ノートパソコンを充電しっぱなしにしていませんか?
実は、
「ノートパソコンを充電しっぱなしで使用する」にはいくつかのデメリット
があるんです。
中でも大きなデメリットとしては、
「無駄な電気代が発生する」と「バッテリーの寿命を短くする」
です。
他にも、過熱によるリスクや安全性の問題も見逃せません。
本記事では、
ノートパソコンを効率的に使うための節約ポイントや充電しっぱなしの具体的な影響
を解説します。
日々のちょっとした工夫で電気代の節約とバッテリーを長持ちさせることができます。
最後までお読みいただき、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ノートパソコンを充電しっぱなしにするデメリットとは?
ノートパソコンを充電しっぱなしにすると以下のようなデメリットがあります。
- 電気代がかさむ
- バッテリーの寿命が縮まる
- 加熱・発熱が発生する
デメリットの内容をしっかり把握して、安全・快適にノートパソコンを使用しましょう。
電気代がかさむ原因を解明!
ノートパソコンを充電しっぱなしにすると、電気代が少しずつ増えてしまいます。
理由は、
充電が完了した後もパソコンがわずかに電力を消費し続けるから
です。
例えば、
機種によって違いはありますが、充電完了後でも充電器がコンセントに繋がっている状態だとパソコンは「待機電力」を消費し続け電気代に加算
されてしまいます。
無駄な電力を使わないためにも、充電が終わったらすぐにコンセントを抜くことが大切です。
バッテリー寿命への悪影響とその理由
ノートパソコンを常に充電しっぱなしにしておくと、
バッテリーの寿命が短くなる
可能性があります。
その理由は、
バッテリーが常にフル充電状態に保たれることで、バッテリーの中のリチウムイオンが劣化しやすくなるから
です。
バッテリーの健康を守るためには、必要以上に充電しないように注意することが大切。
具体的には、
バッテリー残量が20%以下になったときに充電し80%くらいで充電をやめる
このようなサイクルが理想的です。
バッテリーを長持ちさせるために充電のタイミング、時間を意識してみてください。
過熱リスクと安全性の問題
ノートパソコンを長時間充電しっぱなしにしておくと、過熱リスクが高まります。
過熱が続くとパソコン内部の電子部品がダメージを受ける可能性があり、最悪の場合火災の原因にもなりかねません。
無駄な過熱を防ぐためにも、充電が終わったらこまめに充電器を外しパソコンの温度管理をしっかり行うことが重要です。
さらに、パソコンを適切な場所に置き通気を良くすることも過熱防止につながります。
一番最悪な保管場所は、
気温が高い日の車内
です。
夏の車内温度は50℃から60℃に達することがあり、ノートパソコンのような電子機器には悪影響しかありません。
安全で快適に使い続けるためには、過熱には特に気をつけましょう。
充電しっぱなしにした場合の月々の電気代はいくら?
ノートパソコンを充電しっぱなしにした場合、どれくらい電気代が発生するのでしょうか。
ここからは、
実際に消費電力を測定して電気代に換算してみた結果
をご紹介します。
充電しっぱなしで発生する消費電力量を測定
ワットモニターを使って、
ノートパソコンを充電しっぱなしにしたときに発生する消費電力量
を測定してみました。
こんな感じ
測定方法は
コンセントにワットモニターを接続し、ワットモニターに充電器を接続する
です。
測定できる項目がこちら
- 消費電力(W)
- 消費電力量(kWh)
- 測定時間(h)
めちゃくちゃ簡単に消費電力量を測定できる
充電が完了したあとに測定を開始。その結果がこちら
消費電力量(kWh)
消費電力(W)
測定時間(h)
- 消費電力量(kWh)・・・0kWh
- 消費電力(W)・・・0~0.3W
- 測定時間(h)・・・約9時間
ほとんど待機電力が発生していないことが判明
ノートパソコンって全然電気代電気代がかからないのでは?
