DIYした太陽光発電で節電生活を送っているマメ父ちゃんです。
「ソーラーパネルとチャージコントローラーを接続するケーブルって何を使えばいいの?」
「蓄電池とインバーターを接続するケーブルには何を使えばいいの?」
太陽光発電DIYでケーブルの選定方法がわからないという方が多いのでないでしょうか。
結論から先に言うと、
ケーブルの選定はめちゃくちゃ重要。適当に選定すると「発熱」→「断線」→「電気事故」に繋がるので適切なケーブルを選定しなければならない
です。
我が家のDIY太陽光発電を運用を開始して4年以上経過していますが、安定して稼働しています。

定期的に発熱チェックしていますが、ケーブルが細くて発熱しすぎるといった事象は発生していません。
この記事では、ケーブルの選定方法を写真や図面を使ってわかりやすく解説しています。
太陽光発電のDIYに挑戦したい!と考えている方は是非参考にしてみてください。
この記事を読んでわかること
- DIY太陽光発電の構成機器
- ケーブルの選定方法
- 太陽光発電のメンテナンス方法
- DIY太陽光発電による我が家の節電効果
「サクッとケーブル選定をしたい!」は、ケーブルの太さ自動判定ツールを活用してください。
目次
DIY太陽光発電の構成機器
ケーブルの選定の考え方は接続する機器の種類や容量によって変わります。
なので、ケーブルの選定方法を解説する前に我が家のDIY太陽光発電の構成機器をご紹介します。
DIYで組み合わせた我が家の太陽光発電システム構成パーツ
- LiTimeバッテリー12V200Ah Plus
- RENOGYチャージコントローラー40A
- リョクエンインバーター2500W
- RENOGYソーラーパネル12V175W
- MC4コネクター型逆流防止ダイオード
実際にこれらの機器をケーブルで配線して電気を発電しています。
LiTimeバッテリー 12V200AhPlus
LiTimeバッテリーは、太陽光発電システムの蓄電池として使えるコスパ最強のバッテリーです。
安全に10年以上使える性能がありつつ、コスパがいいバッテリーが欲しい
という私の考えにピッタリ。

電気ケトルや電子レンジ、ドライヤーを使ってもほとんど発熱しません。

BMS(バッテリーマネジメントシステム)搭載で過放電・過充電・過電流・短絡などの問題が発生しても自動的に保護することが可能。
天候の関係で過放電と過充電となることが多いのですが、問題なく使えています。
「LiTimeのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーのリアルなレビュー」記事はこちら
チャージコントローラー
ソーラーパネルからの電力を効率よくバッテリーに蓄電するための必須アイテムです。
私が採用したのは、RENOGYチャージコントローラー40A。

MPPT方式で発電した電気を効率的にバッテリーに蓄電することが可能。
バッテリーの過充電、過放電を防止する機能も備わてっていて、太陽光発電システムの頭脳的に存在といえます。
LiTimeバッテリーとの相性も抜群で「ソーラーパネルでの発電量が多いとき」「電気を使いすぎてバッテリー残量が少ないとき」にチャージコントローラーがしっかり動作しバッテリーを守ってくれています。
『RENOGYのMPPTチャージコントローラーを使ってみた正直な感想』はこちら
インバーター
インバーターは、バッテリーのDC12VをAC100Vに変換する装置です。
バッテリーに蓄電した電気で家電を使いたいなら、インバーターは必須となります。
我が家で採用したのは、リョクエンインバーター2500W。
電気の仕事現場でリョクエン製インバーターを使っている人が多く悪い評判を聞いたことがないので、「インバーターはリョクエン製」と前から決めていました。
インバーター選びでは、メーカー選びよりも容量の選定の方がはるかに重要です。
容量が小さいと消費電力の大きい家電が使えず、容量を大きくすればするほどインバーターのサイズが大きくなり価格も高くなります。
私はバッテリーに蓄電した電気で、ドライヤーや電子レンジ、電気ケトルのような消費電力が大きい家電を使う計画をしていたので容量の大きいインバーターを採用。

