家庭用ソーラーパネルの導入を考えているけれど、どれを選べば良いのか分からない。
こんな疑問にお答えします。
本記事では、初心者にも扱いやすいソーラーパネルの選び方を詳しく解説します。
職業 :電気保安・電気工事
趣味 :節電・電気工事DIY
実績1:自作太陽光発電とポタ電の活用で電気代3,000円以下達成
家庭用ソーラーパネルがあれば電気代を月額1,000円以上安く抑えられる。
節電オタクの私が、
ソーラーパネルの基本知識から使用目的に応じた最適な選び方、設置方法やおすすめのメーカー・モデルなど
知っておくべきポイントをご紹介します。
さらに、具体的な例や実際の製品レビューを交えて、あなたのニーズに合った最適なソーラーパネル選びをサポートします。
環境に優しく、経済的にもメリットのあるソーラーパネルの魅力を、このガイドを通じて実感してください。
目次
ソーラーパネルの基本知識
ソーラーパネルとは?その仕組みと役割
ソーラーパネルは、太陽光を電力に変換する装置です。
仕組みは光起電力効果を利用して太陽光のエネルギーを直接電気に変えるというもので、パネルに内蔵された半導体材料が太陽光を吸収し電子を放出することで電流を発生させます。
ソーラーパネルの役割は、再生可能エネルギーを利用して環境に優しい電力を供給することです。
太陽光エネルギーで日常生活の電力をまかなうことが可能
ソーラーパネルの種類と特徴
ソーラーパネルには主に3つの種類があります。
- 単結晶パネル・・・高効率で長寿命
- 多結晶パネル・・・コストパフォーマンスが良い
- 薄膜パネル・・・軽量で設置場所の柔軟性が高い
各種の特徴から
単結晶パネルは住宅の屋根に、多結晶パネルは広い土地に、薄膜パネルはポータブル電源との併用に
に適しているとされています。
使用する環境によって使い分けしましょう
ソーラーパネルのメリットとデメリット
ソーラーパネルのメリットは、エネルギーの自給自足が可能になることです。
長期期間使い続ければ、環境負荷を減らせると同時に電気代の削減が可能。
デメリットは、初期投資が高額で天候による発電量の変動があることです。
例えば、太陽光が十分に得られない地域や豪雪地帯では、発電効率が低下する可能性があります。
デメリットの影響を最小限に抑えるために、事前に「長期的な運用は可能か」「太陽光を十分に照射されるか」の確認がとても重要です。
ソーラーパネルの選び方
使用目的に応じたソーラーパネルの選び方
ソーラーパネルを選ぶ際は、使用目的に応じた選定が重要です。
例えば、
家庭用には高効率の単結晶パネル、キャンプやアウトドアには持ち運びが便利な薄膜パネル
が適しています。
具体的な例がこちら
- 折り畳み式のソーラーパネルとポータブル電源と組み合わせるとキャンプや非常時に便利。
- 軽量で形状が変形するフレキシブル型のソーラーパネルを車の屋根やカーポートの屋根に仮設する
- 重量があるフレームタイプのソーラーパネルは家の屋根上にガッチリ固定する
使用シーンに応じて最適なソーラーパネルを選びができれば、より長期間運用することができます。
重要な選定ポイント
ソーラーパネルを選ぶ際の重要なポイントは、「発電効率」、「設置場所」、「耐久性」です。
高効率なパネルは短時間で多くの電力を生成でき、設置場所に適したパネルを選ぶことで、最大限の発電効果を得ることができる。
また、耐久性の高いパネルは長期的な使用が可能です。
使いやすく、高性能になればなるほど高価になります。
「予算」と「性能」を考えながらソーラーパネル選びをしましょう。
初心者におすすめのソーラーパネル
初心者には、持ち運びやすく発電量の高いソーラーパネルがおすすめです。
「私だったらこれにする!!」という初心者向けのソーラーパネルは、
「折り畳み式ソーラーパネル」もしくは「フレキシブルソーラーパネル」
です。
折り畳み式のソーラーパネルは、
持ち運びに便利で使わないとき片づけてる
ことができます。
キャンプ、アウトドア以外では倉庫にしまっておく予定の方にピッタリ
フレキシブルソラーパネルは、
軽量で形状がグニャグニャ変形するのでどんな場所にも設置する
ことができます。
ベランダやカーポート、車庫に設置可能
私が最初に購入したのがフレキシブルソーラーパネルで、日当たりの良い2階の窓枠にぶら下げて使っていました。
こんな感じ
軽量で柔軟性の高いフレキシブルタイプだからこそ設置できた!
