4人家族で電気代2万円以上の支払いはキツい。安くするにはどうすればいいの?
こんな疑問にお答えします。
この記事では、
電気代が毎月4,000円~8,000円しか発生していない我が家の節電方法
を詳しくご紹介していきます。
先にお伝えしますが、
4人家族で2万円以上の電気代は高すぎます。
「電気を無駄使いしているのか」「電力会社の契約が生活スタイルと合っていないのか」なにかしらの問題がある可能性が高い状況です。
ちなみに、
オール電化(給湯やお風呂、暖房など全て電気で使用している)の場合、4人家族で2万円以上の請求は普通ですので安心してください。
我が家は、電気代とガス代合わせて25,000円(1番費用がかかる冬期間の金額)くらいの請求がきます。
4人家族のオール電化であれば20,000円~30,000円の請求金額が一般的
電気代がどんどん高騰していく時代なので、「電気代が高くて家計を逼迫している」と感じたら早めに対策しておきましょう。
この記事で紹介する節電方法は、
「電気をなるべく使わないよう我慢する」ような方法ではなく、「○○という行動をして電気代を下げる」
という内容です。
無駄な電気を使わないように我慢することも大切ですが、
節電効果が低くて継続が難しいのであまりおすすめはできません。
電気の使用を我慢せずに電気代を安くしたい!
という方は是非この記事の内容を参考に対策してみてください。
目次
4人家族でも電気代を2万円以下にする方法
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4人家族でも電気代を20,000円以下に抑える効果的な節電方法をご紹介します。
これから紹介する節電方法は費用や手間がかかるものばかりなので
「そんなことできるわけない!」
と感じる方がいらっしゃると思います。
ですが、電気代を数千円単位で抑えようとすると必要な対策です。
「挑戦してみよう」という気持ちで参考にしてみてください。
電力会社・契約内容を見直す
「電力会社の見直し」は
簡単にできて費用がかからない節約方法
です。
北海道電力や東京電力といった大手電力会社との契約をそのまま継続している
という方は損をしている可能性がめちゃくちゃ高いので注意してください。
我が家は北海道電力からLooop電気に変るすことで
月額1000円から2000円の節電に成功
しました。
なぜこれだけの節電ができたかというと、
料金プランの内容と我が家の生活スタイルの相性が良いから
です。
Looop電気の料金プランは「30分ごとに料金単価が変わる仕組み」で、
単価が安い時に電気を使って、単価が高い時に電気の使用を控える
と電気代を抑えることができます。
会社員の方には向いてないかも。。。
料金単価の変動は
平日10時から15時の時間帯で安くなり、朝方と夕方は高くなる傾向にあります。
なので、
平日10時から15時に電気を消費できる生活スタイルの方におすすめ
となります。
単価の安い日中に電気を消費できる方はLooop電気への乗り換えを検討してみてください。
⇒ ⇒ ⇒ Looopでんきで電気代を節約!
「会社勤めしてるんだから日中に電気を消費するなんて無理だよ。。。」
という方も電気力会社の見直しを検討してくださいね。
Looop電気以外にも特徴的な料金プランの電力会社がいっぱい存在します。
- ガスとセットで割引になる電力会社
- ガソリンが安くなる電力会社
- 使用量100kwh分の電気代がずっと無料になる電力会社
どうやって電力会社を探せばいいの。。。?
電力会社比較サイト「エネチェンジ 」を利用すれば、生活スタイルに合った電力会社を簡単に見つけることが可能です。
画期的な料金プランがいっぱい!
「エネチェンジ」は氏名や住所などの登録をせずに利用でき、契約可能な電力会社と乗り換え後の電気代が一瞬で表示されます。
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/423-1024x683.jpg)
いろんな電力会社をすぐチェックできるので凄い便利
とても便利なのですが、利用してみた個人的な感想としては
検索結果の「年間節電金額」をそのまま信じてはいけない
です。
エネチェンジで検索すると「おすすめの電力会社」と「年間節電金額」が表示されるのですが、
この金額本当に合ってる?
