPWMというイメージ
私が利用してるMPPTチャージコントローラーは日光が出たり、陰ったりすると電力が頻繁に変動します。
常に最大電力を取り出せている証拠です。
何十年も太陽光発電を利用するならば常に効率よく電気を発電できるMPPT方式がいいと思います。
MPPTチャージコントローラーとPWMチャージコントローラーの差額なんて簡単に改修することができるはずです。
チャージコントローラーの容量選定で迷ったときは?
私の個人的な考えとしては、
節電のための太陽光発電システムなら40A用のチャージコントローラーを採用
発電した電気を売電するなら60A用のチャージコントローラーを採用
です。
容量は大きい方がいいのでは?と考える方もいらっしゃいますが、太陽光発電システムを導入する目的に合った容量を選定することが大切だと考えています。
チャージコントローラーを大容量にすると、「値段が上がる」「本体が大きくなる」というデメリットがあります。
60Aクラスの大容量チャージコントローラーが絶対に必要なんだ!という明確な目標がない方は、とりあえず容量が大きい方にしようといった安易な考え方はやめておきましょう。
日常生活で消費する電気の一部を太陽光発電で賄いたい!という理由の場合、チャージコントローラーの容量は40Aで十分です。
天気がよく一日中発電できることを想定すると、
40A×6時間=240Ah
となります。
240Ahあれば、夕方から就寝するまでに消費する電気量を賄うことが可能です。
60Aのチャージコントローラーを採用しなかった理由
- 60Aの発電をするには10枚以上のソーラーパネルが必要になり、設置するためのスペースが必要になる
- ソーラーパネルからチャージコントローラーを配線するケーブルが太くなる
- 60Aという大電流を扱うのは漏電や感電の観点からとても危険
これらの理由から、自作の太陽光発電システムには40Aのチャージコントローラーがぴったりという結論にいたりました。
チャージコントローラー選びは、「発電した電気はどのように使うのか」「必要な電気は何Ahなのか」をしっかり明確にしてから慎重に行ってください。
チャージコントローラーの容量選定に迷っている方は参考にしてみてください。
RENOGYのチャージコントローラーで使えるバッテリーは?
RENOGYのMPPTチャージコントローラーに付属してある説明書には、
「アルカリバッテリー」「リチウムイオンバッテリー」「鉛バッテリー」での充電パラメータが記載されていて、いろんな種類のバッテリーに使えることがわかります。
ですが、
〇〇メーカーの〇〇バッテリーとの相性は良いのか?
という点が気になりますよね。
私が明確にご紹介できるのは実際に利用している、
AmpereTimeのLiFePO4バッテリーです。
太陽光発電システムにピッタリのバッテリーで、発熱しにくく長寿命という特徴があります。
太陽光発電システム用のバッテリー選びで困っているという方は、アンペアタイムのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを参考にしてみてください。
今後もいろんな種類のバッテリーを購入して太陽光発電システムに導入しようと思っているので、
RENOGYのMPPTチャージコントローラーがとの相性がいいバッテリーのの情報を更新していこうと思います。
チャージコントローラーを効率よく使う方法
チャージコントローラーを効率よく使う方法は、
チャージコントローラーから直流の電気を出力して電気を使う
という方法です。
RENOGYのMPPTチャージコントローラーには3種類の端子があります。
- ソーラーパネルで発電した電気を入力する端子
- バッテリーに発電した電気を流す端子
- 直流の電気を出力する端子
3つ目の「直流の電気を出力する端子」を使えば、効率よく発電した電気を使うことが可能。
直流の電気を交流に変換すると、どうしても無駄な電気を消費(損失)してしまいます。
ですが、発電した直流の電気を交流に変換せず消費すれば交流に変換する際発生する損失がありません。
私は3つ目の端子にシガーソケット用の受口を接続して、ポータブル電源の充電行っています。
他にも、コンセントではなくUSB端子を使うことでも効率的に発電した電気を消費することが可能です。
直接USB端子を使用せずコンセントからUSB機器を使用するのはやめましょう。
効率的に発電できるRENOGYのチャージコントローラーを上手に利用すれば、月額2,000円以上節電することだって夢ではありません。
性能の良いチャージコントローラーを使ってたくさん節電を行いましょう。