インバーター2500Wのサイズ感は、12V200Ahのバッテリーより一回り小さいサイズです。
車のシガーソケットの電源を変換するインバーターと比較すると、かなり大きくなります。
容量が大きいのでドライヤーや電子レンジ、電気ケトルを使ってもインバーターがシャットダウンしたことは1度もありません。
『LVYUAN(リョクエン)インバーターの本気レビュー』記事はこちら
ソーラーパネル
ソーラーパネルは太陽光を電気エネルギーに変換するための装置です。
ソーラーパネルの容量と接続枚数で、発電できる電気量が変化します。
屋根上に設置したソーラーパネルはRENOGY175Wソーラーパネルが3枚です。

RENOGYチャージコントローラー40Aのスペック的に、175Wのソーラーパネルは3枚までが限界です。
もっと発電するためにソーラーパネルの枚数を増やしたいならチャージコントローラーの容量をアップさせる必要があるので注意しましょう。
私的に、
ソーラーパネルはどこのメーカーを選んでも違いは感じられない!!
というのが正直な感想です。
なので、最初はRENOGY製ソーラーパネルを導入したものの、現在はコスパ最強のLooopソーラーパネルを採用しています。
『Looopでんきのソーラーパネル使ってみた!レビューを紹介』記事はこちら
MC4コネクター型逆流防止ダイオード
MC4コネクター型逆流防止ダイオードは
「ソーラーパネルで発電した電気」 → 「チャージコントローラー」 → 「バッテリー」の順番に流れる電流の逆流を防ぐ
ことができます。
使い方は、既存のMC4コネクタに割り込ませるだけ。

逆流を防ぎ安全性アップしつつ発電効率もアップしてくれる優れものです。もっと詳しくMC4コネクター型逆流防止ダイオードについて知りたい!という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
「MC4コネクター型逆流防止ダイオードを導入してみた」記事はこちら
全ての機器を配線してポータブル電源を充電している様子がこちら

メーカーの異なる機器同士を組み合わせても仕様電圧やスペックの整合性がよければ問題ないことが実証されました。
思考錯誤しながら組み合わせたコスパ重視の太陽光発電の作り方をkindle書籍にまとめました。
費用を抑えつつ太陽光発電システムを導入したい!と考えている方は、ケーブルの選定方法と一緒にチェックしてみてください。
\リアルな失敗談や注意ポイントを紹介!太陽光発電DIYの説明書をチェック/
機器を繋ぐケーブルの選定方法
冒頭でも紹介していますが、ケーブルを適当に選定するのは非常に危険です。
もし、適当なケーブルを採用してしまうと「発電」→「断線」→「電気事故」に繋がる可能性があります。
ケーブル選定の基本
- 交流部分ではCVケーブルやVVFケーブル、直流部分ではH-CVケーブルやIVケーブル(1芯ずつ)
- 流れる電流より大きい許容電流のケーブルにする
基本を言われてもちょっと難しいですよね。。
ここからは接続する機器ごとにケーブル選定方法を解説していきます。
ケーブル① ソーラーパネルに接続するケーブルの選定

ソーラーパネルで発電した電気が流れるケーブルは、直流のため1芯づつのH-CVで、接続するソーラーパネル出力で太さを決定します。
これはネットで検索できるH-CVケーブルの許容電流一覧表です。

例えば、12V175Wのソーラーパネル(公称最大出力動作電流 (Imp)=8.5A)を2枚直列接続したパネルに配線するケーブルは、
1芯づつのH-CVケーブルで許容電流17A(8.5A+8.5A)以上の太さにしなければならないので、H-CVケーブル2mmを採用する
となります。
ケーブル② チャージコントローラーに接続するケーブルの選定

チャージコントローラーと蓄電池を接続するケーブルはチャージコントローラーに付属されているケーブルを採用しました。

写真の「チャージコントローラー」と表示されている細いケーブルが付属のケーブルです。
このケーブルには、チャージコントローラーで制御された蓄電池を充電するための直流の電気が流れます。
なので、チャージコントローラーで制御できる以上の大電流が流れることはありません。
ケーブル③ 蓄電池に接続するケーブルの選定

蓄電池とチャージコントローラーを接続するケーブルは、直流のため1芯づつのバッテリーケーブルで接続するチャージコントローラーの容量で太さを決定します。
導入したチャージコントローラーの容量は2500Wで、ケーブルには最大で200A程度(2500W÷12V)の電流が流れる可能性がある。

