こんにちは。
電気大好き節電オタクのマメ父ちゃんです。
「インバーターって実際どうなの?本当に家の電気として使えるの?」と気になっている方、多いんじゃないかと思います。
インバーター選定で迷っている方のために、私の経験をご紹介します。
我が家ではDIYで導入した太陽光発電システムにLVYUAN(リョクエン)インバーター2500Wを組み込み、3年以上にわたって家電を稼働させています。

左側の黒色の装置がチャージコントローラー、右奥の黒色とオレンジ色の装置が蓄電池、青色の装置がインバーターです。
このインバーターで、冷蔵庫、ドライヤー、電子レンジ、エアコン、テレビなど、ありとあらゆる家電を動かしています。
試行錯誤の結果、インバーターに家電のコンセントを直接差し込むのではなく、インバーターの出力を分電盤に直接給電するという少し上級な使い方を実践中。
この記事では、LVYUAN(リョクエン)インバーターの使い心地をたっぷりお伝えします。
「太陽光で発電した電気を家全体で使いたい」「インバーターの選び方がわからない」という方に向けて、メリットもデメリットも包み隠さず書きましたので、ぜひ最後まで読んでいってください。
目次
そもそもインバーターって何をする機器なの?
インバーターの役割を理解することが、太陽光発電システムを使いこなす第一歩です。
太陽光発電や蓄電池が扱うのは「直流(DC)」という種類の電気ですが、家庭の家電が必要とするのは「交流(AC)」という種類の電気です。
コンセントから来る電気は100Vの交流ですが、バッテリーから出てくる電気はそのままでは家電に使えません。
インバーターは、その直流を交流に変換する変換器のことです。
なので、インバーターがなければ蓄電した電気で家電を使うことはできません。
太陽光発電システムと家電をつなぐ橋渡し役を担っている非常に重要な機器ということです。
「正弦波」と「疑似正弦波」の違いを知っておこう
インバーターを選ぶときに必ず目にするのが「正弦波」と「疑似正弦波(修正正弦波)」という言葉です。
結論からいうと、家電を安心して使いたいなら「正弦波インバーター」を選んでください。
正弦波インバーターが出力する電気は、電力会社が家庭に届けているコンセントの電気と同じ波形をしています。
一方の疑似正弦波は、波形がギザギザしており、精密な電子機器やモーターを使う家電(エアコン、冷蔵庫など)との相性が悪く、誤動作や故障の原因になることがあります。
LVYUAN(リョクエン)インバーターは正弦波タイプなので、この点はまったく心配いりません。
容量(W数)の選び方はどう考えればいい?
インバーターの容量選びで悩む方も多いので、ここを丁寧に説明します。
インバーターの容量(W数)は、「同時に使いたい家電の消費電力の合計」を超えないように選ぶ必要があります。
たとえば、ドライヤー(1200W)と電子レンジ(700W)を同時に使うと合計1900W。
これが2500Wのインバーターなら余裕で対応できますが、1500Wのインバーターでは容量オーバーで電源が落ちてしまいます。
私が容量2500Wモデルを選んだのも、大容量家電を複数同時に使いたかったからです。
スマホやノートパソコンの充電、テレビの稼働くらいであればコンパクトな500Wクラスで十分ですし、コストも設置スペースも抑えられます。
インバーターでどのような家電を同時に何台使用するのか、を事前にシュミレーションしておきましょう。
LVYUAN(リョクエン)インバーター2500Wを3年使ってわかったこと
さて、ここからがメインのレビューです。
私が使っているのはLiTime製12V200Ahリチウムバッテリーにレノジーのチャージコントローラー、そしてLVYUAN(リョクエン)2500Wインバータを接続した自作太陽光発電システムです。

