ソーラーパネルの架台(裏庭用・屋根上用)を自作してみた!作り方・必要材料をご紹介

 

ソーラーパネルを設置する架台ってどうやって作るの?

 

こんな問題を解決します。

 

我が家では自作太陽光発電を導入していて効率よく電気を発電しています。

 

自作したソーラーパネルの架台がこちら

 

裏庭に設置した架台がこちら

 

屋根上に設置した架台がこちら

 

架台は専門の業者に依頼しなければ設置できない!と思われがちですがそんなことはありません。

 

ホームセンターで揃えられる材料を使ったDIYレベルでもしっかりとした架台が作成可能です。

 

この記事で紹介する架台の特徴がこちら

  • ソーラーパネルの移動を容易にしたい
  • 風でパネルが飛ばされないくらい頑丈にしたい
  • 費用を安く抑えたい
  • 裏庭もしくは屋根上に架台を設置したい

 

上記の項目どれか1つでもあてはまる!という方は是非記事の内容を参考にしてみてください。

 

ソーラーパネルの架台を自作する方法

 

ソーラーパネルの架台作成では、

絶対に倒れないこと」「ソーラーパネルが風で飛ばされないこと

に注意してください。

 

自作した架台はネットや書籍から情報を集めて私なりにアレンジしたもので、

2年間、問題なくソーラーパネルを支え続けています

 

実績のあるソーラーパネル架台の作り方をご紹介します。

 

裏庭に設置する架台の作り方

 

エアコンの室外機を設置するときによく使われるベースブロック(スライドブロック)の上にL型アングルを組み合わせて作成します。

 

ちょうどいい場所にエアコンの室外機が設置されているので利用しました。

 

横向きに使うアングルには荷重がかかるので材質が分厚いものを採用しましょう。

  • 横向きに使うアングルはL40
  • 縦向きに使うアングルはL30

 

 

全て統一してもいいけど費用を抑えるために縦向きのアングルはL30を採用

 

アングルが交差する部分はボルトが短いと接続できないので注意してください。

 

ソーラーパネルが良い感じに傾くように一番上のアングルの高さを調整します。

 

フレームタイプのソーラーパネル2枚(計20Kg)

フレキシブルタイプのソーラーパネル1枚(4Kg)

合計24kgを余裕で支えることができます。

 

 

上の写真ではフレキシブルタイプ1枚しか設置していませんが、左側に追加で2枚設置可能です。

 

フレームタイプを屋根上に持っていく前は3枚のソーラーパネルを設置してました

 

必要材料

Lアングル L-40WP 1800mm ユニクロ 2本セット

Lアングル L-30W 2100mm 2本セット

・ボルト・ナット

マルチベースブロック B600 (1個入)

 

パネルを設置する枚数によってLアングルの長さを調整してください

 

 

屋根上に設置する架台の作り方

 

屋根上の架台は「廃材」と「専用の指示金具」を使って作成しました。

 

専用の指示金具がこちら

 

屋根の形式が「立平葺屋根」でなければ使えないので注意してください。

 

説明書によると、

金具PT-920の上に直接ソーラーパネルを設置する。なので、ソーラーパネル1枚あたり金具PT-920が4個必要になる

となっています。

 

ソーラーパネル2枚設置しようとすると金具PT-920は8個必要となり2万円以上必要になる。。。

 

高すぎる。。。

 

費用を抑えるために、

ソーラーパネル2枚分を支える枠組を廃材で作成 → 枠組みを金具PT-920で固定する

という方法にしました。

 

こんな感じ

 

この方法のメリットがこちら

  • ソーラパネルを簡単に取り外せる
  • 費用を大幅に抑えることができる

 

枠組み加工のポイントは、

屋根の突起部分に切り込みを入れること

です。

 

 

切り込みを入れることで「横ずれ防止」「ピタッと設置できる」メリットがあります

 

長さは屋根の広さや設置するソーラーパネルの大きさで自由に加工してください。

 

金具PT-920の上に木枠を載せて固定しようと思ったのですが意外と難しかったので

 

枠組みを設置したあと枠組みの四隅に金具PT-920を取付ける!

という方法を採用しました。

 

こんな感じ

 

金具PT-920と枠組みが直接接続されているわけではないけど絶対にはずれません。

 

枠組みの上にソーラーパネルを置いて「ギアータイ」というクネクネするバインド線で

パネルと枠組みを捕縛すれば設置完了です。

 

必要材料

太陽光パネル取付金具(立平葺屋根用)PT-920

・廃材

・ビス

NITEIZE(ナイトアイズ) ギアータイ 12インチ

 

金具PT-920以外ホームセンターで揃えることができます。

 

フレキシブルソーラーパネルを窓枠に引掛ける

 

賃貸戸建てで生活をしていた頃に採用していた設置方法です。

 

賃貸でも太陽光発電導入は可能

 

窓枠に「パイラック」というケーブルを指示する金具を取付け、パイラックとパネルをバインド線(針金のような銅線)で指示する

という方法です。

 

こんな感じ

 

「窓枠にぶら下げる」というイメージ

 

窓枠ソーラーパネルのメリット

  • ベランダや屋根上に登る必要がない
  • 簡単に設置できる
  • 設置費用が安い
  • 発電効果が高い
  • 家を傷つけずに設置可能

 

窓枠ソーラーパネルのデメリット

  • 強風に弱い
  • 窓を完全に締めることができない
  • パネルの取付、取り外しの手間がかかる
  • 重量の軽いフレキシブルタイプのパネルでしか設置できない

 

メリット・デメリットはありますが想像以上に発電できるので結構おすすめです。

 

必要材料

【ネグロス電工】パイラック(一般形鋼用管支持金具)

八幡ねじ バインド線

 

全てホームセンターで揃えられます。

 

ソーラパネル架台の重要性

 

実際に自作太陽光発電を導入してみて、

頻繁にメンテナンスが可能であればソーラーパネル架台の重要性は低い!しっかりした架台を設置できなくても自作太陽光発電の導入は可能

と感じています。

 

私は太陽の向きによって1日に2回程度ソーラーパネルを移動させるのですが、

太陽の向きによっては架台を使わず地面や屋根上にパネルを直置き

することがほとんどです。

 

家の窓枠にパネルをはめている様子

 

金具を使わず屋根上にパネルを直置きしている様子

 

問題なく発電可能

 

ただし、

屋根上に直置きする場合、重量が10kg以上あるフレームタイプのパネルをおすすめします。

軽量のフレキシブルタイプは風の影響を受けやすいので屋根上での直置きは危険です。

 

太陽光発電を自作してみたいけど架台の設置が難しそう。。。

このように悩んでいる方はあまり難しく考える必要はありません

 

「地面に直置きすることが想定された折り畳み式のソーラーパネル」だってある!!

 

風で飛ばされないように設置できれば架台すら必要ない!という方もいらっしゃいます。

 

「架台の設置」よりも蓄電池やインバーターの選定の方がとても重要です。

 

関連記事「太陽光発電自作マニュアル」では実際に導入した機器のメーカーや容量などが詳しく紹介されています。

是非参考にしてみてください。

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