電気代が高い家電製品が知りたい!
こんな疑問にお応えします。
この記事で紹介する「電気代」はワットモニターで測定した電気量から電気代を算出しているので、リアルな電気代で家電製品の比較を行っています。
なので、
よくメーカーで紹介されている1日の電気はたったの3円だからお得
みないな当てにならない情報は掲載していません。
説明書や仕様書に記載されている数値よりもリアルな情報です
電気代が高い家電製品を把握できれば、節電に役立てることができます。
「電気代が高すぎて困っている」「電気を多く消費している家電製品が知りたい」という方は、是非この記事を参考にしてみてください。
目次
電気代が高い家電製品トップ5
我が家で使っている、電気代が高い家電製品5選がこちら
- 冷蔵庫
- 照明
- テレビ
- デスクトップのパソコン
- 炊飯器
生活スタイルによってランキングは変わってきますが、ほとんどの世帯が上記のランキングになると思います。
電気代の計算は、
ワットモニターで測定した1日に消費した電力量と電気代の単価(現在2023年7月)
から算出しています。
計算式がこちら
1日の使用電力量 (kW) × 使用時間 (h) × 単価 (円/1kWh) = 1日あたりの電気代
この式に数値を当てはめれば簡単に電気代を算出できるので是非試してみてください。
電力量を求めるために使用しているワットモニターがこちら
電力量の測定以外にも、「電気料金」「CO2」などの数値も測定することができます。
使い方は、
コンセントにワットモニターを挿して、ワットモニターに家電製品を挿す
たったこれだけでモニターに電力量が表示されるのでめちゃくちゃ使いやすい!
リアルな電気代を求めたい!という場合、ワットモニターは必須アイテムなのでチェックしてみてください。
冷蔵庫の電気代(1日あたり)
冷蔵庫の使用によって1日に発生する電気代は92円です。
計算式がこちら
0.1kWh × 24時間 × 38.47円 = 92.328円
ワットモニターで1時間測定した電気使用量が0.1kwh。それに電力会社から請求される単価をかけて求めています。
電気料金の請求書から単価を求める方法がこちら
契約内容によって「単価」は異なりますので注意してください。
冷蔵庫は一定の電気が消費されているわけではなく、70W~130Wの範囲で変動していることがわかりました。
庫内を冷やそうと頑張っているときは多くの電気を消費して、庫内が冷えていて頑張らなくてもいいときは電気が消費されない!という感じで稼働しています。
節電のコツとしては、
なるべく冷蔵庫の扉を開けず庫内の温度を上げないようにする
です。
テレビの電気代(1日あたり)
テレビの使用によって1日に発生する電気代は32円です。
計算式がこちら
テレビをみているとき
→0.15kwh × 3.5時間 × 38.47 = 20.20円
テレビを消しているとき
→0.015kwh × 20.5時間 × 38.47 = 11.83円
20.20円 + 11.83円 = 32.03円
テレビは、
電源を入れているときと入れていないときで消費電力に大きな差がある
ので違いを考慮して計算しています。
我が家のテレビを見る時間帯は、午前7時から午前8時30分、午後5時から午後7時まで3時間30分。
それ以外の20時間30分は電源を入れずに待機している状態です。
待機状態のときに消費している電気量が意外と多い
我が家で使っているテレビはDVDレコーダー内蔵42型のテレビなので待機電力が大きいのかもしれません。
大きさやメーカーによって消費電力は異なりますが、照明やノートパソコンなどに比べるとテレビの消費電力は大きいことが判明。
テレビを点けているときは、リビングの照明2個~3個程度の電気を消費していることになります。
節電を意識している方はテレビの点けっぱなしに注意してください。
照明の電気代(1日あたり)
照明の使用によって1日に発生する電気代は21円です。
計算式がこちら
0.04kwh × 2台 × 6時間 × 38.47 = 18.47円
0.02kWh × 1台 × 3時間 × 38.47 = 2.31円
18.47円 + 2.31円 = 20.78円
我が家の照明設備の稼働状況として、
・リビングの照明(40W)2台をPM5時~PM11時まで使用
・台所や洗面台などの照明(20W)を点けたり消したりして使用
という感じです。
夏と冬では日照時間が全然違ってきますので、一年中計算式通りの電気代がかかっているわけではありません。
照明設備は、
いっきに消費される電気は小さいけれど長時間使用するため電気代がかかってしまう
という特徴があります。
このことから不必要な電気をこまめに消す!行為は節電に繋がるということです。
不必要な電気をこまめに消してみると、電気代が若干下がった気がします。
すぐにでも実施できる節電方法なのでおすすめです!!
