エコジョーズはガス以外にも電気が必要って本当!??驚きの節約効果と活用術を紹介

エコジョーズはどれくらいの電気代がかかっているの?

 

こんな疑問を解決するために

ワットモニターで測定した消費電力量から電気代を算出した結果

をご紹介します。

 

エコジョーズは、効率的にガスを利用しながら電気代も節約できる画期的な給湯器です。

従来の給湯器と比べて初期費用は高いものの、長期的にはガス代や電気代を大幅に抑えることができます。

 

本記事では

エコジョーズの基本的な仕組みから実際にどのくらいの電気代がかかるのか、さらには効果的な使い方や電気代をさらに節約するコツ

までわかりやすく解説します。

 

エコジョーズの導入を検討している方や今使っている給湯器の見直しを考えている方に向けて、しっかりと情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

エコジョーズとは?基本的な仕組みと特徴

 

エコジョーズは、

省エネ性能が高く家庭のガス給湯器として人気があるシステム

です。

 

通常の給湯器と比べてガスを効率的に使いながら電気代を抑え環境にも優しいのが特徴で、

燃焼によって発生する排熱を無駄にせず再利用する技術を持っているため、ガス代や電気代の節約が期待できます。

 

通常の給湯器では、発生する排熱がそのまま外に逃げてしまいエネルギーの無駄が発生しますが、

エコジョーズはこの熱を利用するためより少ないエネルギーで効率よくお湯を作ることが可能です。

 

従来型の給湯器よりも約15%〜20%もガスの使用量を削減できる

 

ガス代だけでなく、給湯にかかる電気代も軽減されることから、

エコジョーズは家庭のエネルギーコストを大幅に削減できる効果的な設備

と言えます。

 

エコジョーズのメリットとデメリット

エコジョーズの最大のメリットは先ほど述べたように

ガス代と電気代の節約

です。

 

さらに、環境にも優しいため家庭のエコ意識を高めることができます。

低温排ガスのおかげで従来型の給湯器と比べて二酸化炭素の排出量が少なく環境にやさしい

のも大きなメリットです。

 

一方のデメリットとしては、

初期費用が通常の給湯器よりも高いこと

です。

 

特に古い給湯器をエコジョーズに交換する際には、専用の配管や排気設備の工事が必要になることが多くコストがかかります。

 

しかし、

この初期費用は長期的な電気代やガス代の節約で相殺されるため結果的に得をするケースが多い

とされています。

 

通常の給湯器との違いとは?

エコジョーズと通常の給湯器の最大の違いは、

排熱の再利用

です。

 

通常の給湯器では焼後に発生した熱をそのまま排気として放出しますが、

エコジョーズではその熱を二次的に利用して効率的にお湯を作ります

 

この技術によりエコジョーズは約95%の効率でエネルギーを利用できる一方、通常の給湯器では約80%程度の効率です。

 

この違いが

電気代やガス代の節約ができ環境にもやさしい

と評価される理由です。

 

エコジョーズの初期費用と導入コスト

エコジョーズの導入には、

通常のガス給湯器よりも10万〜15万円ほど高額で配管工事や排気設備の設置が必要な場合がある

ので予想以上に費用がかかり導入を断念する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ですが、

初期費用は高額でも長期的に見ると電気代やガス代の節約で回収可能

です。

 

高めの初期費用を支払ってエコジョーズを導入するか、一般的な給湯器を導入するか、

それぞれの特徴をしっかり把握して生活スタイルに合った方を選びましょう。

 

エコジョーズの電気代はいくら?月々のコストを比較

 

エコジョーズの電気代は通常の給湯器と比べると約10%〜20%節約できると言われています。

 

実際にどれくらいお得なの?

こんな疑問を解決するために我が家のエコジョーズを使って検証してみました。

 

消費されるガス代については検証することができませんが、

電気代についてはワットモニターを使って実際に消費される電力量を測定し検証

することが可能です。

 

実際にどれくらいの電気代が発生したのか詳しくご紹介していきます。

 

実際に発生する消費電力を測定してみた

エコジョーズの消費電力をワットモニターを使って測定してみました。

 

我が家のエコジョーズがこちら

 

消費電力の仕様がこちら

 

定格消費電力は275W

 

ガス給湯なのに結構電気を消費する

 

実際にエコジョーズを稼働させ

どれくらい消費電力が発生するのか、それくらいの電気代が発生するのか

検証してみました。

 

ワットモニターで消費電力を測定している様子がこちら

 

コンセントにワットモニターを接続し、ワットモニターにエコジョーズのコンセントを接続する

たったこれだけで消費電力量を測定することができます。

 