これは、インバーターの出力を専用コンセント(電源切替器付分電盤への出力コンセント)に給電している様子です。
特殊な電気配線と電源コードを使って、分電盤とインバーターを接続しています。
ソーラーパネルで発電した電気を蓄電池に蓄え、インバーターを通して家電に届けるという構成で、3年以上稼働させてきました。
動かせた家電と動かせなかった家電
結論として、
LVYUAN(リョクエン)2500Wインバータでほとんどの家電を問題なく動かすことができる
です。
分電盤を通じて、冷蔵庫、ドライヤー、電子レンジ、100V用エアコン、テレビなど、普段の生活で使う家電はすべて問題なく稼働しました。
インバーターの電源を入れるだけで普通のコンセントと同じように使えるので、使い方に特別な知識は要りません。
しかし、すべての家電が動いたわけではありません。
ブラザーのプリンター「HL-L2330D」と、15年以上前の古いエアコンは、LVYUAN(リョクエン)2500Wインバータのでも動作しませんでした。
これは容量が足りないのではなく、その家電自体が起動時に非常に大きな瞬間電力(突入電流)を必要とするためと思われます。
実際に、ブラザーのプリンター「HL-L2330D」の消費電力を測定してみると、最大で500W程度しか消費されません。
LVYUAN(リョクエン)2500Wインバータで稼働させると、インバーターから異音が発生し5秒ほどで出力が停止。
詳しい原因はわかりませんが、古い家電や一部のレーザープリンターは、こうした特性を持っていることがあるので注意が必要です。
ファンの音と待機電力の実態
気になるのがインバーターの騒音です。
LVYUAN(リョクエン)2500Wは、消費電力が500Wを超えるとインバーター内蔵のファンが回り始め「ふぉーん」という音が発生します。
さらに1000Wを超えると回転が速くなり、音が「ブォーン」と大きくなります。
洗濯機や掃除機のような音ではありませんが、静かな環境では少し気になるかもしれません。
設置場所を工夫することが大切で、リビングではなく納戸や脱衣室など、生活空間から離れた場所に設置することがおすすめです。
また、インバーターの電源を入れると、家電を使っていなくても待機電力が発生し、じわじわとバッテリーの電気を消費します。
ただし、LVYUAN(リョクエン)2500Wの待機電力消費は非常に少ないので安心してください。
私は家電を使わない夜間でも電源をつけっぱなしにしていますが、蓄電池が放電することなく問題なく運用できています。
分電盤に給電できるのが最大の強み
LVYUAN(リョクエン)2500Wで家電を使うなら、電源切替器付分電盤とインバーターの接続は必須事項です。
これができることがどれほどすごいことか、少し説明させてください。
通常、インバーターを使うときは延長コードや専用の電源タップを介して個別の家電に繋がなければなりません。

これは、賃貸で太陽光発電システムを運用していた頃の写真です。
2階の仕事部屋にインバーターを設置し、延長コードを使って1階の家電を動かしていました。
延長コードをキレイに敷設すれば問題ありませんが、邪魔で仕方ありません。何よりも見た目が悪い。
しかし分電盤に直接接続できれば、家の既存のコンセントそのものがインバーター電源に切り替わります。
つまり、いつも使っているコンセントにそのまま家電を差すだけで、太陽光発電の電気で動かすことができるのです。
我が家では「商用電源」と「インバーター電源」をブレーカーで切り替えられる電源切替器付分電盤を導入しており、太陽光発電が十分にできている日中はインバーター電源に切り替え、夜間や曇りの日は商用電源に切り替えるという運用をしています。
切替の方法がこちら

3年以上この使い方を続けていますが、インバーターの品質が原因で家電に不具合が生じたことは一度もありません。
良質な正弦波電気が安定して出力されている証拠だと感じています。
こちらの記事では、『実際に電気工事屋さんに施工してもらった我が家の電気配線図』が掲載されています。
→ → → 「注文住宅でやっておくべき電気配線【ポータブル電源に切替可能】」記事はこちら
電源切替器付分電盤に興味のある方は是非参考にしてみてください。
LVYUAN(リョクエン)インバーターを使うときの注意点
良い点ばかりを書くのはレビューとして不誠実なので、注意すべき点もしっかりお伝えします。
実際に使っていて「ここは気をつけた方がいいな」と感じたことを正直に書きますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
消費電力の合計が2500Wを超えると停電する
これが最も重要な注意点です。
同時に使っている家電の消費電力の合計が2500Wを超えると、インバーターが保護機能を働かせて出力を停止します。
家全体が停電するのと同じ状態ということです。
電子レンジ(700W)を使いながらドライヤー(1200W)もかけて、さらにエアコン(600W)も稼働させると合計2500Wに達してしまう。
いろんな家電を同時に使いたい!という方にインバーター電源での生活は向きません。
「今どの家電を使っているか」を意識する習慣をつけることが大切です。
ワットモニターがあると消費電力をリアルタイムで確認できるので、導入することをおすすめします。