関連記事「電気代が高い家電ベスト5」では我が家にあるいろんな家電の消費電力量を測定した結果を紹介しています。
電気代が高い家電製品トップ5(リアルな電気代を公開)
電気代が気になっている家電の測定結果がきっと見つかるはずです。
測定した消費電力量を電気代に換算
ワットモニターで測定した消費電力量を電気代に換算する方法をご紹介してきます。
ですが、
今回測定した消費電力量は0kWh。
小さすぎて電気代がほとんど発生していないことになります。
なので、代わりに
ノートパソコンの充電を10%→100%にするときに発生した電気代
をご紹介していきます。
測定した消費電力量がこちら
充電を10%→100%にするときに発生した消費電力量は0.04kWh。
次に、
電気代の請求書から料金単価を確認
します。
我が家の料金単価は38.47円/kWh。
測定した消費電力量(kWh)と料金単価(円/kWh)から電気代を算出することができます。
0.04(kWh) × 38.47(円/kWh) = 1.5円
ノートパソコンを充電したとき発生する電気代は
約1.5円
となります。
消費電力量を測定することができれば、あらゆる家電の電気代を算出することが可能。
電気代が高い家電を把握しましょう。
経済的にノートパソコンを使い続けるためには
ノートパソコンを経済的に使い続けるためのポイントをご紹介していきます。
平均的な使用環境での電気代シミュレーション
多くの人がノートパソコンを日常的に使っていますが、平均的な使用環境での電気代はどうなるでしょうか。
例として、
充電しっぱなしのままノートパソコンを使った場合消費電力量と充電がなくなった都度充電をする場合の消費電力量
を比較してみました。
結果がこちら
- 充電しっぱなしの場合の消費電力量・・・0.10kWh
- 都度充電した場合の消費電力量・・・0.08kWh
電気代に換算した結果がこちら
- 充電っぱなしの場合の消費電力量・・・3.8円
- 都度充電した場合の消費電力量・・・3.1円
約0.7円の違いがあると判明しました。
ただし、
作業内容によって消費電力量に違いができるので正確な数値ではありません。
ですが、
充電しっぱなしでノートパソコンを使った方が電気代が高くなる!
のは間違いありません。
充電が終わったらコンセントを抜き、必要なときだけ充電する習慣をつけることが大切です。
年間で見た場合の電気代節約効果
ノートパソコンの充電を適切に管理することで、年間を通じて電気代の節約が期待できます。
例えば、
「毎日充電しっぱなしにしていた場合」と「充電が必要なときだけ行った場合」
を比べると年間で数百円の差が出ることもあります。
電気代の節約は長い目で見れば大きな違いを生むので、
無駄を省くための小さな努力が大切
です。
電気代を節約しつつ、環境にも優しい生活を目指しましょう。
ノートパソコンの充電を最適化するための3つの節約ポイント
節電を意識しながらノートパソコンを使うためのポイントをご紹介します。
これから紹介するポイントを知っているだけで
電気代を節約でき、安全にノートパソコンを使い続けることが可能
です。
ノートパソコンを毎日のように使う方は是非ポイントをチェックしておきましょう。
効果的な充電タイミングとは?
ノートパソコンの充電を最適化するためには、効果的なタイミングで充電することが重要です。
結論としては、
バッテリー残量が20%を切ったときに充電を開始し、80%程度で充電をやめることが最も効果的
です。
このような充電サイクルは、
バッテリーの劣化を防ぎつつ必要なときに十分な電力を確保
することが可能。
充電を開始するタイミングと充電する時間を意識して、ノートパソコンを長持ちさせましょう。
電源設定で電気代を削減する方法
パソコンの電源設定を調整することで、電気代を大幅に削減できます。
使わないときには自動的にスリープモードにする設定や画面の明るさを調整する設定などを行うことで、
無駄な電力消費を抑えることができます。
特に「省電力モード」を活用することで、パソコンが必要なときだけ電力を使うようになり、月々の電気代を抑えることが可能です。
これらの設定を見直すことで、少しずつでも節約効果を実感できるでしょう。
画面の明るさを最大にした場合と最小にした場合では、
消費電力に10W~20Wもの差
があります。
消費電力を意識するあまり画面を暗くしすぎると、画面内が見づらくてストレスが溜まってしまう恐れがあるので最適な明るさに調整しましょう。
バッテリーの健康を維持しながら電気代を節約
バッテリーの健康を保ちつつ電気代を節約するには、
充電習慣の見直し
が重要です。
バッテリーを長持ちさせるためには、
「過充電を避ける」「充電しながら操作しない」
ことが基本です。
たとえば、
夜間に充電しっぱなしにするのではなく、日中のうちに必要な分だけ充電する
ことが推奨されます。
バッテリーに負担をかけない使い方を日々実施するだけで、
電気代を節約しつつノートパソコンを安全に使い続ける
ことが可能です。
「充電のタイミング」「充電する時間」を意識してノートパソコンを使ってみてください。