「電源がオフ」のときの消費電力

エコジョーズの電源をリモコンで「切」っている状態の消費電力は、約3W~7Wです。

 

電源が「切」のときはガス代、電気代ともにほとんど発生していないことになります。

 

「給湯」を使ったときの消費電力

 

台所や洗面台、シャワーでお湯を使ったときに発生する消費電力は、

100W~150W

で変動しました。

 

お湯をいっぱい使うと150W近い消費電力が発生し、お湯を止めると10Wまで下がる

といった感じです。

 

お湯を使う時間をなるべく短くすると節電に繋がると判明しました。

 

エコジョーズの稼働シーン別で消費電力を測定してみた

台所でお湯を使う場合だけでなく、

「お風呂のお湯張りと台所を同時に使う」や「お風呂のお湯張りとガス暖房を同時に使う」など

いろんなシーンの消費電力を測定してみました。

 

測定結果がこちら

  • お風呂のお湯張り・・・約120W
  • お風呂のお湯張り+台所・・・約200W
  • お風呂のお湯張り+台所+ガス暖房・・・約240W
  • 台所+ガス暖房・・・約150W
  • ガス暖房・・・約100W

 

多くの機能を同時に稼働させるにつれ消費電力も大きくなる

ことがわかりました。

 

電気代を意識するのであれば、

消費電力(W)よりも消費電力量(kWh)

を気にしなければなりません。

 

「消費電力量」とは電力を消費し続けた数値を表すもので、

200Wの電力を1時間消費し続けた消費電力量は200Wh

100Wの電力を2時間消費し続けた消費電力量は200Wh

という考え方です。

 

例えば、

台所でお湯を1分間使った時の消費電力量は100W ÷ (1 / 60) = 1.7Wh

ガス暖房を1時間使った時の消費電力量は150W × 1 = 150Wh

 

ガス暖房を長時間使い続けると圧倒的に電気代が高い!

ということになります。

 

エコジョーズを使用することで発生する1日の電気代

 

我が家の生活スタイルでエコジョーズ1日あたりの電気代は、

約32円

でした。

 

1ヶ月換算すると約1,000円

 

 

意外と高くないですか。。

 

 

実測した日のスケジュールがこちら

  • 7:00 朝食のため給湯を使用
  • 12:00 昼食のため給湯を使用

  • 17:00 夕食のため給湯を使用

  • 19:00 お風呂のためお湯張りを使用

  • 16:00~20:00 ガス暖房を使用

 

家に引きこもる休日はガス暖房を長時間稼働し続けるのでもっと電気が消費されます。

 

電気代の算出方法がこちら

  • ワットモニターで24時間測定した消費電力量が940Wh
  • 電力会社からの請求書から求めた1Whあたりの電気代単価が0.0345円
  • 940Wh×0.0345円=32.43円

 

「1Whあたりの電気代単価の算出」は下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

ポータブル電源で電気代を節約できるのか検証してみた【効果的な節約術をご紹介】

 

この電気代算出方法を使えば、家電製品毎に発生する電気代を簡単に求めることができます。

 

どの家電製品がどれだけの電気を消費しているのか

を把握することができれば効率の良い節電対策を実施することが可能です。

 

 

ご自宅の電気代が気になる方は是非やってみてください

 

 

エコジョーズの効果的な使い方と電気代削減のコツ

 

 

 

エコジョーズを最大限お得に利用するためには、

適切な使い方とメンテナンス

が欠かせません。

 

以下のポイントを押さえて、より効果的に運用しましょう。

 

ポータブル電源でエコジョーズを稼働させてみた

停電したけどガスは供給されている!でも、エコジョーズを動かせない!!

ポータブル電源でエコジョーズを稼働できれば節電対策につながるのでは?

 

こんな問題を解決するために、

我が家にあるポータブル電源を使ってエコジョーズを稼働できるか

を検証してみました。

 

検証結果は、

ポータブル電源でも問題なくエコジョーズを稼働させることができる。

ただし、容量の小さいポタ電では3~4時間くらいでバッテリー切れになってしまう

です。

 

今回使用したのは【エコフロー】リバーマックスというポータブル電源で、

消費電力600Wまでの家電製品を稼働させることができ、バッテリー容量は576Wh

というスペック。

 

バッテリー容量が576Whということは、

消費電力576Wの家電製品を1時間使用できる

消費電力288Wの家電製品を2時間使用できる

というイメージ。

 

エコジョーズがフル稼働する時間帯では約250Wの消費電力が発生するので、

250Wの消費電力が発生し続けるとリバーマックスなら2時間ちょっとでバッテリー切れになってしまいます。

 

