メーカーの異なるポータブル電源とソーラーパネルを接続しても充電はできるの?
こんな疑問を解決します。
本記事では愛用している
【レノジー】ソーラーパネルで【エコフロー】ポータブル電源が充電できるのかを検証した結果
をご紹介しています。
ソーラーパネルを購入したとき、
ポータブル電源との互換性が合わなければ無駄になってしまう。。。
という不安がありました。
互換性が合わないと効率的な充電ができず、最悪の場合機器の故障に繋がることもあるようです。
幸いにも、【レノジー】ソーラーパネルと【エコフロー】ポータブル電源の相性は抜群でしっかり充電ができています。
本記事の後半では、
ソーラーパネル購入のとき調べまくった情報を元に相性抜群のおすすめセット
を紹介していますので参考にしてみてください。
これを読めば、ポータブル電源とソーラーパネル選びに自信が持てるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
目次
ポータブル電源とソーラーパネルの互換性とは?基本知識を押さえよう
ポータブル電源とソーラーパネルの互換性は非常に重要です。
なぜなら、
互換性がないと効率よく充電できなかったり機器が故障してしまう
ことがあるからです。
例えばこんな感じ
- ソーラーパネルの出力が低いと充電に時間がかかる
- ソーラーパネルの出力電圧が高すぎると充電できない。もしくは壊れる
- ソーラーパネルの端子とポータブル電源の端子が合わない
互換性を確認することで、安心して使える機器の組み合わせを選ぶことができます。
互換性の確認ポイント
互換性を確認するために把握しておくべきポイントがこちら
- ソーラーパネルとポータブル電源のコネクタ形状
- ソーラーパネルの公称開放電圧 (Voc)
- ソーラーパネルの公称短絡電流 (Isc)
- ポータブル電源のDC入力電圧
- ポータブル電源のDC入力電流
これらのポイントを調べて、
ポータブル電源のDC入力値よりソーラーパネルの出力値が低くなるように選定
すれば「互換性の合う組み合わせ」になります。
特に、
ソーラーパネルのコネクタとポータブル電源の入力端子の種類が合っているか
は確実に確認しましょう。
充電コードが挿さらなければ何も始まりません
互換性が合わなければどうなる?
互換性が合わなければ、一体どのようなことが起こるのでしょう。
ネットで調べまくった結果、
全く充電されない、またはポータブル電源が故障する
ようです。
恐ろしくてこんな検証できませんよね。
ほとんどのポータブル電源には安全装置が内臓されていて、許容容量以上の電流が流れると充電が自動的にストップします。
ですが、どんな安全装置が内臓されているかまでは説明書を見ても確認することができません。
万が一、以下のような事象が発生する可能性も考えられます。
ソーラーパネルの出力電流を検出する安全装置の場合、高い電圧が出力されると破損する可能性がある
ソーラーパネルの出力電圧を検出する安全装置の場合、高い電流が出力されると破損する可能性がある
安全に充電したい場合、
ソーラーパネルの出力電圧と出力電流、両方の値がポータブル電源の許容容量よりも低いパネルの選定
が必須です。
ただし、
安全性を気にするあまり出力が低すぎるパネルにしてしまうと充電に時間がかかりすぎる
というデメリットが発生してしまうので慎重になりすぎるのもよくありません。
安全ではあるけど互換性が合っているとは言えません。
ソーラーパネルの出力とポータブル電源の容量の関係性
ソーラーパネルの出力とポータブル電源の容量は密接に関係しています。
ソーラーパネルの出力が高ければ短時間でポータブル電源を充電できますが、その分電源の容量が大きくないと無駄が生じてしまう。
具体的にはこんな感じ
出力容量100Wのソーラーパネルを使用する場合、バッテリー容量500Wh以上のポータブル電源を選ぶと効率がいい。
この場合、快晴で常に100Wで充電できれば5時間で充電が完了
容量と出力のバランスを取ることが、互換性がよく効率的なエネルギー管理につながります。
ポータブル電源とソーラーパネルの互換性をチェックする方法
ポイントさえ抑えておけば互換性を確認する方法は簡単です。
ここからは互換性をチェックする方法を具体的にご紹介していきます。
対応可能な電圧と電流の確認手順
ポータブル電源が対応できる電圧と電流かどうか確認する。
ポータブル電源の仕様書を確認し、ソーラーパネルの出力電圧、出力電流と整合性がとれているかを確認します。
例えばこんな感じ
DC入力最大電圧50V > 公称開放電圧 (Voc):23.9V
DC入力最大電流13A > 公称短絡電流 (Isc):9.5A
こうして、互換性を確保しましょう。
ポータブル電源の入力電圧値、入力電流値を超えてはいけません
接続ポートの種類と適合性を見極めるポイント
接続ポートの種類の確認はとても重要です。
ポータブル電源側の接続ポートは、「USBポート」「DCポート」「MC4コネクター」など、
さまざまなタイプがあるので充電コードのコネクタ形状をしっかり確認しましょう。
ソーラーパネルのコネクタはほとんどが「MC4」が採用されているので、
片方が「MC4コネクタ」の充電コード対応のポータブル電源であれば充電可能です。
【エコフロー】リバーマックスにはソーラーパネル充電用コードが付属されていました。
MC4コネクタの接続状況がこちら
MC4コネクタと接続できて、かつポータブル電源の接続ポートに接続できるか
はとても重要なポイントです。
