ポータブル電源を普段遣いするにはどのような方法があるの?
こんな疑問にお答えします。
この記事では、
ポータブル電源を普段使いするための上手な方法
をご紹介しています。
ポータブル電源を普段使いしたい!と考えた場合、以下のようなモヤモヤが発生してしまうと思いまう。
- アウトドアや災害のときしか使えないのはもったいない
- ソーラーパネルで充電して普段使いできれば節電に繋がるのでは
- コンセントが少なくて困っているからポタ電でいろんな家電を使いたい
購入に際、私が実際に感じたモヤモヤたちです。
この記事ではこんなモヤモヤ達を解決します。
結論から言ってしまうと、
ポータブル電源は普段使いできる!そして節電としても使える!!
です。
ポータブル電源の購入で迷っている。。たまにしか使わないのに高額すぎる。。。
このように感じている方は是非この記事を参考にしてみてください。
私は毎日ポタ電の電気を使ってちょっとでも電気代を抑える使い方をしてます
目次
ポータブル電源を普段使いする上手な使い方
ポータブル電源を普段使いするには、
日頃使っている家電をポータブル電源を使って稼働させる
必要があります。
日常的に使用される家電製品がこちら
- 冷蔵庫
- 照明
- テレビ
- 洗濯機
- ドライヤー
- 掃除機
電気代が高い順番で紹介
これらの家電製品をポータブル電源を使って稼働させることができれば、
ポータブル電源を効率的に普段使いすることができる
ということになります。
ここで重要となるポイントは、
コンセントを使わずポータブル電源を充電すること
です。
はっきり言ってしまうと、
コンセントの電気で充電したポータブル電源を普段使いしても全く意味がない!電気代の無駄
です。
ポータブル電源を100%充電するために消費した電気を100%使うことはできません。
「電気を持ち運べる分、損失が発生している」というイメージです。
なので、
コンセントで充電したポータブル電源を普段使いするなら、ポータブル電源を経由せず延長コードを使った方が電気代的にはお得!
となります。
ポータブル電源を上手に普段使いするためには、
コンセントを使わずポータブル電源を充電し家電を稼働させる
必要があります。
コンセントを使わずポータブル電源を充電する方法がこちら
・付属のソーラーパネルを使って充電する
・車のシガーソケットで充電をする
個人的なおすすめはシガーソケット充電です。
付属のソラーパネルは、
「値段が高い」「他メーカーのポータブル電源には使えない」
というデメリットがあるので私は購入していません。
シガーソケットで充電したポータブル電源の主な使用用途がこちら
- 照明
- スマホの充電
- ノートパソコンの充電
- 掃除機の充電
フル稼働させています
ソーラーパネルや車のシガーソケットを使えば実質0円でポータブル電源を充電することができ、
0円で充電したポータブル電源を普段使いすることができれば大きな節電効果を得ることができます。
ポータブル電源で使える家電製品
我が家にあるポータブル電源と家電製品を使って、
実際にどのような家電製品を稼働させうことができるのか
を調査してみました。
検証のために利用したポータブル電源はJVCケンウッド ポータブル電源 BN-RB37-CAです。
JVC BN-RB37-CAは、
コンパクトで持ち運びしやすいのでめちゃくちゃ使いやすい。でも容量が少ないので消費電力が大きい家電は使えない!というデメリットがある
というポータブル電源です。
容量が少ないかわりに価格が安いので、初めてポータブル電源を購入するという方におすすめです。
下記の記事では、JVCポータブル電源 BN-RB37-CAを使ってみた感想を詳しくご紹介しています。
ポータブル電源JVC(BN-RB-37C)を使ってみた正直な感想
ポータブル電源選びで迷っている!という方は是非レビュー記事を参考にしてみてください。
テレビを稼働させてみた
我が家で使っているテレビは
SONYのBRAVIA(42型)というテレビで消費電力は約200W
と記載されています。
テレビの電源を切っている状態では約5W、使用中は約75W~120W
という消費電力が発生します。
BN-RB-37-CAは消費電力200Wまで継続して使うことができるので、我が家のテレビを稼働させることができました。
ポータブル電源を満充電させでテレビを稼働させてみた結果、約3時間でポータブル電源のバッテリーが切れてしまいました。
テレビって意外と消費電力が大きい
ポータブル電源に貯めた電気を効率的に消費できる方法ですが、テレビをずーっと付けっぱなしにする!という方には不向きな方法です。
ポータブル電源を使って節電に取り組もうと思い立った当初、頻繁にテレビを稼働させていました。
ですが、
完全に電源を落とす回数が増えるのでテレビの寿命を早めてしまう恐れがある
と感じたので今は実践していません。
コンセントを頻繁に抜差ししても問題がないテレビであれば、かなり効果的な節電方法です。
扇風機やサーキュレーターを稼働させてみた
扇風機は約80W、サーキュレーターは約10W
と言う消費電力が発生します。
サーキュレーターの場合、消費電力が小さいので12時間以上稼働させることが可能です。
ポータブル電源とサーキュレーターの組み合わせは涼む以外にいろんな用途で使えます。
- 押し入れの奥や納戸のような空気がこもる場所の換気
- 洗濯物や濡れた靴の乾燥
- 雨によって濡れた傘や玄関の乾燥
ちょっとだけ乾かしたいなぁーというときにめちゃくちゃ便利です。
私が愛用しているサーキュレーターはKEYNICE サーキュレーターです。
安価なのに使い勝手がよく、ポータブル電源との相性は抜群なのでおすすめです。
ノートパソコン、モバイルプリンターを充電してみた
ノートパソコンは約60w、モバイルプリンターは約40W
という消費電力が発生します。