初心者におすすめできないソーラーパネル
初心者におすすめできないソーラーパネルはフレーム型のソーラーパネルです。
フレームタイプのソーラーパネルはこんな感じ
フレーム型ソーラーパネルのデメリットがこちら
- 重くて持ち運びに不向き
- 設置するための架台が必要
設置するまでがとても大変。
設置するまでがとても大変なので業者さんが扱うことがほとんど
初心者の方は、
「取り扱いしやすい軽量なもの」「使わなくなったら片づけられるもの」「安価なもの」
を選ぶようにしましょう。
ソーラーパネルの導入と設置方法
自宅に最適な設置場所の選び方
ソーラーパネルの効果を最大限に引き出すためには、最適な設置場所を選ぶことが重要です。
南向きで日当たりの良い場所が理想的
影がかからない場所を選ぶことも大切です。
一般的には、屋根の上や庭の一部で日当たりの良い場所が選ばれます。
自作太陽光発電で導入したソーラーパネルの設置状況がこちら
裏庭の様子
屋根上の様子
強風時に飛ばされないように設置できればオッケー
関連記事「ソーラーパネルの架台の作り方」では架台をDIYで作成する方法が詳しく紹介されています。
ソーラーパネルの架台(裏庭用・屋根上用)を自作してみた!作り方・必要材料をご紹介
導入前に知っておくべき注意点
ソーラーパネルを導入する前に、法的規制やメンテナンスについて確認することが重要です。
地域によっては、設置に関する規制があるため事前に調査が必要です。
また、定期的なメンテナンスが必要なため設置後のサポート体制も確認しておきましょう。
私が定期的に行っているメンテナンスがこちら
- 発熱の有無
- 取付状態
- パネル表面の汚損状態
セルフチェックは誰でも簡単にできます
ソーラーパネルの設置手順とコツ
ソーラーパネルの設置は、専門業者に依頼することが一般的ですが自分で施工することも可能です。
設置手順は、
設置場所の確保 → パネルを固定 → 配線
「配線」には電気工事士の資格が必要になる場合もありますが、用意する製品によっては資格なしでも配線可能です。
例えば、同じメーカー同士のソーラーパネルとポータブル電源を配線する場合
充電ケーブルのコネクタとソーラーパネルのコネクタを差し込むだけ
なので電気工事士の資格は必要ありません。
おすすめソーラーパネルメーカーとモデル
人気のソーラーパネルメーカー
人気のソーラーパネルのメーカーがこちら
- Jackery
- エコフロー
- Anker(アンカー)
- Renogy(レノジー)
これらのメーカーは、高性能で高品質、信頼性のある製品を提供しているとされています。
どれがいいの?メーカーによって何が違うの?
めちゃくちゃ迷うと思いますが、
ぶっちゃけ発電量やデザイン性は各メーカーそこまでの違いはない!!
と思っています。
私がソーラーパネル選びで重要視するポイントは、
他メーカーのポータブル電源や蓄電池と接続できる端子なのかどうか
です。
例えば、
JVCのソーラーパネルはJVCのポータブル電源にしか接続できないコネクタになっているので
不便を感じています。
それに比べて、
Renogy(レノジー)のソーラーパネルのコネクタはMC4端子が採用されていて他メーカーのポータブル電源やソラーパネルと接続できる可能性が高いためとても便利。
レノジーのパネルでエコフローのポータブル電源の充電可能
ソーラーパネル導入後、ポータブル電源や蓄電池をどんどん増やしていきたい!と考えているなら
ソーラーパネルのコネクタの形状
はとても重要です。
【使いやすさ重視】初心者向けのソーラーパネル
軽量で持ち運びに便利な折り畳み式ソーラーパネル
私がダントツでおすすめする初心者向けソーラーパネルは、エコフローの折り畳み式ソーラーパネルです。
エコフローを推す理由がこちら
- 接続端子が「MC4端子」なので他メーカーのポータブル電源や蓄電池の充電が可能
- 発電量が高い製品のラインナップが豊富
- パネルの角度調整がしやすく安定感がある
最初に購入するソーラーパネルで絶対に失敗したくない!ならエコフロー一択!!
軽量で形状が変形するフレキシブル型のソーラーパネル
フレキシブルタイプは障害物の多い場所でも設置することができるので、
「設置する場所がなくて困っている」「架台を設置する場所がない」
という方におすすめです。
2階の窓枠にぶら下げることもできるんだからどこでも設置できます。
【コスパ重視】初心者向けソーラーパネル
「LVYUAN(リョクエン)」ソーラーパネル
LVYUAN(リョクエン)のソーラーパネルは発電量と価格を比較した場合のコスパが最強です。
例えば、発電量200Wのソーラーパネルを他メーカーで比較したときリョクエンより安い価格で探すのは難しいと思います。
安くても品質に問題はありません。
口コミやレビュー記事を確認しても悪い評判は見受けられませんでした。
今のところ、ソーラーパネルはRenogy(レノジー)を使っていますが、自作太陽光発電システムのインバーターはLVYUAN(リョクエン)の製品を使っています。
安価だけどしっかりとした製品を扱っているメーカーです。
「RENOGY (レノジー)」ソーラーパネル
レノジーのソーラーパネルはコスパがよく発電力も高いのが特徴です。
レノジーは定期的に割引キャンペーンを行っていて、ソーラーパネルのような高額製品は大幅値引きをしているキャンペーン時の購入がおすすめ。
実際に私はサマーセールでソーラーパネルを購入しました。
レノジーのソーラーパネルの使い心地は、
予想以上に発電してくれるので大満足。使い始めて4年目になるけど発電量が下がった感じはしない!
