エコジョーズは意外と電気代がかかっている!実測結果をご紹介

 

エコジョーズってガス給湯だから電気はほとんど使われていないのでは?

 

このように思っている方がほとんどではないでしょうか。

 

結論から言うと、

エコジョーズのガス暖房を稼働させるとめちゃくちゃ電気代がかかる。約200Wの消費電力が発生する

です。

 

200Wという電力はリビングの照明約4個分に相当します。

 

そんなものか!と思われる方もいらっしゃると思いますが、

私的には「ガス暖房のくせに電気使いすぎじゃね?」と感じてしまいます。

 

この記事では、エコジョーズを稼働させたときに発生する電力量を詳しくご紹介しています。

日頃から節電を心がけている!という方は是非参考にしてみて下さい。

 

エコジョーズの使用で発生する消費電力

まずは我が家で使っているエコジョーズをご紹介します。

 

一般家庭用のエコジョーズを使っています。

 

定格消費電力275Wってちゃんと表示されている。。。

 

こんなの気にする人いるのかなぁ。。

 

この表示だけではどれくらいの電気代が発生するのか全然イメージができないので、

実測した消費電力量を元に発生する電気代を算出

してみたので詳しくご紹介していきます。

 

消費電力の実測に使用した機器がこちら

 

コンセントに挿すだけで使うことができ、どれくらいの電気量が消費されるのかを数値化することができます。

家電製品ごとに消費される電気量を知りたい!というときに便利なアイテムです。

 

エコジョーズにワットモニターを接続した様子がこちら

 

このようにワットモニターを接続することでエコジョーズが稼働したときの消費電力を実測することができます。

 

「電源がオフ」のときの消費電力

エコジョーズの電源をリモコンで「切」っている状態の消費電力は、約3~7Wです。

 

電源が「切」のときはガス代、電気代ともにほとんど発生していないことになります。

 

「給湯」を使ったときの消費電力

 

台所や洗面台、シャワーでお湯を使ったときに発生する消費電力は、100W~150Wで変動しました。

 

お湯をいっぱい使うと150W近い消費電力が発生し、お湯を止めると10Wまで下がる

といった感じです。

 

お湯を使う時間をなるべく短くすると節電に繋がると判明しました。

 

「お風呂のお湯入れ」を使ったときの消費電力(ガス暖房含む)

お風呂のお湯入れのときに発生する消費電力は約120Wでした。

お風呂のお湯入れと給湯を使用したときは約200W。

「お風呂のお湯入れ」+「給湯」+「ガス暖房」を同時に使用すると約240W。

これがエコジョーズをフル稼働させたときに発生した消費電力です。

 

「ガス暖房」を使ったときの消費電力

 

ガス暖房を使ったときに発生する消費電力は90Wから100W。

「ガス暖房」と「台所のお湯」を同時に使うと消費電力は150Wでした。

 

多くの給湯設備を使用するとその分、消費電力も大きくなることが判明。

 

ただしガス暖房の場合、「消費電力」よりも「消費電力量」の方を気にしなければなりません。

 

「消費電力量」とは電力を消費し続けた数値を表すもので、

200Wの電力を1時間消費し続けた消費電力量は200Wh

100Wの電力を2時間消費し続けた消費電力量は200Wh

という考え方です。

 

台所でお湯を1分間使った時の消費電力量は100W÷60=1.7Wh

ガス暖房を1時間使った時の消費電力量は150W×1=150Wh

ガス暖房を長時間使い続けた方が圧倒的に電気代が高い!

ということになります。

 

エコジョーズを使用することで発生する1日の電気代

 

エコジョーズの使用で発生する1日あたりの電気代は、

約32円

です。

 

1ヶ月換算すると約1,000円

 

意外と高くないですか。。

 

実測した日のスケジュールがこちら

  • 7:00 朝食のため給湯を使用
  • 12:00 昼食のため給湯を使用

  • 17:00 夕食のため給湯を使用

  • 19:00 お風呂のためお湯張りを使用

  • 16:00~20:00 ガス暖房を使用

 

家に引きこもる休日はガス暖房を長時間稼働し続けるのでもっと電気が消費されます。

 

電気代の算出方法がこちら

ワットモニターで24時間測定した消費電力量が940Wh。

電力会社からの請求書から求めた1Whあたりの電気代単価が0.0345円。

940Wh×0.0345円=32.43円

 