デスクトップパソコンの電気代(1日あたり)
デスクトップパソコンの使用によって1日に発生する電気代は15円です。
計算式がこちら
デスクトップ本体の電気代
→0.035kwh × 8時間 × 38.47 = 10.77円
モニターの電気代
→0.015kwh × 8時間 × 38.47 = 4.62円
10.77円 + 4.62円 = 15.39円
パソコンを使うときは午前9時から午後5時までの8時間稼働させるのでこれだけの電気代が発生してしまいます。
ワットモニターで測定してみたところ、
20W~100Wの広範囲で消費電力が常に変動している
ことが判明。
短時間ではありますが100W程度の大きい電気が消費されていることになります。
ポータブル電源や発電機を使ってデスクトップパソコンを使用する場合、以下の条件を満たす必要があります。
- 消費電力の変動に対応できるもの
- 100W以上の家電製品を使える容量にすること
意外と大きい電気が使われているので注意が必要です。
炊飯器の電気代(1日あたり)
炊飯器の使用によって1日に発生する電気代は〇〇円です。
計算式がこちら
炊飯器には電気ヒーターが使われているのでいっきに消費される電力が大きくなります。
我が家では、炊飯と保温のトータル稼働時間を考えると毎日2時間から3時間程度稼働させているので電気代が高めとなっています。
個人的に電気代が気になった家電製品
この家電製品ってどれくらい電気代がかかっているのだろう。。
こんな思いからワットモニターを使って我が家にあるいろんな家電製品の消費電力を調べてみました。
その中で、意外と電気代がかかっていると感じた家電製品を3つご紹介します。
ポータブル電源の充電
私が愛用しているポータブル電源はJVCケンウッド BN-RB37-Cで充電電池の容量は375Whです。
このポータブル電源の充電に必要な電気代は14円です。
ワットモニターで充電に必要な電力を測定したところ40W。0%から100%に充電するたには9時間の時間を要します。
これらの情報から充電に必要な電気代を割り出した計算式がこちら
0.04kwh × 9時間 × 38.47 = 13.85円
ポータブル電源は100Vの電気を自由に持ち運ぶことができ、好きなタイミングで利用することができるめちゃくちゃ便利な家電製品ですが、満充電するには14円もの電気代がかかります。
ポータブル電源を太陽光で発電した電気や運転中に発電できる車のシガーソケットの電気を使って充電することができれば、節電用の電源として利用することができます。
下記の記事では、ポータブル電源を普段使いする方法を詳しくご紹介しています。
ポータブル電源を普段使いする方法【知っておくべきポイント3選】
ポータブル電源を有効活用したい!と考えている方は是非参考にしてみてください。
ドライヤー
ドライヤーの使用によって発生する電気代は1日あたり10円です。
計算式がこちら
1.5kwh×10分×38.47=9.62円
我が家の家族構成は父、母、娘、息子の4人家族。
女性のドライヤー使用時間はめちゃくちゃ長くて、妻と娘だけで8分~9分は使用しています。
これらを考慮して1日あたりのドライヤー使用時間を10分としています。
たった10分だけの使用なのに10円程度の電気代がかかるって凄いですよね。。
ドライヤーの使用は短時間に抑えることを意識しましょう。
洗濯機
洗濯機の使用によって発生する電気代は1日あたり約8円です。
計算式がこちら
「洗い」「脱水」の電気代
→0.2kwh × 20分 × 38.47 = 2.56円
「すすぎ」の電気代
→0.8kwh × 10分 × 38.47 = 5.13円
2.56 + 5.13 = 7.69円
上記では乾燥機能を使っていない場合の計算を行っています。
「乾燥機能」を使用するともっと電気代が高くなってしまうので注意してください。
我が家で使用している洗濯機の大きさは容量が8kg。
もっと容量の大きい洗濯機にすると電気代がかかってしまう可能性があります。
電気代から洗濯機を選ぶことはないと思いますが、発生する電気代も参考にしてみてください。
電気代を節約する方法
「おっ!電気代がやすくなった!!」と実感できる節電方法はこちら
- 必要以上に家電製品を使わない
- 太陽光や燃料発電器で作り出す電気を使う
私はいろんな節電を試してみましたが、本気で節電するには上記の方法しかないと考えています。
よくテレビやネットで、
「冷蔵庫内の設定温度を上げる」「テレビの明るさを暗くする」
などの節電方法が紹介されていますが効果的な方法ではありません。
「本当に安くなった?」「ちょっと安くなったところで誤差なのでは?」と思ってしまう。
私が「電気代が安くなった!」と実感できるのは、月額1,000円以上の電気代が下がったときです。
何事も積み重ねが大切ですが個人的な考えとしては、
電気を自由に使えない生活をしてまで節電をする必要はない!
です。
生活スタイルを変えず月額1000円以上の電気代を下げるには、電力会社から供給される電気を使わずに家電製品を稼働させる以外方法はありません。
実際に私は自作太陽光発電システムを導入することで電気代を月額1000円以上安くすることに成功しました。
自作太陽光発電システムの作り方は下記の記事で詳しくご紹介しているので参考にしてみてください。
賃貸でもできる太陽光発電システムの導入【全部自分でやってみた】
太陽光発電システムの導入 → 作り出した電気代で電気代が高い電化製品を稼働させる
こうすれば効率的に電気代を節電することがときます。
太陽光発電システムの導入には多額の費用がかかってしまいますが、10年から13年で元をとることができる計算です。
電気代が高騰しているのでどうにかして節電したい!
と考えている方は是非太陽光発電システムの導入を検討してみてください。