他メーカー同士のソーラーパネルとポータブル電源を接続して充電はできるのか?検証してみた

こんにちは。

電気大好き節電オタクのマメ父ちゃんです。

 

「ソーラーパネルとポータブル電源って、メーカーが違っても充電できるの?」と気になっている方、多いんじゃないでしょうか。

 

ソーラーパネルとポータブル電源はそれぞれ別の会社から販売されていることも多く、「異なるメーカー同士をつないで大丈夫なの?」「故障しないの?」と不安に感じている方もいると思います。

 

こんな問題を解決するために、

屋根の上に設置したレノジー175Wソーラーパネルと、EcoFlowやBLUETTIといった別メーカーのポータブル電源を直接接続して充電できるか

を実際に検証してみました。

 

こんな感じ

メーカーの異なるソーラーパネルとポータブル電源

 

検証の結論を先にご紹介すると、

「お互いの使用条件さえ合えば充電できる」のですが、そこには大切なポイントがいくつかある

です。

 

本記事では検証の過程と結果、そして安全に充電するための考え方をわかりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでいってください。

 

ソーラーパネルとポータブル電源を直接つないで大丈夫?まずは基本を確認

ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせて使いたいと思ったとき、真っ先に気になるのが「メーカーが違っても使えるのか」という点ではないでしょうか。

 

結論から言うと、

スペックが合っていれば、メーカーが違っていても充電できる

です。

ただし、スペックが合っていない状態で無理につないでしまうと、充電できないどころかエラーが出たり最悪の場合は機器を傷めてしまうこともあるため注意しましょう。

 

ソーラーパネルのDC出力とポータブル電源のDC入力の関係

ソーラーパネルが発電した電気は「DC(直流)」と呼ばれる種類の電気です。

ポータブル電源にも「DC入力」という口があり、ソーラーパネルの電気をここから受け取って充電する仕組みになっています。

ポータブル電源AORA10

 

今回の検証では、一方がMC4端子、もう一方がXT60端子の充電コードを使いソーラパネルに直接接続しました。

 

このとき大切なのが、ソーラーパネルが出力する電圧・電流がポータブル電源のDC入力の許容範囲に収まっているかどうかという点です。

たとえば、ポータブル電源のDC入力が「10V〜25V、最大12A」と書いてあるなら、ソーラーパネル側の出力もその範囲内でなければなりません。

 

範囲を超えた電力が流れ込もうとすると、ポータブル電源側が「これは受け取れない」と判断し、充電が始まらなかったり、エラーが表示されるので注意してください。

 

MC4端子とは何か?接続に必要な知識

私が使っているレノジー175Wソーラーパネルも、Looop太陽光パネルも、いずれも端子の種類はMC4端子というタイプです。

MC4端子

 

MC4端子は太陽光発電業界でよく使われている標準的な接続端子で、屋外での使用を前提として防水・防塵性能が備わっています。

 

いろんな太陽光発電の現場で仕事をしてきましたが、MC4端子が付いていないソーラーパネルは見たことがありません。

「ソーラーパネルの端子=MC4端子」と覚えておきましょう。

 

問題はポータブル電源側の端子です。

我が家は『Jackery 2000 New』『ホンダ RiB-AID E500』『JVC BN-RB37-C』『EcoFlow RIVER MAX』『BLUTTI AORA10』のポータブル電源を保有していますが、DC入力端子の形状がバラバラで結構不便。

 

たとえば、『Jackery 2000 New』のDC入力端子はDC8020という形状で、今回使用するXT60の充電コードは使えません。

Jackery2000NewのDC入力

 

「このポータブル電源にはこの充電コードで、こっちはこの充電コード」みたいな感じで使い分けていますが、かなりめんどう。。。

統一していもらいたい。。。

 

ソーラーパネルとポータブル電源を直接接続する場合、端子の形状が合う充電コードの用意から始めなければなりません。

 

実際に検証!3枚直列接続(525W)では充電できなかった

それでは、実際の検証内容をお伝えします。

 

私が所有しているポータブル電源の中から、今回の検証に使ったのは「EcoFlow RIVER MAX」と「BLUETTI AORA10」の2台です。

ソーラーパネルとポータブル電源

 