です。
パネルのコネクタがMC4端子になっているので他メーカーのポータブル電源や蓄電池と組み合わせられる可能性が高い
ことも魅力の1つです。
関連記事「RENOGY(レノジー)ソーラーパネルを使ってみた」では詳しいレビューを紹介しています。
RENOGYのソーラーパネル175W1枚の発電量を具体的にご紹介
ソーラーパネル選びで迷っている方は参考にしてみてください、
「Anker(アンカー)」ソーラーパネル
Anker(アンカー)のソーラーパネルは高性能で高品質、見た目がかっこいいが特徴です。
Anker(アンカー)といえば、モバイルバッテリーやスマホ、タブレットの充電器のイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
実際に私もそうでしたが、ソーラーパネル選びでいろんなメーカー比較をしたときAnker(アンカー)が頻繁にヒットしました。
Ankerソーラパネルのスペックや評判を詳しく調べた感想は、
発電しない!すぐに使えなくなる!といった悪い口コミが全くない。「想定よりも発電してくれる」という良い評価が多い。他メーカーと比較すると価格は少し高め
です。
おしゃれで高性能なソーラーパネルを選びたい!という方におすすめ
「エコフロー」ソーラーパネル
エコフローのソーラーパネルは安定感があって設置しやすい、ラインナップが豊富で目的に合った出力のパネルを選べるが特徴です。
高出力のパネルとポータブル電源と組み合わせることで急速充電も可能。
また、パネルのコネクタがMC4端子になっているのも魅力の一つです。
「Jackery」ソーラーパネル
Jackeryのソーラーパネルは高品質、高性能でJackery製ポータブル電源との相性抜群が特徴です。
私の勝手なイメージですが、
Jackery製ポータブル電源と一緒にパネルを購入する、もしくは既にJackery製ポータブル電源を持っているからパネルを購入する
方がほとんどではないでしょうか。
Jackery製ポータブル電源が高性能で優秀すぎる!!
次回、ポータブル電源を購入するなら迷わずJackery製ポータブル電源を選びます。
そして、Jackery製ポータブル電源を購入したらソーラパネルも併せて揃えようと計画中です。
ポータブル電源、ソーラパネルをセットで揃えたい!そして今後、他メーカーの製品は買わない!という方は絶対にJackeryがおすすめ。
これまでに紹介してきたソーラーパネルは、
高効率でありながら価格が手頃な製品
のラインナップです。
どのメーカーのソーラーパネルを選んでも失敗することはほとんどない!
ソーラーパネル選びで最終的な決め手は
「利用シーンに合わせたパネルの形状」と「コネクタの形状」
だと考えています。
ソーラーパネルは導入すれば長期間使い続けることができるので、
「数年後どのように使用するのか」「設置場所を変更する予定はあるのか」「他メーカーのポータブル電源を充電することはあるか」
など、よく計画してから選定しましょう。
最新モデルのレビューと評価
Jackery SolarSaga 200W
Jackery SolarSaga 200Wは折り畳み式のソーラーパネルで最大出力200Wの性能があります。
最大6枚のパネルを接続可能で、Jackery ポータブル電源 2000 Proであればわずか2.5時間でフル充電が可能。
我が家の1日の消費電力量が約4kWhなので、約5時間で1日分の電気を発電することになります。
もの凄い充電パワーです
Jackery製全てのポータブル電源と接続できるので、
「既にJackery製ポータブル電源を持っている」「パネルと併せてポータブル電源を購入する」
という方におすすめです。
EcoFlow 400W Solar Panel
EcoFlow 400W Solar Panelは折り畳み式にもかかわらず発電出力400Wで高出力タイプです。
我が家に導入したフレーム型ソーラーパネルの発電出力は175Wなので、約2.5枚分の出力を1枚で行うことになります。
2枚分の出力を1枚だけで出力できるなんて凄すぎる!
メンテナンスのことを考えると、
フレームタイプソーラーパネルを2枚稼働させるためには「清掃」「除雪」が必要になるが、
EcoFlow 400W Solar Panelは折り畳み式なので「除雪」の必要はありません。
雨や雪のときは折りたたんで片づけておけばオッケー
400Wもの高出力であれば大容量ポータブル電源や蓄電池の充電も時間をかけることなく急速充電できるので、非常時にも安心です。
ソーラーパネルやポータブル電源は日々新商品が開発されているので、目的にあった製品がきっと見つかるはずです。
最適なソーラーパネルを選んで電気の自給自足を楽しみましょう。