サイズが大きいので設置場所の確保が必要
2500Wという大容量モデルになると、本体サイズもそれなりに大きくなります。
設置前にしっかりとスペースを確保しておかないと、いざ届いたときに「置く場所がない」ということになりかねません。
製品のサイズをあらかじめ確認し、設置予定場所に収まるかどうかを事前にチェックしておきましょう。
配線の短絡(ショート)と定期的な清掃に注意
インバーターとバッテリーをつなぐ配線は剥き出しになっており、金属性のものが触れるとショート(短絡)が起きてしまいます。
ショートは機器の故障だけでなく、最悪の場合は発火のリスクもあるため、インバーターの周囲に金属製のものを置かないように注意が必要です。
また、ファンで外気を吸い込む構造上、フィン部分に埃が溜まりやすく、放置すると性能低下や故障につながる可能性があります。
1か月に1回程度でいいので、エアダスターで埃を吹き飛ばすメンテナンスを行いましょう。
手間はわずか数分ですが、機器を長持ちさせるためには欠かせないひと手間です。
ちなみに、我が家のインバーターは定期的なメンテナンスのおかげで3年以上1回も故障せずに稼働しています。
DIY自作太陽光発電システムをもっと深く知りたい方へ
ここまで読んでいただいた方の中には、「自分でもやってみたい!」という気持ちが湧いてきた方もいるのではないでしょうか。
我が家のDIY太陽光発電発電のスペックがこちら
- チャージコントローラー2500W・・・1台
- 蓄電池12V200Ah・・・1台
- チャージコントローラー40A・・・1台
- 蓄電池24V100Ah・・・1台
- ハイブリッドインバーター・・・1台
- ソーラパネル175W・・・3枚
- ソーラパネル220W・・・4枚
ソーラーパネル

12V太陽光発電システム

24V太陽光発電システム

この太陽光発電システムのおかげで、夏場の電気代はたったの1,000台。電気を多く使う冬季でも10,000万円を超えることはありません。
我が家は4人家族、太陽光発電システム導入前の電気代は15,000円~20,000円程度だったので、大幅に節電できていると実感してます。
自作太陽光発電システムを構築するには、ソーラーパネルの選び方、チャージコントローラーの接続方法、バッテリーの選定、分電盤への接続など、知っておくべきポイントがいくつかあり0からスタートするのは結構大変です。
私がこれまでの経験をギュッとまとめたKindle書籍【DIY自作太陽光発電システム】では、初心者の方でも一から取り組めるように、写真や図解を交えながらわかりやすく解説しています。
「失敗したくない」「どこから手をつければいいかわからない」という方は是非参考にしてみてください。
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まとめ
最後に、この記事の内容を簡単に整理します。
LVYUAN(リョクエン)インバーター2500Wは、
正弦波出力の安定した品質で、冷蔵庫・ドライヤー・電子レンジ・エアコン・テレビなどほぼすべての家電を問題なく動かすことが可能
です。
ただし、トナープリンターや古いエアコンは使用できないことがあるので注意が必要。
分電盤に直接給電することで、家中の既存コンセントをそのまま太陽光発電の電気で使えるようになるのが最大の魅力です。
3年以上使い続けて家電に不具合が生じたことは一度もなく、品質の高さは実証済みと感じています。
一方で、3つの注意すべき点もあります。
- 同時使用する家電の消費電力の合計が2500Wを超えるとインバーターが停止すること
- 大容量モデルゆえに設置スペースが必要なこと、ショートさせないよう配線周りの管理が必要なこと
- 定期的な清掃が欠かせないこと
これらを理解したうえで使えば、3年以上使い続けることができます。
自作太陽光発電システムの詳しい構築方法は、Kindle書籍【DIY自作太陽光発電システム】にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
