こんにちは。電気大好き節電オタクのマメ父ちゃんです。
「北海道って、なんでこんなに電気代が高いの?」
そう感じたことはありませんか?
私も長年、毎月届く電気代の請求書を見るたびに「また上がった……」と頭を抱えてきました。
北海道の電気代が高い原因は、実は私たちが電気を使いすぎているせいではありません。
電力会社が設定している基本料金や電力単価が、他の都道府県と比べてもともと高い水準に設定されているのです。
つまり、いくら節電を頑張っても、契約している電力会社の料金体系そのものが高ければ、電気代はなかなか下がらない。
この記事では、北海道の電気代が高い理由をわかりやすく解説した上で、私が実際に試してきた「電力会社の乗り換え」と「自分で電気を作る節電」についてお話しします。
電気代を本気で下げたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
北海道の電気代が高い理由を、小学生にもわかるように説明してみる
まずは「そもそもなぜ北海道の電気代は高いのか」という根本的なところから整理していきましょう。
結論から言うと、
北海道の電気代が高い最大の理由は、電力を届けるためのコストが本州よりも高くかかっているから
です。
「電気代の仕組み」を理解することが、節電の第一歩になります。
電気代は「基本料金」+「電力量料金」で決まる
電気代は大きく2つの部分で構成されています。
まず「基本料金」があります。
これは電気を使った量に関係なく、毎月必ず発生する固定の料金のことです。
電気を一切使わなかった月でも、この料金は請求されます。
次に「電力量料金(電力単価)」があります。
こちらは使った電気の量に応じてかかる料金で、「1kWhあたり〇〇円」という形で計算されます。
簡単に言うと、基本料金が高くて、しかも電力単価も高ければ、同じ量の電気を使っても支払う金額が大きくなるわけです。
北海道電力の場合、この両方が他の地域の電力会社に比べて高い水準に設定されています。
だから北海道の人は電気を使いすぎているわけじゃなく、電力会社が設定している料金自体が高いのです。
北海道特有の事情が電気代を押し上げている
北海道の電気代が高い理由は、料金設定だけではありません。
北海道は日本の中でも特殊な地理的条件を持つ地域です。
本州との間には津軽海峡があり、電力網が独立しているため、他の地域から電力を融通してもらいにくい構造になっています。
また、北海道は寒冷地であるため、暖房需要が非常に高く、電力の消費量が多い季節が長く続きます。
使う電力量が多いのに、供給する側のコストも高い。
この二重の問題が、北海道の電気代を押し上げる原因になっています。
さらに近年は燃料費調整額や再生可能エネルギー賦課金の上昇も重なり、電気代は年々じわじわと上がり続けているのが実情です。
北海道は「節電の努力」だけでは限界がある
「こまめに電気を消す」「設定温度を少し変える」といった節電は、決して無駄ではありません。
ただし、効果が出る金額は月に数十円〜数百円程度にとどまることがほとんどです。
電気料金の単価そのものが高い北海道では、使う量を少し減らしたくらいでは、根本的な改善につながらないことが多い。
電気代を本気で下げたいなら、「節電の方法」だけでなく「電力会社の料金体系」にも目を向けることが大切です。
節電の方法についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
→ → → 「節電しても意味ない?電気代が本当に安くなる節電方法とは」記事はこちら
電力会社を変えるだけで電気代は下がるのか?私の実体験
「電力自由化」という言葉を聞いたことはありますか?
2016年以降、日本では電力会社を自由に選べるようになっています。
つまり、いろんな電力会社と契約することが可能になったわけです。
この「電力会社の乗り換え」は、北海道で電気代を下げる上で、最も即効性のある手段の一つだと私は実感しています。
北海道電力から「Looopでんき」に乗り換えた話
最初に私が乗り換えたのは、「Looopでんき」でした。
乗り換え当初、Looopでんきは基本料金が0円、時間帯によって電力単価が変化する料金体系でした。
(現在、「Looopでんき」は基本料金がかかるようになっているので注意してください。)
電力単価が低い時間に電子レンジや洗濯機を使い、電力単価が低い時間には電気をあまり使わない生活をすることで電気代を大幅に下げることができました。
イメージとしてはこんな感じ