後ろに移っている3枚のソーラーパネルが直列接続でつながっている状況です。

まず最初に試したのは、レノジー175Wのソーラーパネルを3枚直列につないだ状態(合計出力525W)で充電できるか検証してみました。

 

3枚直列(525W)で接続した結果

3枚のパネルを直列につなぐと、電圧は1枚の約3倍に上昇します。

レノジー175Wパネルの開放電圧(Voc)はおよそ24V程度ですが、3枚直列にすると合計で約72V

 

この状態で「BLUETTI AORA10」に接続してみると、接続した瞬間にエラーが表示されて充電が始まりませんでした。

 

こんな感じ

AORA10エラー表示状態

 

「え?壊れている?充電コードの調子が悪い??」と思いつつ、「EcoFlow RIVER MAX」で検証開始。

「EcoFlow RIVER MAX」に接続した場合は、エラーの表示こそ出なかったものの、まったく反応がなく充電は始まらないという結果でした。

 

こんな感じ

リバーマックス充電状態

 

めんどくさがり屋の私はスペックを確認せず検証を始めてしまいましたが、冷静に考えてみると

ソーラーパネルを3枚も直列接続すると、ポータブル電源側のDC入力の許容スペックを大きく超えてしまい充電ができない状況

でした。

 

各機器のスペックがこちら

BLUETTI AORA10のDC充電スペック・・・最大100W・電圧12V〜28V・最大電流8.2A

 

EcoFlow RIVER MAXのDC充電スペック・・・最大200W・電圧10V〜25V・最大電流12A

 

レノジーソーラーパネル175Wのスペック・・・開回路電圧(Voc)約22.5V前後、最大出力時電圧(Vmp)18V前後

 

3枚直列にしたパネルの出力電圧はざっと70V超えとなるため、どちらのポータブル電源も「入力電圧が高すぎて受け取れない」という状態になってしまっていたわけです。

 

スペックを超えた接続がどれだけ危険か

スペックを無視した状態で無理に接続しようとすると、ポータブル電源の内部回路にダメージを与えるリスクが生じます。

 

今回は「BLUETTI AORA10」「EcoFlow RIVER MAX」ともに保護回路が正常に働いてくれたおかげで、エラーや無反応という形で「受け付けません」と知らせてくれました。

「EcoFlow RIVER MAX」の無反応は結構怖い反応ですよね。。。もしかしたら壊れてもおかしくなかったかもしれません。。

 

保護回路の動作を頼りにして意図的に超過接続を繰り返す行為は、長期的に見て機器の劣化につながる可能性があるため絶対に避けた方がいいと感じました。

 

1枚(175W)に減らしたら充電できた!その結果を公開

3枚直列では充電できなかったため、次はソーラーパネルを1枚(175W)だけにして同じポータブル電源に接続し直す再検証を行いました。

 

それぞれのスペックで考えると、

1枚のレノジー175Wパネルの出力電圧はおよそ18〜24V程度で、2台のポータブル電源のDC入力スペック(BLUETTI AORA10:12V〜28V、EcoFlow RIVER MAX:10V〜25V)の範囲内に収っているので充電できる

と思われます。

 

BLUETTI AORA10とEcoFlow RIVER MAXの充電状況

BLUETTI AORA10の検証結果は、

接続直後から常時70W前後で充電ができた

です。

AORA10を充電

 

パネルの定格出力は175Wあるにもかかわらず、70W程度しか受け取らないのは、BLUETTI AORA10のDC充電が最大100W制限のため、ポータブル電源側が自動で受電量を制御しているから。

AORA10の充電設定を「急速充電モード」に変更すれば120W~150Wでの充電が可能でした。

 

EcoFlow RIVER MAXの検証結果は、

100W~130W前後で変動しながら充電される

です。

リバーマックスの充電

 

こちらはDC充電の最大が200Wのため、175Wのパネルからより多くの電力を充電している状態です。

ただし、天候の関係で変動したり、175Wよりやや低い電力でしか充電できなかったと思われます。

 

安全装置(保護回路)が正しく機能している証拠

この検証でわかったことは、「ソーラーパネルの出力が許容値を超えていても、ポータブル電源側が自動で制限をかけてくれる」という点です。

パネルで175Wの電力が発電されていたとしても、「ポータブル電源側で受け取れる分の電力しか充電されない」と判明。

 

