【電気節約】ポータブル電源の充電にかかる電気代は?~ワットモニターで検証してみた~

 

ポータブル電源の充電にかかる電気代ってどれくらい?

 

こんな疑問にお答えします。

 

今回検証に使用したポータブル電源がこちら

【JVC】BN-RB-37ーC

 

スペック

充電池容量375Wh
質量3.6Kg
AC出力200W(瞬間最大400W)
充電時間約12.5時間

 

容量が小さめで持ち運びに便利なコンパクトタイプのポータブル電源です。

 

このBN-RB-37を0%から100%に充電するときにかかる電気代を測定すると

約17円

という結果になりました。

 

結構、電気代かかるのね。。

 

もし、ポータブル電源を0円で充電しポータブル電源の電気で家電製品を稼働させることができれば

充電に必要な電気代(17円)+ポータブル電源を使った分の電気代

の節電効果があることになります。

 

この記事では、

「充電にかかる電気代の求め方」、「節電用としてポータブル電源を利用する方法」などを

詳しくご紹介しています。

 

ポータブル電源を使って節電したい!ポータブル電源はどれくらい元が取れるの?と疑問をお持ちの方は是非参考にしてみてください。

 

ポータブル電源の充電にかかる電気代

 

【JVC】BN-RB-37ーCを満充電すると

約17円

という電気代が発生します。

 

電気代の算出方法がこちら

  1. 電気料金の検針票から1kWhあたりの単価を求める
  2. 充電に要した電力量をワットモニターで測定
  3. 測定した電力量と単価から電気代を算出

この3つの手順で機器単体の電気代を求めることができます。

 

なんか難しそう。。

 

このように思われるかもしれませんが一度計算するとめちゃくちゃ簡単に電気代を算出することができるので、

節電に興味のある方は是非挑戦してみてください。

 

1kWhあたりの単価を調べる

 

電気料金の単価は契約している料金プランや住んでいる地域によって大きく異なります。

 

なので、

広告やCMで紹介されている「電気代が〇〇円かかる」「電気代が〇〇円安くなる」という情報はあまり信用しない方がいい

と思っています。

 

リアルな単価を求めるには電気料金の検針表(請求書)が必要になるので確認してみてください。

電気料金検針表から1kWhあたりの単価の求め方がこちら

 

電力量料金の合計金額 ÷ 使用電力量 = 1kWhあたりの単価

となります。

 

上記の電気料金検針表では、1kWhあたり38.47円。

 

計算に使用した情報は2023年7月のものです。

現在はもっと単価が上がっている可能性があるので注意してください。

 

ワットモニターで消費電力量を測定

ワットモニターがあれば機器単体の電気代を求めることができます。

ワットモニターを使って【JVC】BN-RB-37ーCの充電を計測した時の様子がこちら

 

ワットモニターで注目すべき情報は「消費電力量(kWh)」です。

 

計測した結果がこちら

・消費電力40W

・満充電に要した電力量0.44kwh

・充電時間10時間30分

 

今回の検証で使用したワットモニターがこちら

 

コンセントにワットモニターを差し、ワットモニターに測定したい機器を差す

だけで簡単に測定することができます。

 

電気代の算出

電気料金の検針票から求めた単価・・・38.47円/kWh

ワットモニターで測定した消費電力量(kWh)・・・0.44kWh

この2つの値をかけることで電気代を算出することができます。

 

計算式がこちら

38.47円/kWh × 0.44kWh = 16.9円

 

この方法でもとめた電気代は

実際に消費した電力量と実際に請求された電気料金の情報

から算出しているのでめちゃくちゃリアルな金額です。

 

下記の記事では、この電気代の算出方法を使って「電気代が高い家電製品トップ5」をご紹介しています。

電気代が高い家電製品トップ5(リアルな電気代を公開)

 

どの家電製品が一番電気を消費しているのか知りたい!

という方は是非参考にしてみてください。

 

ポータブル電源を0円で充電する方法

コンセント電源で充電すると毎回約17円という電気代がかかってしまいますが、

0円でポータブル電源を充電する方法があります。

 

その充電方法がこちら

  • ソーラーパネルによる充電
  • シガーソケットによる充電

 

「節電用としてポータブル電源を使いたい」「なるべく元を取りたい」という方は是非チェックしてみてください。

 

ソーラーパネル充電

ソーラーパネルによる充電は

太陽光の力で発電しポータブル電源を充電する

方法です。

 

ポータブル電源とセットでソーラーパネルを扱っているメーカーがほとんどなので、

節電目的でポータブル電源を利用する方はソーラーパネルを一緒に揃えてしまった方が安心です。

 

私は自宅に自作太陽光発電システムを導入していて、

メーカーが異なるもの同士を接続して充電しています。

 

ソーラーパネルは【Renogy】、ポータブル電源は【JVC】

 

ソーラーパネルとポータブル電源それぞれのスペックが許容範囲内であれば、

他メーカー同士を組み合わせても問題なくソーラーパネル充電を行うことができます。

 

シガーソケット充電

シガーソケット充電は

車に付いているシガーソケットとポータブル電源を接続する

方法です。

 

車のシガーソケットは

エンジンの駆動力を利用して発電した電気が通電

されています。

 

なので、

 

車の運転中にシガーソケットの電気を全く利用していないのはかなり勿体ない行為

ということです。

 

しかも、

ポータブル電源にはシガーソケット充電用コードが必ず付属

されています。

 

ソーラーパネル充電用コードは別売のケースが多いことを考えると

シガーソケット充電はとてもおすすめ。

 

充電にかかる電気代と消費できる電気代を比較

記事の前半で

【JVC】BN-RB-37ーCの充電にかかる電気代は約17円

と紹介しました。

 

これとは逆に、

充電した電気を100%から0%になるまで消費したときに発生する電気代

を同じ方法で計測してみました。

 

結果は、

約12円分の電気を使うことができる

です。

 

結果をまとめるとこんな感じ

ポータブル電源をコンセント電源で充電すると、

約5円の損失

 

ポータブル電源をソーラーパネルやシガーソケットで充電すると、

約12円の節電

 

17円かけて充電したのに、なんで12円分の電気しか使えないの?

 

この理由としては

充電した直流の電気を交流に変換したり、電気を貯めておくと発生する放電現象の影響

で充電した同じ量の電気を使うことはできません。

 

ですが、

 

・電気を蓄電して好きなタイミングで使用できる

・コンセントがない場所でも電気を使用できる

というメリットを考えると多少の損失は仕方のないことだと思います。

 

上手にポータブル電源を利用すれば節電にだって利用することが可能です。

 

充電にかかる電気代と電気を使った時にかかる電気代をしっかりと把握して

ポータブル電源を有効活用してみてください。

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