という内容がいくつかありました。
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/426-1024x683.png)
上図はエネチェンジが一番おすすめしてくれた電力会社です。
年間の節電金額が60,640円はちょっと大袈裟な気がする。。。
そして、「エバーグリーン・リテイリング」よりも「Looop電気」の方が我が家の生活スタイルには合っている
と判断しました。
ちなみにLooop電気は6番目におすすめの電力会社でした
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/424-1024x682.png)
エネチェンジを利用した率直な感想は、
「エネチェンジ」はおすすめの電力会社を見つけるために利用して、シミュレーションは電力会社の「約款」を見て自分でやる。
が賢い使い方かなぁと思ってます。
「約款」とは、料金プランの詳細が記載されている契約書で
料金単価や基本力金、解約手数料など全ての情報
が記載されています。
「約款」から算出した電気代が正確なシミュレーション結果ということです。
「約款」の確認作業はめんどくさい。。。
めんどくさいからと言ってこの確認作業を怠ると
「こんなはずじゃなかった」「想像していたよりも請求金額が高い」
といったことになりかねません。
慣れるまで大変だと思いますが、
「電力会社の選定」 → 「約款の確認」→「シュミレーション」
を繰り返して生活スタイルに合った電力会社を選定してみてください。
⇒ ⇒ ⇒ 国内最大級の電力比較サイト【エネチェンジ】はこちらから
無料で利用できるので「電力会社の検索」で利用してみてください。
太陽光発電を導入する
太陽光発電の導入は最も節電効果の高い対策です。
電気代が高すぎ!でもこれ以上電気の使用を抑えることはできない!!
こんな方は早めに太陽光発電の導入を検討しましょう。
太陽光発電は
時間をかけて導入費用を回収し、回収し終えた後は電気代が常に安く抑え続けられる
という内容の設備投資です。
なので、導入が早ければ早いほど、より多くの恩恵を受けることができます。
例えば、
60歳代から70歳代の夫婦2人暮らしの場合、太陽光発電の導入はあまりおすすめできません。
導入費用の回収を終える頃には90歳代から100歳代という年齢になってしまいます。
30歳代~40歳代のうちに導入すれば、導入費用の回収を終えた後も電気代を安く抑え続けられるので恩恵を受ける期間が長い
となります。
そもそも太陽光発電って元取れないんじゃないの?
そんなことはありません。我が家に導入した太陽光発電は15年〜20年で元が取れる計算です。
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_2137-768x1024.jpeg)
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_1778-1024x768.jpeg)
導入費用を抑えるため必要な材料を組み合わせて自作の太陽光発電を導入してみました。
自作であっても1日に消費する電気を発電することが可能です。
太陽光発電はLooop電気との相性抜群で
朝方と夕方の料金単価が高い時間帯には太陽光発電の電気を使用して単価が安い時間帯は電力会社の電気を使用する
という使い方をしています。
節電効果倍増
太陽光発電は
導入費用は高額だけど回収後のメリットが大きい
設備投資です。
気にはなるけど専門的すぎてよくわからない
- どれくらいの期間で導入費用の元を取ることができるの?
- 導入にはどれくらいの費用がかかるの?
- ソーラーパネル以外にどんな設備が必要なの?