これはポータブル電源の内部に搭載された過充電・過電圧防止の保護回路が正常に働いている証拠です。

 

「スペックの範囲内」という条件を満たしていれば、他メーカー同士の組み合わせでもポータブル電源は自分で受け取る電力量を調整しながら、安全に充電を行ってくれることがわかりました。

 

他メーカー同士の組み合わせで充電するときの注意点と安全な方法

今回の検証結果から、他メーカーのソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせて使う際に押さえておくべきポイントをまとめます。

 

まず大前提として、ポータブル電源のDC入力スペックを必ず確認することが最重要です。

見るべき数値は「入力電圧の範囲(V)」「最大入力電流(A)」「最大入力電力(W)」の3つ。

接続するソーラーパネルの出力がこの範囲内に収まっているかどうかをチェックしてから接続するようにしてください。

 

同じメーカー同士の組み合わせが安心な理由

安全性を最重視するなら、同じメーカーのソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせるのが最も確実です。

同じメーカーであれば、パネルとポータブル電源の相性が保証されており、専用ケーブルで問題なく接続できる設計になっています。

 

他メーカー同士の組み合わせの場合、接続するためにMC4変換ケーブルを自分で用意する必要があり、スペックの確認も自己責任で行わなければなりません。

特に初心者の方は、まず同じメーカー同士の純正セット(ソーラーパネル+ポータブル電源)から始めるのがおすすめです。

 

チャージコントローラーやハイブリッドインバーターを使う方法

より安全で安定した運用を目指すなら、チャージコントローラーやハイブリッドインバーターを使う方法が理想的です。

 

チャージコントローラーはソーラーパネルからの電力を適切な電圧・電流に変換して蓄電池の充電やDC出力をすることが可能。

ハイブリッドインバーターは発電した電力の管理・分配をスマートに行う機器で、システム全体の安定性を高めることが可能な装置です。

 

我が家に導入したDIY太陽光発電システムでは、

チャージコントローラーを採用した12V太陽光発電システムとハイブリッドインバーターを採用した24V太陽光発電システムの2つを導入

しています。

 

12V太陽光発電システムがこちら

12V太陽光発電システム

 

24V太陽光発電システムがこちら

24V太陽光発電システム

 

 

チャージコントローラーで過充電・過電圧のトラブルを防ぎながら併用して蓄電池に貯めた電気を使うことで、

安定した電気でポータブル電源の充電

をしています。

 

DIY太陽光発電システムの導入方法ついてもっと詳しく知りたい!と感じてくれた方はこちらの記事を参考にしてみてください。

→ → → 「【太陽光発電システムを自作してみた】配線方法・費用・節電効果を徹底解説」記事はこちら

 

まとめ

最後に、この記事の内容を簡単に整理します。

 

今回の検証で明らかになったのは、他メーカー同士のソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせても、スペックが合っていれば充電は可能だということです。

ただし、スペックを超えた状態で接続すると充電できないだけでなく、機器を傷めるリスクもあるため、必ずDC入力の電圧・電流・電力の許容値を事前に確認しましょう。

 

今回の検証では、レノジー175Wを3枚直列(約525W・70V超)にした場合はBLUETTI AORA10・EcoFlow RIVER MAXともに充電不可でしたが、1枚(175W)に戻した状態ではBLUETTI AORA10で約70W、EcoFlow RIVER MAXで約120Wの安定した充電が確認できました。

ポータブル電源側の保護回路が正常に働き、許容値内で自動調整してくれることも確認できたのは、安心材料のひとつだったと感じています。

 

安全性を最優先するなら、同じメーカー同士の組み合わせ、またはチャージコントローラーやハイブリッドインバーターを経由した充電方法を採用してください。

 

今回の検証から

私ならリスクを冒してまで他メーカー同士のパネルとポータブル電源を直接接続する充電を行わない!チャージコントローラーのような制御装置を間に挟む

という結論に至りました。

 

自作太陽光発電システムをさらに深く活用したい方は、ぜひKindle書籍【DIY自作太陽光発電システム】を参考にしてみてください。

→ → → Kindle書籍「DIY自作太陽光発電システム」はこちら

 

実際に導入した私のいろんな経験が紹介されています。

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