ソーラーパネル175W1枚ってどれくらいの電気を発電できるの?
こんな疑問にお答えします。
結論を先に紹介すると、
ソーラーパネル175W1枚で1時間発電すると、10畳用の照明2灯を1時間使用できる
です。
ソーラーパネル1枚でリビング用の照明2灯を使用できるなんて凄すぎる!と感じますよね。
ただし、ソーラーパネルだけ準備しても照明を使うことができないんです。
この記事では、「フレキシブルソーラーパネルを使ってみた感想」に加えて「ソーラーパネルで発電した電気をどうやって使うのか」を詳しくご紹介します。
これから太陽光発電システムを導入して節電したい!と考えている方は是非参考にしてみてください。
目次
RENOGYソーラーパネル175wの発電量とは?
RENOGYのソーラーパネル175W1枚が1日で発電する電気量は約50AHから70AHです。
ただし、
一日中天気がよく日差しが10時間くらいパネルに当たっている
という条件での数値です。
曇りの日の発電量は20AHから40AH程度まで少なくなります。
70Ahがどれくらいの電気量なのかを想像するのって結構難しいですよね。
バッテリーやポータブル電源に記載されている容量を参考にするとイメージが湧きやすいので、私が使っているJVCのポータブル電源を例にして「70Ah」がどの程度の電気量なのかをご紹介していきます。
私が使っているポータブル電源はJVCケンウッド BN-RB37-CAです。
容量が104400mah/375whと表示されています。
JVCのポータブル電源を使えば上記のような家電を使うことができます。
このJVCのポータブル電源を充電するためには、ソーラーパネルで発電した電気のうち3.2Aを9.5時間かける必要があります。
3.2×9.5=30.4Ah
JVCポータブル電源を充電するには30.4Ahという電気が必要となり、30.4Ahという電気があればノートパソコンを5時間使用できることになる。
この数値は実測値なのでほぼ間違いない数値です。
30.4Ahという電気がどの程度の電気なのか想像できたところでRENOGYのソーラーパネル175W1枚が1日に発電する電気量である70Ahという電気を考えたとき、イメージしやすいのではないでしょうか。
70Ahという電気量をザックリ紹介するならこんな感じ
- JVCのBN-RB-37CAというポータブル電源を2回満充電できる
- ノートパソコンを12時間使用できる
- テレビを9時間使用できる
RENOGYのソーラーパネル175W1枚はJVCポータブル電源を1日で約2回満充電する電気量を発電する
ということになります。
ソーラーパネル1枚でこれだけの電気を発電できるって凄くないですか
太陽光発電システムとポータブル電源を上手に使えば、かなりの節電効果を得ることが可能です。
フレキシブルソーラーパネルの使い心地
フレキシブルソーラーパネルの使い心地は、
安定した発電が可能。軽量で持ち運びしやすい
です。
以下のような使い方をするならフレキシブルソーラーパネルがめちゃくちゃおすすめ。
- 太陽の向きによってパネルを移動させたい
- アウトドアなどの出先でもパネルを使いたい
- 吊り下げてパネルを設置したい
私は毎日太陽の位置によってパネルを移動させているのですが、フレキシブルソーラーパネルの特徴のおかげで全然苦になりません。
窓枠に吊り下げて発電する様子
この方法であれば、壁に穴を開けたり屋根に専用の取り付け金具を設置する必要がありません。
フレキシブルソーラーパネルであれば賃貸でも太陽光発電システムの導入が可能です。
発電した電気をコンセントで使える電気に変換する方法
ソーラーパネルで発電した電気は直流の電気なので、コンセントに流れている交流の電気とは異なります。
家電製品のほとんどは交流の電気。
ソーラーパネルで発電した直流の電気をコンセントで使える交流の電気に変換しなければ、使い勝手が悪く節電のために消費することができません。
直流の電気を交流の電気に変換するには下記の設備が必要になります。
- ソーラーパネル
- チャージコントローラー
- インバーター
- バッテリー
これらの設備を配線することで自作の太陽光発電システムを作り上げることができます。
設備を接続する配線図がこちら
実際に設備を配線している様子がこちら
ソーラーパネルは窓枠に吊り下げているので写真に写っていませんが、しっかりチャージコントローラーと繋がっています。
発電した電気を消費する方法
フレキシブルソーラーパネルで効率よく電気を発電できたとしても、発電した電気を効率的に消費することができなければ意味がなくなってしまいます。
私が思いついた電気を消費する方法がこちら
- 長い延長コードを使って電気を家電まで持っていく
- ポータブル電源を充電しその電気で家電を使う
- インバーターの電気を直接ブレーカーに配線する(電気工事士の資格が必要)
3つ目の項目については、電気工事士の資格が必要になるので注意してください。
インバーターの電気を直接ブレーカーに接続することで、発電した電気を常時消費することが可能になるのでメリットがかなり大きい。
電気工事屋さんに相談してみてください!
我が家は賃貸なので直接ブレーカにインバーターの電気を接続することはできません。
なので、延長コードを使っていろんな家電を使って発電した電気を消費しています。
- ドライヤー
- 洗濯機
- 掃除機の充電
- テレビ
これだけの家電を使うだけでも結構な節電効果があります
発電した電気をどれだけ効率よく消費することができるか!が節電のポイントになります。
ゆくゆくは直接ブレーカーにインバーターの電気を接続して発電した電気を消費する予定です。随時情報を更新していきますのでチェックしてください。
オフグリット生活に必要な発電量
オフグリット生活とは、電力会社から電気を購入することなく発電した電気だけで生活することを言います。
毎月電気代0円て凄すぎますよね。。
夢のようなオフグリット生活を送るならどれくらいの電気を発電しなければならないのか?
我が家の消費する電気量でざっくり計算を行ってみました。
太陽光発電システムに必要なバッテリーの大きさ、必要なソーラーパネルの枚数などがこちら
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの容量・・・400Ah
- MPPTチャージコントローラー・・・40A
- ソーラーパネル175W・・・4枚か5枚
- インバーターの容量・・・定格容量3000W
我が家の家族構成は4人。日中は家族全員が仕事や学校にいっているので電気を使うことがありません。
なので、
日中は発電したほとんどの電気をバッテリーに蓄電。夜間にバッテリーの電気を消費する
という使い方をしています。
余裕をもって電気を使うためには上記で紹介したくらい大きな容量の設備が必要になります。
全ての設備を買い揃えるには25万円~30万円くらい必要
金額が高すぎると考えるか、初期投資と考えるか、難しいところですよね。
私は電気代を気にすることなく自由に電気を使う生活を送りたいので太陽光発電システムの導入を選択しました。
資金に余裕のある方は自作太陽光発電システムの導入がめちゃくちゃおすすめです。