「1Whあたりの電気代単価の算出」は下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

ポータブル電源に節電効果はあるのか?【実際にやってみた効果をご紹介】

 

この電気代算出方法を使えば、家電製品毎に発生する電気代を簡単に求めることができます。

 

どの家電製品がどれだけの電気を消費しているのか

を把握することができれば効率の良い節電対策を実施することが可能です。

 

ご自宅の電気代が気になる方は是非やってみてください

 

エコジョーズの電気代を節電してみた

エコジョーズの電気代を節電するために

自作太陽光発電で充電したポータブルを使ってエコジョーズを稼働させる

という節電対策を実施してみました。

 

エコジョーズをお得に使用するにはこの方法しかない。

 

実際に稼働させてみた結果は、

ポータブル電源でも問題なくエコジョーズを稼働させることができる。

ただし、消費電力が大きいので3~4時間くらいでバッテリー切れになってしまう

です。

 

今回使用したのは【エコフロー】リバーマックスというポータブル電源で、

消費電力600Wまでの家電製品を稼働させることができ、バッテリー容量は576Wh

というスペック。

 

バッテリー容量が576Whということは、

消費電力576Wの家電製品を1時間使用できる

消費電力288Wの家電製品を2時間使用できる

というイメージ。

 

エコジョーズがフル稼働する時間帯では約250Wの消費電力が発生するので、250Wの消費電力が発生し続けるとリバーマックスなら2時間ちょっとでバッテリー切れになってしまいます。

 

実際にやってみて、

ポータブル電源でエコジョーズを稼働させるなら容量が1kWh以上のポータブル電源が必要

という結論に至りました。

 

 

個人的には、

バッテリー容量が少ない!というよりも常に発生する消費電力が大きすぎるだろ!

と感じています。

 

ポータブル電源でエコジョーズを稼働させるのは控えよう。。

 

リバーマックスのような持ち運びができるポータブル電源は、

リビングの照明やノートパソコンの充電のような消費電力の小さい家電製品用

として利用すればめちゃくちゃ快適に節電対策を行うことができます。

 

【エコフロー】は「コスパ」、「使い心地」、「保証内容」といった観点からも、

私のような初心者におすすめのポータブル電源メーカーだと思います。

 

下記の記事では、ポータブル電源の節電効果について詳しくご紹介しています。

 

ポータブル電源に節電効果はあるのか?【実際にやってみた効果をご紹介】

 

ポータブル電源選びで迷っている方は是非参考にしてみてください。

 

ポータブル電源でエコジョーズを使うときの注意点

ポータブル電源でエコジョーズを稼働させるときの注意点は、

・エコジョーズの電源を「切」にしてから時間をおいてから切り替える

・ポータブル電源のバッテリー切れになる前にエコジョーズの電源を「切」にする

の2点です。

 

エコジョーズはリモコンで電源を「切」にしても数分間は消費電力が発生しています。

 

消費電力が発生しているうちにコンセントを抜いて電源を切り替えようとすると、

エコジョーズが故障してしまう可能性が。。。

 

節電のためにエコジョーズ本体を壊してしまっては本末転倒

 

ワットモニターを使って観察した結果、

「切」にしてから5分程度待てば消費電力がなくなり完全に電源がシャットダウンする

ことがわかりました。

 

エコジョーズは使い方によって消費電力量が大きく変化するので、

予想以上にバッテリーの減りが早く気付いたときにはバッテリー切れになってしまう

ことがあります。

 

バッテリー切れを発生させてしまうと、

消費電力発生中に電源を切り替えるのと同じ行為になってしまうので

エコジョーズを故障させてしまう可能性があります。

 

ポータブル電源を使ってエコジョーズを稼働させるときは、

常にバッテリーの残量に注意

をしましょう。

 

エコジョーズはガス代と電気代のダブルパンチ

 

エコジョーズは都市ガスを使った暖房器具。エコキュートは電気を使った暖房器具。近年、電気代が高騰しているのでエコジョーズの方がお得。

というザックリした知識で導入しました。

 

しかし、実際にエコジョーズを使ってみると、

意外と多くの電気が必要なんだな!!

と感じています。

 

このことを知らずにエコジョーズを使っている方が多いのでは。。

 

給湯器の導入や交換を計画している方は、

エコジョーズはガス以外に装置を稼働させる電気が必要となる!

ことをしっかり頭の中に入れておきましょう。

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