電力単価は市場の電力価格に連動して変動する仕組みになっているため、電力が不足する雨の日や冬場に電力単価が跳ね上がることがあるので注意が必要です。
電力単価が最も高いときで60円というタイミングがありました。
現在の「しろくま電力」の電力単価が32.3円なので、約2倍の電力単価ということになります。
安くなることもある一方で、高くなることもある。
このリスクが気になり始め、私は再び電力会社を乗り換えることを検討するようになりました。
「しろくま電力」に乗り換えて感じた安心感
次に契約したのが、「しろくま電力」です。
北海道の電力自由化市場に参入している地域密着型の電力会社で、私の生活スタイルにとても合っていました。
我が家で契約している「しろくまプランZERO北海道」の特徴がこちら
基本料金・・・0円
電力単価・・・32.3円(2026年5月現在)
電源調達調整費・・・変動する(-のときもある)
いろんな電力会社と単価を比較してみた結果、しろくま電力が一番安い!と思っています。
Looopでんきのように市場価格に連動して料金が激しく変動することもなく、毎月ある程度安定した電気代となるので安心。
我が家の場合、北海道電力と契約していた頃と比べると、電力会社を乗り換えるだけで毎月数千円単位で電気代が変わりました。
「電力会社を変えるだけで電気代が安くなるなんて、本当?」と思う方もいるかもしれませんが、これは実際に私が体験したことです。
住んでいる地域や使う量、生活スタイルによって最適な電力会社は変わりますが、一度比較してみる価値は十分あります。
契約できる電力会社をまとめて比較したいなら「電力会社比較サイトエネチャンジ」がおすすめです。
現在契約している「しろくま電力」もエネチェンジで発見しました。
→→→「エネチャンジを使ってみた」記事はこちら
電力会社を選ぶときに見るべきポイント
電力会社を乗り換えるとき、どこを基準に選べばいいか難しいですよね。
私は仕事の関係上、電気料金について日頃からシビアに考えています。そんな私が、電力会社選びで特に重要だと感じたポイントをお伝えします。
まず確認すべきは「基本料金の有無」です。
基本料金が0円のプランは、使う量が少ない月に圧倒的に有利になります。
最近は基本料金0円のプランが多いので必ずチェックしましょう。
次に大切なのは「電力単価(1kWhあたりの料金)」です。
同じ量の電気を使っても、単価が異なれば支払う金額は大きく変わります。
地域の電力会社の電力単価を基準に比較するといいでしょう。
たとえば、「ほくでん」の電力単価は35円~42円に対して「しろくま電力」は32.3円固定と安く設定されています。
3つ目が「料金が変動するプランか、固定プランか」の確認です。
変動型は安くなることも高くなることもあり、固定型は予測しやすい安心感があります。
生活スタイルによって、変動プランがいいのか、固定プランがいいのか、を決めましょう。
たとえば、電力単価が低くなる日中帯に家電を使える生活スタイルなら変動プラン、電力単価が高くなる朝方、夕方に家電を使う生活スタイルなら固定プランにすべきです。
どの電力会社が「最安」かは一概には言えません。
大切なのは、自分の家庭の使い方や生活スタイルに合ったプランを選ぶことです。
電力会社の乗り換えだけじゃない!「自分で電気を作る」という選択肢
電力会社の乗り換えで電気代を下げることは有効ですが、私はそれだけに頼らず、さらに一歩踏み込んだことをしています。
それが、「自分で電気を作って使う」という方法です。
太陽光発電システムとポータブル電源を組み合わせることで、電力会社から買う電気の量を大幅に減らすことができます。
自作太陽光発電システムを導入した理由
私が自作の太陽光発電システムを導入したのは、電力会社の料金に左右されない「電気の自給自足」に魅力を感じたからです。
現在の我が家の太陽光発電システムは、蓄電池2.4kW×2台、ソーラーパネル175W×3枚、ソーラーパネル220W×4枚という構成。
ソーラーパネル