仕事の関係上、ノートパソコンやモバイルプリンターを持ち運ぶことが多いのですが、
ポータブル電源とセットで持ち運んぶことで外出先でバッテリー切れとなる心配がありません。
書類1枚印刷したいのにバッテリ切れになってしまった。。
パソコンがずっとスリープモードになっていてバッテリー切れ寸前。。
こんな最悪の状況を何回も経験してきたのですが、
ポータブル電源を持ち運ぶようになってからこんなストレスを感じることは一切なくなりました。
ポータブル電源を頻繁に持ち運んで使用する場合、容量よりもサイズ感や重量を重視することがおすすめです。
個人的に、ポータブル電源の重さが4kg以上になってしまうと持ち運ぶことがストレスとなってしまう!と感じています。
ポータブル電源の使用目的が「100Vの電源を持ち運ぶ」であれば、重さ4kgを目安に検討してみてください。
コードレス掃除機や電動自転車のバッテリーを充電してみた
コードレス掃除機充電は約50W、電動自転車のバッテリー充電は約40W
という消費電力が発生します。
近年、バッテリー技術の進歩のおかげでコードレスタイプの家電製品が増えています。
実施0円で充電したポータブル電源を使ってバッテリーを充電すれば、
0円で掃除機や電動自転車を稼働させていることになります。
我が家の掃除機はここしばらく電気代0円で稼働しています。
バッテリーが0になる前に計画的に充電できるので、
ポータブル電源の充電が余ってきた!というタイミングを見計らって充電に使えば計画的に電気を消費することが可能です。
スマホやタブレットを充電してみた
スマホは 約5W、タブレットは約30W
という消費電力が発生します。
ポータブル電源を普段使いしようと考えたとき、一番最初に思いつくのが「スマホやタブレットの充電」ではないでしょうか。
最も手軽にポータブル電源を活用できる方法なのですが、消費電力が低いので節電効果はあまり高くありません。
1回の充電で1円にも満たない節電効果しかないのですが 「塵も積もれば山となる」 という言葉の通り 、 1ヶ月、1年、10年継続すれば数百円の節電効果があります。
既にポータブル電源を持っているけど日頃使っていない!という方はスマホやタブレットの充電に利用してみてください。
照明回線に接続してみた(回線改修が必要)
リビング12畳用の照明は約40W、台所や洗面所の証明は約20W
という消費電力が発生します。
照明はスイッチで点けたり消したりするけど、ポータブル電源を使って稼働させることってできるの?
と疑問に思う方が多いのではないでしょうか。
結論は、
電気工事士の資格が必要となる回線改修をすれば十分可能
です。
しかも、
照明は消費電力が小さいので容量の小さいポータブル電源でも稼働させることが可能。
夜間ずっと使い続けるので節電効果がめちゃくちゃ高い!
という特徴があります。
ポータブル電源を節電用として普段使いしたい場合、照明を稼働させることが最も効果的な方法と言えます。
どれくらい節電効果が高いのか!を数値で分析した結果がこちら
・照明を5時間使った時の使用電力量
40W × 5時間 = 200Wh
・ドライヤーを5分使った時の使用電力量
1500W × 5分 ÷ 60 = 125Wh
ドライヤーを5分使うよりも照明を5時間使い続けた方が使用電力量が高い!
ということになります。
どうやってポータブル電源を使って照明を点灯させるか
なのですが、
照明の回線はスイッチやブレーカーと繋がっているのでコンセントを差し替えて点灯させるいということができません。
ポータブル電源を使って照明を稼働させるために必要となる改修内容がこちら
・照明回線のブレーカーに直接ポータブル電源をつなげる
・照明回線にコンセントを増設し、増設したコンセントにポータブル電源をつなげる
どちらの方法も電力会社と電気とポータブルをぶつけてしまう恐れがあるのでとても危険です。
自ら回線改修を行う場合、電気工事士の資格が必要になるので自己責任で実施するようにしてください。
私は電気工事屋さんにお願いして「照明回線にコンセントを増設し、増設したコンセントにポータブル電源をつなげる」という回線改修を行いました。
毎日、ポータブル電源で照明を使っています。
本気で節電に取り組みたい!という方は是非挑戦してみてください。
ポータブル電源を使って節電することは十分可能
ポータブル電源は電気を持ち運ぶことができてアウトドアやキャンプ、災害時に使うもの!というイメージが強いと思いますが、節電として利用することも十分可能です。
私は車のシガーソケットでの充電に加えて、自作太陽光発電システムで発電した電気を使ってポータブル電源を充電しています。
実質0円でポータブル電源を充電
電気代0円で充電したポータブル電源を日常生活で使用する家電に使うことで節電をすることができます。
ポータブル電源を普段使いしないのはめちゃくちゃ勿体無い
ポータブル電源を普段使いするには、
家電をどうやって稼働させるか!
が一番のポイントになります。
LED照明のような消費電力の低い家電は低出力のポータブル電源、電子レンジやドライヤーのような消費電力の高い家電は高出力のポータブル電源が必要になります。
節電効果に注目した場合、
電子レンジを1分使った場合の節電効果と照明を1時間使った場合の節電効果は
さほど変わりません。
これはポータブル電源で稼働させているLED照明です。
夜、この照明で約3時間仕事をしているのですが
日中に充電したポータブル電源で照明を点灯させているので電気代は0円。
節電効果はというと、
家族4人分のドライヤーを使用したときに発生する電気代より照明を4時間使用した時の電気代の方が高い!
ということが判明しています。
低出力のポータブル電源であれば10万以上する高額なものを選ぶ必要はありません。
私は5万円以下で購入したポータブル電源で満足のいく節電生活を送っています。
是非この記事で紹介した方法を参考にポータブル電源有効活用してみてください。