テレビの電気代を徹底分析【実際の消費電力からリアルな金額を算出】

 

テレビの電気代ってどれくらい かかっているの?

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事では、

実際に消費される電力をワットモニターを使って計測しリアルな電気代を算出

してご紹介しています。

 

なので、ネットや 説明書に記載されている液晶40型テレビの1日にかかる電気代は〇〇円!のようなアバウトな金額ではありません。

リアルにかかっている電気代を知りたい!という方は是非この記事で紹介されている電気代を参考にしてください。

 

今回、電気代の調査に利用したテレビがこちら

 

SONYのBRAVIA、42型の2011年製です。

DVDレコーダー内臓タイプなので一般のテレビに比べて消費電力が高くなると予想しています。

 

説明書には、定格消費電力207w、年間消費電力量173kwh、と記載されていました。

 

どれくらい見ればいくらの電気代が発生するのか全然わからない

 

発生する電気代を詳細に把握するために下記の項目別に調査を行いました。

  • 画面を明るくしてテレビをつけたときの電気代
  • 画面を暗くしてテレビをつけたときの電気代
  • 電源をオフにして待機中に発生する電気代
  • 1日消費電力を測定して算出した電気代
  • 音量を大きくしたときの電気代

 

細かく分析することでテレビをどのように扱うと節電効果があるのかを理解することができます。

節電を意識しながらテレビを使いたい!という方は是非この記事を参考にしてみてください。

 

テレビの電気代算方法

 

結論から紹介すると、項目別に調査した電気代がこちら

  • 画面を明るくして2時間テレビをつけたときの電気代・・・約8円
  • 画面を暗くして2時間テレビをつけたときの電気代・・・約5円
  • 電源をオフにして24時間経過したときに発生する電気代・・・約7円
  • 音量を大きくしたときの電気代・・・変化なし

 

 

使い方によって発生する電気代がかなり変わることがわかります。

 

特に、

画面を明るくした場合と画面を暗くした場合とでは2時間で約3円の違いが発生する!

ということがわかりました。

 

消費電力の違いで考えると約25w違いが発生することが判明。

25wという電気は洗面所や台所で使われる照明が消費する電気!というイメージです。

 

画面の明るさを変えるだけで照明1個分の違いが出るなんて驚き

 

電気代の算出には「消費電力量」と「電気代の単価」が必要になります。

 

「使用電力量」はワットモニターを使って測定することができ、単位は「kwh」です。

 

「電気代の単価」は電気料金の検診票から簡単に調べることができます。

 

2023年7月の電気代の単価は、38.47円でした。

 

電力会社や調査時期によって「電気代の単価」は大きく異なるので注意してください。

 

この2つの数値からリアルに発生しているテレビの電気代を求めることができます。

 

この方法で我が家にあるいろんな家電製品の電気代を算出し「電気代が高い家電製品ベスト5」を下記の記事で紹介しています。

 

電気代が高い家電製品トップ5(リアルな電気代を公開)

 

電気代が気になる!という方は是非参考にしてみてください。

 

画面を明るくしてテレビをつけたときの電気代

 

画面を明るくして2時間でテレビをみ続けた場合の電気代は約8円

 

電気代を算出する計算式がこちら

0.20kwh × 38.47 = 7.69円

 

色味や光度など、あらゆる設定値を一番高くして2時間テレビを見たときの電気量を測定。

電力は常に85Wから105Wで変動していました。

 

105Wはリビングの照明3つ分程度の電力!というイメージです。

 

画面を暗くしてテレビをつけたときの電気代

 

画面を暗くして2時間でテレビをみ続けた場合の電気代は約5円

 

電気代を算出する計算式がこちら

0.12kwh × 38.47 = 4.62円

 

色味がギリギリ判別できるくらい画面を暗くて2時間テレビを見たときの電気量を測定。

電力は常に50Wから65Wで変動していました。

 

65Wはリビングと洗面台の照明2つ分程度の電力!というイメージです。

 

電源をオフにして待機中に発生する電気代

 

リモコンで画面を消し待機状態で24時間経過したときの電気代は約7円

 

電気代を算出する計算式がこちら

0.19kwh × 38.47 = 7.39円

 

テレビを消した状態の消費電力は5Wから10Wの間で変動していました。

10Wは60Wの電球タイプの照明1.5個分程度の電力!というイメージです。

テレビを消しているにも関わらず1個分の照明を点灯させるだけの電力が消費されていることになります。

 

テレビを滅多に見ない!という方は節電のためにコンセントを抜いてしまいましょう。

 

1日消費電力を測定して算出した電気代

 

普段通りテレビを使用してどれくらいの電気代が発生するのかを検証しました。

 

テレビの使用内容がこちら

・7時から8時

・17時から20時

・翌7時から翌8時

  →合計5時間

 

38時間中テレビをつけた時間が約5時間

 

平日に測定したこともあってテレビをつける時間はあまり多くあまりせんでした。

 

この条件で測定を行った結果、電気代は約20円

 

電気代を算出する計算式がこちら

0.51kwh × 38.47 = 19.62円

 

我が家には小さい子どもがいるので画面の明るさは若干暗めに設定して使用しています。

 

この使い方を継続すると、

1ヶ月間にかかる電気代に換算すると約379円

1年間にかかる電気代に換算すると約4,547円

です。

 

思っていた以上にテレビの電気代は高いのだと実感

 

音量を大きくしたときの電気代

 

音量を大きくした場合の電気代は変化がない!です

 

音量を大きくした方が消費電力が上がり電気代も高くなる!と思われるかもしれるかもしれませんが、音量を変えても一切消費電力の変化はありませんでした。

 

テレビの電気代を安くする方法

 

私が実践している節電対策がこちら

  • 画面を気にならない程度に暗くする
  • 見たい番組がないときはテレビを消す
  • 長期間使用しないときはコンセントを抜く

どの方法も今すぐ始められる節電対策なのでめちゃくちゃおすすめです。

 

特におすすめの方法が画面を暗くする方法で、約20W程度消費電力に違いが発生します。

これは台所の照明1個分の節電!に相当します。

 

テレビをだらだら見ないだけでリビングの照明2個分の節約

テレビの画面の明るさを暗くするだけで台所の照明1個分の節約

 

このように考えれば、

コツコツ節電する意味があるのかなぁ

と感じることができます。

 

ですが、画面の明るさ調整には注意が必要です。

画面を暗くしすぎると映像に色見がなく貧乏くさい生活をしている気分になってしまいます。

 

暗くすればするだけ消費電力は小さくなり節電効果はアップするのですが、生活に支障をきたさない程度にしましょう。

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