インバーターと蓄電池

停電が起きても普段通りの生活を24時間続けられるだけの蓄電能力を持っています。
快晴が続く日であれば、電力会社の電気をほぼ使わずに生活することも可能。
ただし正直に言うと、曇りや雨の日が1日でも続くと、蓄電した電気が足りなくなるのでオフグリッド生活を送ることはできません。
完全オフグリットを実現したいなら数百万円の設備が必要です。
それでも、晴れた日の自給自足率は高く、電気代の削減効果はとても大きいものがあります。
自作太陽光発電システムに興味がある方は、こちらの記事をぜひ読んでみてください。
→ → → Kindle書籍「DIY自作太陽光発電システム」
我が家の具体的なシステム構成から設置方法まで、実体験をもとに詳しくまとめています。
ポータブル電源を分電盤に接続する仕組みとは
私の家では、電源切替分電盤を導入しポータブル電源を分電盤に直接接続し、家中のコンセントからポータブル電源の電気を使える状態にしています。
配線イメージがこちら

現在保有しているポータブル電源がこちら
- Jackery 2000 New
- ホンダ RiB-AID E500
- JVC BN-RB37-C
- EcoFlow RIVER MAX
- BLUETTI AORA10
これらのポータブル電源を駆使して節電生活を送っています。
この中でも特に節電に使えるモデルが、容量2,042Whを誇るJackery 2000 Newです。
炊飯器・電子レンジ・洗濯機・ドライヤーといった消費電力の大きい家電もしっかり動かせるため、「電力会社の電気を使わない時間帯」を大幅に増やすことができます。
「ポータブル電源って、キャンプ用のものでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、大容量モデルは家庭での節電用途にも本格的に対応可能。
下記の記事では、Jackery 2000 Newを節電用・仕事用・防災用として使い倒している私の正直なレビューが紹介されています。
→ → → 「Jackery2000Newを使ってみた正直なレビュー」記事はこちら
ポータブル電源を節電用としても活用したい!と考えている方は是非参考にしてみてください。
防災対策にもなる「電気の自給自足」
電気を自給自足できる環境を整えることは、節電効果だけでなく、防災面での安心感も大きなメリットです。
北海道は冬場に大規模な停電が発生すると生死に関わります。
2018年に発生した北海道胆振東部地震の際には、道内ほぼ全域でブラックアウト(全域停電)が起きたことは記憶に新しいでしょう。
あのとき「電気がなくて何もできなかった」という方も、多かったはずです。
当時は我が家には太陽光発電システムもなければ、ポータブル電源もなかったので本当に不便な思いをしました。
今は停電が起きても蓄電池とポータブル電源があるおかげで、普段とほぼ変わらない生活を続けることができます。
電気代を下げながら、災害への備えも同時にできる。
節電しながら防災に強い環境を作るには、電気を自給自足できる設備の導入と、ライフスタイルに合った電力会社との契約が大切だと私は実感しています。
電気代を抑えるための3つのコツ
電気代を本気で下げたい方に向けて、私が実践してきた中で特に効果が高かった3つの対策がこちら
- 料金の仕組みを理解すること
- 契約を見直すこと
- 電気を自分で作ること
これらの対策を行うことで確実に電気代を安くできるので、ぜひ挑戦してみてください。
コツ①:電力会社の料金プランを比較する
まず取り組みやすいのが、電力会社のプランを比較することです。
「ずっと北海道電力だから」という理由だけで契約を続けている方は、一度他の電力会社と比較してみてください。
比較のポイントが、基本料金0円で電力単価がほくでんよりも低いことです。
私の場合は「しろくま電力」が最も生活スタイルに合っていて、電気代を低く抑えることができています。
電力会社の比較サイト「エネチャンジ」を使えば、郵便番号や月の使用量を入力するだけで、お住いの地域で契約できる電力会社をまとめて比較可能。
電気代が高い!と悩んでいる方は、まずは電力会社の比較からはじめてみましょう。
意外な節約チャンスが見つかるかもしれません。
コツ②:電気代割合が高い家電を精査する
節電で効果を出したいなら、より電気代がかかっている家電を把握することが重要です。
ここで抑えておきたいポイントが、消費電力が大きい家電が電気代がかかっているわけではない!ということです。
たとえば、エアコン・洗濯乾燥機・電気温水器・ドライヤーなどは消費電力が1000W以上必要な家電で電気代がかかっていると思われがちです。
ですが、これらの家電は使用時間が短く電気代への影響は低い傾向にあります。
電気代は、消費電力と使用時間に比例します。
したがって、消費電力が小さくでも使用時間が長ければ長いほど電気代が高くなる!ということです。
このポイントを踏まえて電気代がかかっている家電を調査した結果、「トイレの便座」と「給湯(エコジョーズ)」が一番電気代がかかっていることが判明しました。