ただし、許容電流200A以上のケーブルはめちゃくちゃ太くなってしまうので導入は難しくなります。
なので、インバーターで使用する家電を考慮してケーブルの太さを選定しました。
たとえば、消費電力1500W程度の家電(ドライヤーや電子レンジ)を使用した場合、蓄電池とインバーターを接続するケーブルに流れる電流は110A程度(1500W÷12V)です。
そして、消費電力の大きい家電は長時間使い続けるわけではないので、ケーブルが発熱する前に使い終わることがほとんどだと思います。
これらの条件を考慮した上で、我が家では許容電流115Aの22spバッテリーケーブル(IV)を採用しました。

ケーブルの選定は「接続する機器」や「電気の種類」によって変わります。
安全性を考慮しすぎて太いケーブルにすればいいというものではありません。
ソーラーパネルを接続する枚数を増やす → ケーブルを流れる電流値が大きくなる → 太いケーブルを採用しなければならない → 費用が上がる
という問題が生じてしまいます。
発熱測定でセルフケアチェック
DIY太陽光発電の場合、ケーブルの選定が正しいのかどうかをチェックしてくれる人はいません。
間違ったケーブルを接続しても問題なく使い続けられることの方が多いと思います。
「頑張ってケーブルの選定をしたのに意味ないじゃん!」と感じると思いますが、無意味ではありません。
そもそもケーブルの選定は、
発電中にケーブルが異常発熱しないため
に行っています。
なので、太陽光の運用中にケーブルが異常発熱しなければケーブルの選定は正しかったと判断できます。
我が家ではセルフメンテナンスとして、定期的にサーモグラフィーで発熱確認を行っています。
ソーラーパネルの発熱確認

MC4コネクタの発熱確認

ブレーカーの発熱確認

機器の発熱確認

セルフメンテナンスの結果、
ケーブルが異常発熱したことはない。ケーブルよりもチャージコントローラーやブレーカーの方が発熱している
ことがわかりました。
温度測定の結果、ケーブルの選定が正しかったと感じています。
こちらの記事では、太陽光発電の発熱確認に欠かせないサーモグラフィーカメラのレビューを紹介しています。
\ これ1台で全ての機器の温度測定ができるサーモグラフィカメラ /
発電量と我が家の電気代
「頑張って太陽光発電を自作してどれくらい節電できるの?」という疑問が一番気になるところだと思います。
結論から言うと我が家のDIY太陽光発電は、
年間で5万円程度の節電効果が得られている
です。
( 今の節電生活を続けられれば、間違いなく10年以内で導入費用の元が取れてしまう。)
実体験をもとに具体的な数字でご紹介します。
発電量と節電効果の実績
私が最初に導入した容量1.5kWhのシステム(ソーラーパネル175W×3枚)の場合の発電量がこちらです。
快晴の日:110Ah×12V=約1.3kWh
曇りの日:50Ah×12V=約0.6kWh
天候によって発電量にムラはありますが、夜間の照明・テレビ・コンセント電源は常に発電した電気を活用できています。
月額1,400円程度の節電効果があり、15〜20年で導入費用の元が取れる計算です。
現在は24V太陽光発電システムを追加し、年間5万円から8万円の節電効果を実現。
我が家の電気代(2026年8月時点)
我が家の電気使用量と電気代がこちら


一番安い月の電気代は、たったの521円。
( 4人家族で521円は安すぎますよね! )
太陽光発電導入前の電気代は、夏場は8,000円、冬場は13,000円くらいかかっていました。
ですが今の電気代は、夏場は500円、冬場は8,000円しかかかっていません。
まとめ
太陽光発電をDIYする際のケーブル選定はとても重要です。
適当に選定してしまうと、電気事故に繋がる恐れがあります。
ケーブルの太さ自動選定ツールを使えば、太陽子発電の機器を入力するだけで簡単に適切なケーブルを選定することが可能です。
DIYレベルの太陽光発電でも年間5万円~8万円の節電が可能で、我が家の電気代は最も安い月でたったの500円。
太陽光発電を導入して電気代を大幅に節約しちゃいましょう。
\ケーブル選定は太陽光発電のDIYに必須/