事前にしっかりチェックしましょう
【エコフロー】リバーマックスと【レノジー】フレキシブルソーラーパネルを接続してみた
実際に、
他メーカーである【エコフロー】リバーマックスと【レノジー】175Wフレキシブルソーラーパネルは互換性があるのか
試してみました。
快晴時に検証したため、常に100Wの電力で充電できました。
問題なく100%まで充電することができたので、
【エコフロー】リバーマックスと【レノジー】175Wフレキシブルソーラーパネルは相性抜群
だと判明しました。
ただし、検証のとき感じたデメリットは
直射日光の影響でポータブル電源の本体温度がかなり高温になり危険。ポータブル電源を日陰に設置するか涼しい日でないと充電したくない
です。
検証した日は8月中旬で気温は30℃でした。
日光は十分なのに暑すぎて充電できないなんて、もどかしいですよね。。。
ポータブル電源とソーラーパネルのベスト3選!相性抜群のセットを紹介
ポータブル電源とソーラーパネルの相性が良いセットを選ぶことが重要です。
適切な組み合わせを選ぶことで、最大限のパフォーマンスを発揮してくれます。
あなたのニーズに合ったセットを選んで、快適なエネルギー管理を始めましょう。
初心者向け!手軽に使えるおすすめセット
初心者には、同メーカーのポータブル電源とソーラーパネルのセットがおすすめです。
互換性を気にすることなく確実にポータブル電源を充電することができます。
ポータブル電源やソーラーパネルについていろいろ調べまくった私が、0から買い揃えるとしたら、
間違いなく『Jackery ポータブル電源 1000 Newとソーラーパネルのセット 』
を選びます。
Jackeryを推す理由はこちら
- ポータブル電源のラインナップが豊富すぎる
- 他メーカーと比較して新製品の開発スピードが異常に早い
- 廃棄しづらいポータブル電源の回収サービスがある
私は仕事の関係上Jackery以外のポータブル電源を愛用していますが、
次ポータブル電源を購入するなら絶対にJackery ポータブル電源 1000 New を選びます。
現在(2024年8月)でコスパ、性能、アフターサービスなど総合的に考えて最強
唯一のデメリットは、
ソーラーパネルの端子がMC4端子ではないので他メーカーのポータブル電源や蓄電池への充電が難しい
という点だけ。
我が家は【JVC】【エコフロー】【LiTime】などいろんなメーカーの機器を導入しているので、MC4コネクタのソーラーパネルが圧倒的に使いやすい。
このデメリットがなければ確実にJackery製のソーラーパネルを導入しています。
⇒ ⇒ ⇒ Jackery ポータブル電源 1000 Newとソーラーパネルのセットはこちら
ポータブル電源だけではなく蓄電池も充電したい
複数メーカーのポータブル電源を充電したい!さらに、蓄電池もソーラーパネルで充電をしたい!
このような場合は、
高出力ソーラーパネルを選んで、そのあとソーラーパネルのスペックに見合うポータブル電源を選ぶ
方法がおすすめです。
私が愛用しているソーラーパネルは
【レノジー】175フレキシブルソーラーパネルと【レノジー】175フレーム型ソーラーパネル
の2種類です。
ソーラーパネル1枚の仕様が「公称開放電圧 (Voc):25V」「公称短絡電流 (Isc):10A」と一般的な出力値なので、いろんなポータブル電源と相性よく組み合わせることが可能です。
このソーラーパネルには容量500Wh以上のポータブル電源との組み合わせがおすすめ
【エコフロー】リバーマックスのバッテリー容量は576Whで約4~5時間程度で充電が完了してしまいます。
容量が小さいポータブル電源と組み合わせてしまうとすぐ充電が溜まってしまうので効率が良いとはいえません。
コスパで選ぶなら
コスパで選ぶなら【BLUETTI】のポータブル電源とソーラーパネルのセットがおすすめです。
バッテリー容量とAC出力容量、本体価格を他メーカーと比較したときコスパがかなり良い。
ネット上の口コミ、評判をチェックしても「使えない」「すぐ壊れる」といった悪い口コミを見つけることができませんでした。
何よりもコスパ重視という方は『BLUETTIのポータブル電源+ソーラーパネル 』を選べば間違いありません。
また、夏期や秋期に開催されるサマーセールやブラックフライデーでの割引を利用すれば通常よりも大幅に安く購入可能。
定期的にサイトをチェックしているのですが値引き率がハンパじゃない!!
他メーカーのポータブル電源とソーラーパネルを接続するのは自己責任
他メーカーのポータブル電源とソーラーパネルを接続する場合、機器が故障するリスクが高まるので自己責任で実施してください。
いろんなポータブル電源、ソーラーパネルの説明書を確認したのですが、
他メーカーのソーラーパネルと接続するのは推奨しません
と明記されていることがほとんど。
同じメーカー同士を接続して「使えない」「故障した」場合のみ保証サービスが適応される
さらに、
ソーラーパネルを複数枚接続し出力をアップさせる場合、扱う電圧が30Vを超えると電気工事士の資格が必要になる
ので注意が必要です。
例えば、
【レノジー】175Wフレキシブルソーラーパネルを直列接続する場合、出力電圧が30V以上になるので電気工事士の資格が必要になる
ことになります。
「他メーカー同士の機器を接続する」「ソーラーパネルを増設する」行為はリスクが伴うので、
電気工事士の資格を持っていて自信がある方のみ挑戦した方がいい
と個人的に思っています。