ワットモニターで消費電力量をチェック

常に便座やウォッシュレット用の水を温めているので電気代がかかってしまうのです。
→ → → 「電気を消費している家電を探し出してみた」記事はこちら
「照明をこまめに消す」「テレビの電源を切る」といった小さな節電は、効果がないわけではないものの、電気代への影響は微々たるものです。
限られた努力で最大の効果を出すには、消費電力が大きく長時間使用する家電をなるべく使わないようにしましょう。
どの家電がどれだけ電気を消費しているか気になる方は、ワットモニターを使って実際に測ってみることをおすすめします。
コツ③:太陽光発電+蓄電池で「作る節電」を始める
最も節電効果が高いコツは「発電して電力会社の電気を使わないこと」です。
電気代を大幅に削減したいなら、電気の使い方を工夫するだけでなく、自分で電気を作る仕組みを持つことが効果的。
太陽光発電システムとポータブル電源(蓄電池)を組み合わせれば、日中に作った電気を夜間に使うことができます。
太陽光発電システムでJackery 2000 Newを充電している様子

Jackery 2000 Newで家電を使っている様子

電力会社から買う電気の量を減らせるため、電力単価が高い北海道でも、電気代を大きく抑えることが可能です。
「節電しても意味ない」と感じている方は、ぜひ「作る節電」に発想を転換してみてください。
まとめ
最後に、この記事の内容を整理します。
北海道の電気代が高い理由は、私たちが電気を使いすぎているのではなく、電力会社が設定している基本料金・電力単価が他の都道府県より高く設定されているからです。
また北海道は本州と電力網が独立しており、寒冷地ゆえに暖房需要も高いため、電気代が上がりやすい条件が重なっています。
電気代を本気で下げたいなら、まず電力会社のプランを見直すことが有効です。
私は「北海道電力」→「Looopでんき」→「しろくま電力」と使い比べてきた結果、基本料金0円・電力単価の低いしろくま電力が最も我が家の生活スタイルに合っていると感じています。
もっと電気代を削減したいなら、太陽光発電システムとポータブル電源を組み合わせた「自分で電気を作るシステム」を作ることです。
電力会社からの電気購入量を大幅に減らし、防災対策としても使えます。
「電気の自給自足」を整えつつ、ライフスタイルに合った電力会社と契約すること。
この2つのアプローチを組み合わせることが、北海道での電気代対策として最も効果的だと私は実感しています。
ポータブル電源や太陽光発電に興味が出てきた方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
→ → → 「Jackeryおすすめモデルを比較|用途別に最適な1台がわかる」記事はこちら
→ → → Kindle書籍「DIY自作太陽光発電システム」はこちら