個人的には、

ポータブル電源でエコジョーズを稼働させるなら容量が1kWh以上のポータブル電源が必要

だと感じてます。

 

ソラーパネルでポータブル電源を充電

  ↓

ポータブル電源でエコジョーズを稼働

  ↓

ソラーパネルでポータブル電源を充電

 

このサイクルで運用できれば、大きな節電対策になります。

 

ポータブル電源でエコジョーズを稼働させることも想定しているなら、

バッテリ容量が1kWh以上ある大容量のポータブル電源

を選びましょう。

 

 

ポータブル電源でエコジョーズを使うときの注意点

ポータブル電源でエコジョーズを稼働させるときの注意点がこちら

  • エコジョーズの電源を「切」にしてから時間をおいてから切り替える
  • ポータブル電源のバッテリー切れになる前にエコジョーズの電源を「切」にする

 

エコジョーズはリモコンで電源を「切」にしても数分間は消費電力が発生しています。

 

消費電力が発生しているうちにコンセントを抜いて電源を切り替えると、

エコジョーズが故障してしまう可能性が。。。

 

 

節電のためにエコジョーズ本体を壊してしまっては本末転倒

 

 

ワットモニターを使って観察した結果、

「切」にしてから5分程度待てば消費電力がなくなり完全に電源がシャットダウンする

ことがわかりました。

 

エコジョーズは使い方によって消費電力量が大きく変化するので、

予想以上にバッテリーの減りが早く気付いたときにはバッテリー切れになってしまう

ことがあります。

 

バッテリー切れを発生させてしまうと、

消費電力発生中に電源を切り替えるのと同じ行為になってしまうので

エコジョーズを故障させてしまう可能性があります。

 

ポータブル電源を使ってエコジョーズを稼働させるときは、

常にバッテリーの残量に注意

をしましょう。

 

電気代を節約できる使用方法

電気代を節約しながらエコジョーズを使うには温度設定が重要です。

 

冬場には高めの設定温度が必要ですが、夏場には低めに設定して無駄なエネルギー消費を防ぎましょう。

さらに、「夜間に使用量を減らす」や「電気代の安い使用時間帯に使用する」など

工夫することで無駄なエネルギー使用を減らすことが可能です。

 

メンテナンスで長持ち!電気代節約に繋げる方法

定期的なメンテナンスを行うことで、

長期間にわたり効率的に運用

することができます。

 

「フィルターの掃除」や「給湯器内部のチェック」を定期的に行うことで、

無駄なエネルギー消費を防ぎ電気代の削減に繋がります。

 

エコジョーズを導入すべきは家庭の特徴

 

エコジョーズを導入すべき家庭の特徴は、

人数が多くて長時間お湯を使う家庭

です。

 

毎日のように大量のお湯を使う!常に給湯器が可能している!!

このような家庭には絶対にエコジョーズがおすすめです。

 

一人暮らしで1日のうち給湯をほとんど稼働させない!という場合、

初期費用の回収が難しいのでおすすめできませんので注意してください。

 

我が家は4人家族で常にエコジョーズが稼働している状態です。

  • 台所や洗面台のお湯
  • お風呂の湯張り
  • ガス暖房

 

毎日お湯張りをしてガンガンお湯を使ってます!!

 

ですが、

エコキュートと灯油ストーブを使っていた時期に比べると、光熱費が確実に安くなりました。

 

光熱費が高くて困っている!でも、寒い時期に給湯器を使わないで生活するなんて無理!!

こんな悩みを抱えている家庭はエコジョーズの導入を検討してみてください。

 

【まとめ】エコジョーズを導入して感じるリアルレビュー

 

エコジョーズを導入した感想は、

効率よく「給湯」「お湯張り」「ガス暖房」の機能が使えて便利。

以前の設備(電気温水器+灯油ストーブの組み合わせ)よりも間違いなく光熱費が安くなったので大満足。

給湯器本体がコンパクトで脱衣所の貴重なスペースを逼迫せずに設置できるのも大きなメリットです。都市ガスを利用できる地域にお住いの家庭ならエコジョーズの導入がおすすめ。

でも、ガス以外に装置を稼働させるための消費電力が必要となるので要注意!!

です。

 

停電しているけどガスの供給は問題ない!

このような災害が発生した場合、装置を動かす電力がなければエコジョーズを稼働させることはできません。

 

我が家の場合、

ポータブル電源や自作太陽光発電設備あるので停電が発生しても普段通りエコジョーズを使う

ことができます。

 

災害の備えとして、エコジョーズと併せてポータブル電源の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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