いろんな疑問が浮かぶと思います。
上記のような疑問を解決すために、
私は無料見積比較サービス「タイナビ」を利用
しました。
親切で丁寧な業者さんからいろんなアドバイスを貰えました
関連記事「タイナビで太陽光発電の見積もりをしてみた」では、見積りをゲットするまでの流れや業者さんとのやりとりを詳しく紹介しています。
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/02/912b2572c0adf7bd324754da416c615d-160x160.png)
ポータブル電源を導入する
ポータブル電源は「停電時の非常用電源」「キャンプでのレジャーアイテム」として人気のアイテムですが、「節電用」としても利用できます。
節電用としての利用方法はこんな感じ
ソーラーパネルやシガーソケットで電気代をかけずに充電
↓
電気代0円で充電したポータブル電源で家電を稼働させる
毎日の積み重ねが節電に繋がります。
ソーラーパネルで発電している様子がこちら
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG_1561-1024x768.jpeg)
ポータブル電源で使用している家電がこちら
- 照明
- コンセント
- テレビ
- ノートパソコンやスマホの充電
- コードレス掃除機の充電
これだけの家電をポータブル電源で稼働させれば結構な節電になる
ポータブル電源で家電を使っている様子がこちら
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_2087-1024x768.jpeg)
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_1909-1024x768.jpeg)
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2023/07/849EC20C-E1FE-4AC8-9F1A-64CFB3D715E1-1024x768-1.jpg)
ありとあらゆる家電をポータブル電源で稼働
毎日積み重ねてポータブル電源を使用すれば月額数十円から数百円の節電効果があります。
照明やコンセントもポータブル電源で使いたい!という思いから電気工事屋さんにお願いして、
ポータブル電源の電気を分電盤に出力できる「切替器付分電」を設置
してもらいました。
切替分電盤を使っている様子がこちら
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/419.jpg)
この切替器付分電を使えば、ポータブル電源や蓄電池を直接分電盤に接続することができるので節電効果をさらにアップさせることが可能。
ほとんどの家電をポータブル電源で稼働させれば電気代をかなり節約できる
切替器分電盤の考え方や配線図は
関連記事「新築時にやっておくべき電気配線」で詳しく解説しているので気になる方はチェックしてみてください。
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/fee4a2374ad570ee2b6eff90a60750d7-160x160.png)
ポータブル電源は倉庫で眠っている!アウトドアや停電のときだけ利用する!
という方はすぐに引っ張り出してきて節電用に活用してください。
関連記事「ポータブル電源の節電効果を検証」ではヘビーユーザーの私がポータブル電源の選び方をご紹介しています。
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2023/02/033c5f3bb97bd9dcdd9f0ef2a9156eb0-160x160.jpg)
ポータブル電源は種類が豊富でどうやって選べばいいのかわからない!という方がめちゃくちゃ多い。
生活スタイルに合ったポータブル電源の選定材料として上記の記事を参考にしてみてください。
電気の無駄使いを調べる方法
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電気代を節約するには、
現状どのように電気を使っているのか把握すること
はとても大切なことです。
- 1日にテレビを何時間見ていてどれくらいの電気代が発生しているのか?
- トイレ便座の温度「強」と「弱」ではどれくらい電気代に差があるのか?
- コーヒーを淹れるための電気ケトルは1回にどれくらいの電気代が発生しているのか?
発生する電気代を明確にすることで、
使う必要のない電気の無駄使い
を理解することができます。
電気代を数値化するための測定器がサンワサプライ ワットモニターです。
ワットモニターの使い方はこんな感じ
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- ワットモニターをコンセントに挿す
- 家電をワットモニターに挿す
- 家電を使用する
「消費電力(W)」や「消費電力量(Wh)」「測定時間」を計測することができ
家電ごとに発生するリアルな電気代
を数値化することができます。
下記の関連記事では、「我が家にあるいろんな家電を測定した結果」を詳しくご紹介しています。
電気代が気になる家電があれば参考にしてみてください。
検証の結果、「我が家の電気代が高いランキング」がこちら
- 冷蔵庫
- 照明
- テレビ
- 給湯器(エコジョーズ)
- ドライヤー
- オーブントースター
- 電気ケトル
「消費電力が大きい家電」よりも「長時間使い続ける家電」の方が電気代が高い
ことがわかります。
ワットモニターを使えば、電気の使用状況を詳しく把握できるので試してみてください。
【4人家族で電気代4000円】我が家の節電生活
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我が家は私36歳、妻36歳、娘6歳、息子3歳という家族構成で
電気の使用を控えることなく電気代は月額10,000万円以下、安い時は4,000円という生活を送っています。
電気の使い方はこんな感じ
- 日中照明をつけて在宅ワーク
- 長時間テレビゲームをする
- 電気ケトルでコーヒーを淹れる
- 24時間加湿器を使用する
こんな生活をしているにも関わらず電気代が安い!!
