ポータブル電源を購入したいんだけど、どのメーカーを選べばいいの?
こんな疑問にお答えします。
この記事では、ポータブル電源の使用目的毎におすすめのメーカをご紹介しています。
私は電気関係の仕事をしていて「電気工事」「電気設備点検」「電気設備材料販売」などの業者さんと打ち合わせることが多く、
ポータブル電源について情報交換する機会が多々あります。
防災用、アウトドア用としてイメージが強いかもしれませんが、仕事用としての需要も高まってきています。
発電機ではなくポータブル電源しか使わなくなったという方も
電気の専門家から情報収集をした結果をまとめてみたので是非参考にしてみてください。
目次
シンプルで使いやすいポータブル電源
使いやすさ、安心感で選ぶならJVCケンウッドというメーカーのポータブル電源がおすすめです。
JVCのポータブル電源は、
説明書を見なくても誰でも直感で扱うことができる
くらいシンプルな構造になっています。
- 「入/切」と表示されたボタンを押すだけで電気を出力、停止することができる
- バッテリー容量が0~100%の数値で表示される
- 消費電力、充電電力が○○Wという数値で表示される
残りのバッテリー容量が数値で表示されるので、
あとどれくらいでバッテリーが切れてしまうのかが非常に確認しやすい仕様になっています。
JVCケンウッドは国内メーカーなので、海外品よりも国産品がいいと考える方におすすめです。
また国産品ということもあり、DCMやケーズデンキといった家電量販店で購入することができます。
実物の大きさ、重量を確認できるのはとても嬉しい
家電量販店で購入できるので、JVCのメーカー保証に加え店舗保証を受けることが可能です。
2年〜3年という長い期間で手厚い保証を受けることができます。
私も最初のポータブル電源は「国産品で信頼性が高い」という理由からJVCを購入。
購入方法は店舗からではなくネット通販で購入しました。
理由は少しでも価格を抑えて購入したかったからです。
信頼性が高いので数年で壊れる心配はないだろう
結果として、なんの問題なく2年間利用できているので正解でした。
圧倒的に良質な電気を出力するポータブル電源
とにかく良質な電気を出力したいのならホンダのポータブル電源が圧倒的におすすめです。
私の仕事関係ででポータブル電源を使って精密な電気試験を行うことがあるのですが、
業界のほとんどの方がホンダのポータブル電源を利用しています。
波形のキレイさに定評がある
交流出力の場合、正弦波や矩形波、三角波など波が存在していて、
この電気の波がキレイか歪んでいるかで良質な電気であるかどうか決まります。
仕事で経験した体験なのですが、
あるメーカーのポータブル電源を使って精密試験を行ったところ正常動作せず、ホンダLiB-AIDで再試験したところ正常動作した
ということがありました。
正常動作しなかったポータブル電源の仕様書では「純正弦波を出力」となっていました。
同じ純正弦波でも違いがあるのかも
ホンダポータブル電源の価格はというと、
他メーカーの同じ容量のポータブル電源と比べるとかなり割高になっています。
ホンダLiB-AIDのイメージは、
価格はめちゃくちゃ高いけど圧倒的な安心感がある。仕事でポータブル電源が必要ならホンダのリベイドが間違いない
です。
価格よりも質で選びたい!という方はホンダのポータブル電源がおすすめです。
>>> HONDAポータブル電源公式ホームページはこちら
アウトドアや防災用として使いたい
アウトドアや防災用としてならPowerArQ(パワーアーク)のポータブル電源がおすすめです。
PowerArQのポータブル電源の特徴は、便利な機能が多数搭載されていることです。
- LED照明
- ワイヤレス充電
- 周波数切替
個人的に嬉しい機能が「本体に付いているLED照明」です。
本体にLED照明機能があると、夜キャンプや停電のような暗い環境で利用したいときかなり助かります。
キャンプの夜、ポータブル電源でスマホやランタンを充電しようとしたとき、
暗くてポータブル電源にコードがさせない
といった経験をしたことあるかと思います。
そんなときポータブル電源本体に照明機能があればなんの問題もありません。
暗い場所でポータブル電源を使うことがある方にとってLED照明機能は必須です。
見た目がとてもオシャレなのでデザイン重要と考える方にもピッタリ。
家族でキャンプに行くとキャンパーの装備品を見てしまう癖があるのですが、
PowerArQのポータブル電源を使っている方が多くなってきています。
以前はジャクリーのポータブル電源が圧倒的に多かった。。
オシャレで多機能なポータブル電源が欲しい方はPowerArQ(パワーアーク)をチェックしてみてください。
日常生活の電気を全てポータブル電源で補いたい
ポータブル電源で冷蔵庫、電子レンジ、ドライヤーなどの消費電力の大きい電化製品を使いたい!
このような目的の場合、BLUETTI(ブルーティ)のポータブル電源がおすすめです。
BLUETTI(ブルーティ)は気軽に持ち運べるコンパクトタイプのポータブル電源から一世帯が消費する一日分の電力を補うことができるような大容量のポータブル電源を取り扱っています。
電力会社の電気に頼りたくないと考えている方にピッタリ
なんといってもBLUETTI(ブルーティ)の最大の特徴が、リン酸鉄リチウムイオンという電池が使われていることです。
リン酸鉄リチウムイオンの特徴は安全性が高く超寿命ということ。
充電回数が一般的に使われているリチウムイオン充電池(三元系)の4倍~5倍程度多く充電することができます。
メーカー別に充電回数を比較した一覧表がこちら
充電回数 | |
BLUETTI | 2000回以上(大容量だと3500回) |
Power ArQ | 目安500回まで |
JVCケンウッド | 500回で80%保証 |
ブルーティの充電回数が圧倒的に多い!
