コンセントの差しっぱなしはどれくらいの電気代がかかるの?
こんな疑問にお答えします。
結果は、
コンセントに挿しっぱなしにする機器によって変わるけど確実に電気を消費してしまう
です。
スマホやノートパソコンの充電器などをコンセントにずっと挿しっぱなしにしておくと使いたいときに機器を接続するだけで電気を使うことができるのでとても便利ですが、
確実に無駄な電気を消費しています。
電気代を抑えたいのであれば、使わないコンセントこまめに抜き挿しすることがおすすめです。
この記事では、コンセントを差しっぱなしで生じる電気代について詳しく解説しています。
節電したいと考えている方は是非参考にしてみてください。
目次
コンセントの差しっぱなしで電気代が発生する仕組み

コンセントの差しっぱなさしだけで電気代が発生する仕組みをご紹介していきます。
結論から先にいうと、
電流が流れるから電気代が発生する
ことになります。
では、なぜ電流が流れるものと流れないものがあるのでしょうか。
電流が流れるには常に電圧がかかっているコンセントに負荷となる機器が接続される必要があります。
この「負荷」がスマホの充電器やテレビということです。に該当
電流が流れると、
電圧 × 電流 = 電力 となり電気代が発生するという仕組みです。
コンセントだけを考えた場合、
コンセントには常に電圧がかかっていますが、負荷を接続しない限り電流が流れることはありません。
電流が流れる道となる「負荷」がないから
計算式で表すとこんな感じ
電圧 × 電流 (0A)= 電力 (0W)
電力(0W)は電気代0円
次にコンセントに充電器とスマホを挿した場合、電流が流れる事は感覚的にイメージがつくかと思います。
では、充電器だけをコンセントに挿した場合電気代は発生するのでしょうか。。
これはちょっと難しい問題ですよね。
結論からいうと、
充電器の中に負荷となる回路が構成されているから微々たる電流が流れてしまう。特に交流から直流に変換される充電器は電流が流れやすいので要注意
です。
スマホやノートパソコンなどの充電器は、コンセントに挿すだけで負荷となり得る回路が構成されています。
このような電気製品は使っていなくても電気が流れ続けるので要注意です。
延長コードをコンセントに挿しっぱなしにした場合、
延長コードは電線だけで構成されているので電流が流れることはありません。
延長コードに負荷となる機器を接続することではじめて電流が流れる。
充電器は電流が流れて、延長コードには流れない!ということになります。
なので、なんでもかんでもコンセントから抜けば節電に繋がるというわけではありません。
電気代が発生する仕組みをしっかり把握しておきましょう。
コンセントの差しっぱなしで発生する電気代

コンセントの差しっぱなしで発生する電気代は接続する機器によって異なります。
- 使用していなくても何かしらの処理をしているもの
- タイマー機能があるもの
- 交流電圧と直流電圧を変換するもの
これらの製品は消費される電気が大きい傾向にあります。
例えば、
スマホの充電器を差しっぱなしにしても消費される電気は微々たるものだが、テレビやストーブは結構大きい。
ということになります。
最近のテレビはネットに繋げるタイプのものが多く、電源をつけていなくても何かしらの処理を行っている。
タイマー機能があるストーブは使っていない状態でもタイマーがカウントさせるために電気を消費している。
これらの「常に消費される電気」は全然無駄な電気ではありません。
無理に節電を試みて生活に必要な電気を停めてしまわないよう注意してください。
電気代が発生しても仕方のない。
テレビやストーブは仕方ないとして、「頻繁にコンセントを抜挿ししても良いもの」はいっぱいあるかと思います。
「常にコンセントを挿しっぱなしにしておく必要のないもの」はいったいどれくらいの電気を消費するのかをザックリ測定してみましたのでご紹介します。
測定は、
長時間ポータブル電源のコンセントに機器を接続してどれくらい電源容量が減るのか
という方法で行いました。
測定に利用したのはJVC【BN-RB37-C】というポータブル電源です。
電池容量が〇〇%と表示されるので、どれくらいの電気が消費されたのかとても判断しやすいんです。

下記の記事ではJVC【BN-RB37-C】の使い心地を詳しくレビューしています。

「コンセントに機器を挿しっぱなしでどれくらい電源容量が減るのか」という、とてもザックリした測定方法ですが節電の目安になるかと思います。
是非参考にしてみてください。
スマホ充電器
3日間コンセントに接続をして電池容量が100%→99%
コンセントを挿しっぱなしにしても全然電気を消費しない!という結果になりました。
充電器をこまめに抜き挿ししてもあまり節電効果がないので、神経質にならなくてもいいのかなと思います。
ノートパソコン充電器

24時間コンセントに接続をして電池容量が100%→85%
思ってた以上に電気を消費していてビックリ
電気代に換算すると1日で1円くらいの電気代がかかっていることになります。
ノートパソコンの種類によって充電器の仕様が変わるので消費電力の違いがあるとは思いますが、
ノートパソコンの充電器は比較的敵消費電力が大きいのかなぁと思います。
ノートパソコンの充電器をコンセントに挿しっぱなしにしている方は無駄な電気を消費している可能性が高いので注意してください。
モバイルプリンター充電器

3日間コンセントに接続をして電池容量が100%→85%
電気代に換算すると3日間で1円くらいの電気代がかかっていることになります。
塵も積もれば結構な電気代になってくるので、プリンターを充電するとき以外はコンセントから抜いておくことをおすすめします。
家庭用シュレッダー

3日間コンセントに接続をして電池容量が100%→97%
スマホ充電器同様、コンセントを挿しっぱなしにしても全然電気を消費しない!という結果になりました。
シュレッダーが稼働しているときどれくらいの電気が消費されるのだろう。。
ちょっと気になったので測定してみたところ、約20W
これはモバイルプリンターを充電しているときの電気とほぼ同じ電気です。
個人的にシュレッダー稼働時はもっと電気が使われていると思ったのですが、全然電気が消費されないことがわかりました。
シュレッダーは省エネタイプがおすすめですね
コンセントの抜き差しは立派な節電対策

コンセントをこまめに抜き挿しする行為は立派な節電対策です。
我が家では以下の電化製品のコンセントをこまめに抜き差しするようにしています。
- ポータブルストーブ
- エアコン
- スマホ充電器
- ノートパソコン充電器
- プリンター
- 加湿器、除湿器
めんどうだけど節電のためには仕方ない
節電のためとはいえコンセントの抜き挿しに注意が必要な電化製品がこちら
- 冷蔵庫
- デスクトップ型のパソコン
- テレビ
- 電気温水器
これらの電化製品はコンセントを抜き挿ししてしまうと思わぬトラブルに発展する可能性が高いので注意が必要です。
例えば、
最近テレビを見る機会が減ったので、
「寝るとき」「仕事をしている日中」にコンセントを抜いて完全に電源を落としていました。
すると、子どもが大好きなアニメ番組の録画ができなかったというトラブルが発生。
ちゃんと予約録画したのにありえないーー
めちゃくちゃ怒られてしまいました
使わない電化製品のコンセントを頻繁に抜き挿しすることで間違いなく節電効果があります。
ですが、コンセントを抜くということはその電化製品を完全に使えなくなるということなので思わぬトラブルが発生してしまう可能性があります。
電気をストップさせても問題のない電化製品をあらかじめ把握しておくことが重要です。
こまめにコンセントを抜き挿しして電気代節約に努めましょうー。