電気代を安く抑えられている理由は
いろいろ工夫しながら電気を使っているから
です。
なにも考えず電気を使い続ければ月額20,000円をすぐに超えてしまう
下記では「工夫して電気を消費する我が家の生活スタイル」を詳しくご紹介します。
生活スタイルに合った電力会社と契約
上記でもご紹介していますが、
我が家はLooop電気(30分ごとに電気料金単価が変動する料金プラン)
と契約しています。
料金単価の変動を示したグラフがこちら
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/427-1024x683.png)
上図は、Looop電気公式サイトの「でんき予報」のグラフです。
単価が安い時間帯、高い時間帯を一目で確認できる
翌日の「でんき予報」を確認して家電を使う時間帯をザックリ計画しています。
この日の行動はこんな感じ
- 10時から13時まで単価が安いので洗濯などの家事で電気を使う
- 16時から20時まで単価が高いのでポータブル電源の電気を使う
単価が安いときに電気を使って単価が高いときはポータブル電源を使う
このような生活を意識すると電気代をめちゃくちゃ節約することができます。
料金単価変動の傾向がこちら
- 快晴で平日の10時から15時の時間帯が単価が安い
- 朝方、夕方は単価が高い
- 曇りの日が続くと単価が上がる
上記の傾向を踏まえてポータブル電源を計画的に使用すれば節電効果がさらにアップ
今はゲーム感覚で節電生活を送っています。
自作太陽光発電で電気を発電
自作した太陽光発電を利用して電気代を抑えています。
自作太陽光発電がこちら
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/20240312_083058-1024x768.jpg)
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/RIMG4281-1024x768.jpg)
1日に2回くらいソーラーパネルの向きを調整
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_2184-768x1024.jpeg)
冬は除雪が大変。。。
第二種電気工事士の資格が必要な作業がありますが、施工自体は難しいものではありません。
大変なのは、
「どの程度の電気を発電するのか」「発電した電気をどうやって消費するのか」を設計すること
です。
安全な太陽光発電にするためには「設計」がめちゃくちゃ大切
関連記事「太陽光発電自作マニュアル」では、
私が太陽光発電を自作したときに得た経験をマニュアル化した説明書
をご紹介しています。
ケーブルの太さの選定、配線図など詳しく解説していますので気になる方は是非参考にしてみてください。
蓄電池とポータブル電源の電気を消費
太陽光発電で充電した蓄電池とポータブル電源を使って電気代を抑えています。
仕事で使っているパソコンの照明をポータブル電源で稼働している様子
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_1904-1024x768.jpeg)
私の仕事部屋は日の光が入りにくい位置にあるので、常に照明が必要になります。
外は明るいのに電気を点けるって嫌だな。。。
そこで導入したのが、【スイッチ付器具一体型LED蛍光灯】です。
ポータブル電源の電気を使用できるので電気代0円で照明を使うことができます。
ポータブル電源で加湿器を稼働している様子
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_2049-1024x768.jpeg)
加湿器は消費電力は小さいものの長時間使用するので電気代が高くなってしまう
ので我が家はポータブル電源を使って稼働させています。
分電盤にポータブル電源の電気を供給している様子
![](https://hatayuru.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_2295-1024x768.jpeg)
切替器付分電盤と繋がっているコンセントにポータブル電源の電気を出力しています。
「どんな電気配線になっているの?切替分電盤ってなに?」
と疑問に思った方は関連記事「注文住宅でやっておくべき電気配線」を参考にしてください。
ポータブル電源を有効活用できるよう私も分電盤を改良したい!
と感じてくれた方のために実際に工事屋さんと打合せて作成した配線図うあ電気設備配置図が掲載されています。
図面があれば電気工事屋さんとスムーズに打合せができます。
以上が我が家が行っている「工夫して電気を消費する我が家の生活スタイル」です。
なんかめんどくさそう。。。
と感じた方もいらっしゃると思いますが、これだけの対策と行動をしなければ電気代を安くすることはできません。
慣れてしまえばゲーム感覚で節電を楽しむことができます。
我が家みたいに徹底的に対策をするのは難しいと思いますが、少しずつ対策してみてください。
「原発問題」「再エネ問題」を考えると、これから電気代はどんどん上げっていくと思われます。
今のうちにできることを対策していきましょう。