我が家は将来的に 電力会社からの電気に頼らない生活(オフグリッド)を目指していますので、ブルーティの導入を検討中。
1日の消費電力はというと、3000W程度の電気を消費しています。
なのでBLUETTI EP500があれば1日の電気を補えるという計算です。
これさえあれば停電が発生しても数日間は電気に困ることはないでしょう。
停電の備えとしてもいいですが、節電用としてもかなり使えそう。
オフグリット生活を目指している方はBLUETTIのポータブル電源を必ずチェックしてください。
私が愛用しているJVCのポータブル電源
私が愛用しているポータブル電源はJVC【BN-RB37-C】です。
JVC【BN-RB37-C】のスペックがこちら
価格(公式ストア価格) | ¥54,780 |
寸法 | 231×168×134(mm) |
重量 | 3.6kg |
電力容量 | 375Wh |
バッテリー容量 | 104400mAh |
メーカー製品保証 | 2年 |
充電回数 | 500回で80%保証 |
コンパクトで持ち運びしやすいのが最大の特徴です。
容量375Wとは、
電子レンジやドライヤーといった消費電力の大きい電化製品を利用できないけど、ノートパソコンの充電や家庭用扇風機などを利用することができる
といった大きさです。
JVC【BN-RB37-C】を使ってみた感想
率直な感想は、とにかく使いやすい!です。
ポータブル電源の利用目的が、外出先でちょっとした電気(100V)を使いたい!だったのでJVC【BN-RB37-C】を購入することにしました。
社用車に積み込んでも邪魔にならないサイズ感、積み下ろしのときストレスを感じない重量感
がお気に入りポイントです。
車「プロボックス」の後部座席にJVCとノートパソコン、モバイルプリンターを積み込んだ様子がこちら
【BN-RB37-C】よりも一回り大きい容量にしてしまうとサイズ感的に邪魔になってしまうと思います。
満足しているものの欲張ったことを言えば、このサイズ感でもう少し容量を大きくしてほしかった。。
【BN-RB37-C】で電動工具Hikokiのバッテリーを充電しようと試みたとき、容量不足で充電することができません。
あとほんの少し容量が大きければよかったのに。。
容量よりも持ち運びしやすいサイズ感を重視したので仕方ありませんが、
Hikokiのバッテリーを充電できなかったのはちょっとショックでした。
容量はちょっと足りないなぁとときどき感じることがあるものの、耐久性はとても満足。
【BN-RB37-C】を2年間利用しているのですが、バッテリーがヘタってきた!出力が弱くなった!と感じることは一切ありせん。
コンパクトサイズで長期間安心してポータブル電源を使いたい!と考える方は【BN-RB37-C】がおすすめです。
下記の記事では【BN-RB37-C】のレビューを詳しくご紹介しています。
JCVポータブル電源の寿命は?【2年間使い続けた感想をご紹介】
ポータブル電源の購入で迷っている方は是非参考にしてみてください。
どのメーカーも高品質なので安心してください
上記で紹介したポータブル電源の情報は、
「電気工事」「電気設備点検」「電気設備材料」に関わる方々、いわゆる「電気の専門家」から得た情報をまとめたものです。
「電気の専門家」の中には、
いろんなメーカーのポータブル電源を使い比べながらオフグリット生活をしている
なんてポータブル電源マニアがいらっしゃいます。
めちゃくちゃ羨ましい
いろんなメーカーのポータブル電源の情報をまとめて感じたことが、
どのメーカーのポータブル電源を選んでも失敗することはない。容量選定さえしっかりすれば満足して長いこと使うことができる。
ということです。
容量選定とは、
ポータブル電源でどんな電化製品を使う予定なのか、それに伴ってポータブル電源の容量はどの程度あればいいのかを決めること
例えば、
電子レンジやドライヤーのような消費電力の大きい電化製品を使う予定なのに、容量の小さいコンパクトタイプのポータブル電源では使うことができません。
これは容量選定の失敗ということになります。
この容量選定さえしっかりすればどのメーカーのポータブル電源を購入しても失敗することはほぼありません。
「買ってすぐ壊れるのでは?」「すぐにバッテリーがへたるのでは?」
なんて心配は無用です。
少なくとも、私が愛用しているJVC【BN-RB37-C】は2年間使い続けても購入当時と使い心地が全く変わりません。
ポータブル電源は決して安い買い物ではないので、購入に踏み切れない方が多いのではと思います。
私もめちゃくちゃ迷いました。
しかし、今となってはポータブル電源の購入を先延ばしするのはとてももったいない行為だと自信を持って言えます。
容量選定さえしっかりすれば失敗することがほとんどないので、ポータブル電源がある便利な生活を1日でも早く堪能した方がお得!
だからです。
ポータブル電源で、自由に!どこでも!好きなタイミングで電気を使える生活を過ごしてみてはいかがでしょうか。